富士ゼロックスは、オフィス向けフルカラーデジタル複合機「ApeosPort-IVシリーズ」4機種注1および、「DocuCentre-IVシリーズ」4機種注2の計8機種を、2009年8月28日から発売する。
同社では、1999年制定の「エコロジー&セーフティビジョン」のもと、お客や社会の環境保全活動に貢献することにおいて世界トップクラスを目指し、活動を推進している。お客のオフィスや業務における環境負荷を見える化し、生産性向上などの価値・効用を提供しながら、省電力、省スペース、省資源など、環境負荷を統合的に削減するソリューション「オフィスのグリーン化プログラム」もあわせて提供しており、今回の省エネ効果の高い商品の開発により、環境への負荷を減らすオフィス環境の構築に、大きく貢献している。
今回の新商品は、新環境技術などを採用し、「国際エネルギースタープログラム」の適合基準であるTEC値注3(2.44kWh注4)を、従来機に比べ約75%低減注5し、業界トップ注6の省エネを実現している。
- トナーを紙に定着する部分に、発熱層として世界最薄(厚さ数ミクロン)の非磁性金属を有するIHベルトを採用。これにより、定着装置の予熱が必要なくなるため、プリント時以外に定着装置で要する消費電力ゼロ、世界最速3秒注7で立ち上がる新開発のIH定着技術注8を採用。
- エンジンの露光装置に加え、画像読み取り部分の光源に、LED(発光ダイオード)
を採用。従来、複合機へのLED採用は、明るさのムラや色のばらつきがあり、難しいとされていました。しかし、本商品では、光の拡散技術を応用して光源を均一化し、さらに、一台ずつ光の色を補正する技術により、安定した読み取り画質を維持しながら、LEDによる省エネを実現。
- 省エネ性能に優れた「EA-Ecoトナー」をオフィス向け商品に初めて採用。従来のEAトナーに比べて、定着温度を約20℃低下させることを可能にし、定着時における消費電力を約15%削減。
さらに、これらの3つの技術に加え、複合機本体を制御するコントローラー部分を改良することで、スリープモード時の消費電力を従来機の約6分の1注9に低減している。
また、「オフィスのグリーン化プログラム」は、富士ゼロックスが培った「ドキュメントマネジメント」のノウハウで、お客のオフィスにおける環境負荷軽減だけでなく、セキュリティリスク、トータルコストの低減に総合的に貢献する。今回のラインナップでの商品提供により、多くのお客において、更なる省エネ効果を発揮することが可能となり、「商品」と「使い方」の両面で、環境負荷の低減が期待できる。
勿論、「省エネ」だけでなく、「利便性」もさらに向上している。IH定着技術の 採用により、スリープモードから10秒以下注10で利用可能な状態になるため(従来機に比べ約78%短縮注11)、節電設定がされた状態であってもコピーやファクス、プリントの待ち時間が短縮でき、業務効率アップに貢献する。
今回のシリーズより外観を一新し、操作領域が集中する中央部にブルー色を配し、アクセス部への自然な誘導を行なうとともに、出力されたプリントの見やすさにも配慮している。操作パネルには、高精細表示が可能な8.5型のWVGAカラーTFTを使用し視認性を向上、また、パネルに傾斜を与え、車椅子からでも見やすいように配慮している。表示には、グラフィックを多用し、ボタンや文字を大きくすることで、押し間違いや迷いによる誤操作を抑止するなど操作性を向上している。
注1 |
ApeosPort-IV C2270(カラー25枚/分)、ApeosPort-IV
C3370(カラー35枚/分)、ApeosPort-IV C4470(カラー45枚/分)、ApeosPort-IV C5570
(カラー50枚/分) |
注2 |
DocuCentre-IV C2270(カラー25枚/分)、DocuCentre-IV
C3370(カラー35枚/分)、DocuCentre-IV C4470(カラー45枚/分)、DocuCentre-IV
C5570(カラー50枚/分) |
注3 |
プリンターや複写機などのオフィス機器における「概念的1週間(稼働とスリープ/オフが繰り返される5日間+スリープ/オフ状態の2日間)」の消費電力量(TEC消費電力量)(kWh) |
注4 |
ApeosPort-IV C4470の場合。C2270は1.15kWh
、C3370は1.68kWh、C5570は3.05kWh。 |
注5 |
ApeosPort-III C4405 PFST(TEC値 9.93kWh)との比較。 |
注6 |
カラー複合機
モノクロ分速25枚機、35枚機、45枚機、55枚機において。2009年7月現在。 |
注7 |
ApeosPort-IV C3370 / C2270の場合。 |
注8 |
IH定着技術紹介ホームページ http://www.fujixerox.co.jp/company/technical/ih_fuser/ |
注9 |
1.5W以下。従来機ApeosPort-III C4405
PFST(スリープ時消費電力10W)との比較による。 |
注10 |
ApeosPort-IV C3370 / C2270の場合。ApeosPort-IV
C5570 / C4470は15秒。 |
注11 |
ApeosPort-III C4405 PFST(スリープモードからの復帰時間
45秒)との比較による。 |
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<本体>
商品名 |
標準価格(税別) |
備考 |
DocuCentre-IV C2270 P |
1,290,000 円 |
コピー・プリント機能搭載 |
DocuCentre-IV C2270 PFS |
1,750,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C3370 P |
1,540,000 円 |
コピー・プリント機能搭載 |
DocuCentre-IV C3370 PFS |
2,000,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C4470 P |
1,890,000 円 |
コピー・プリント機能搭載 |
DocuCentre-IV C4470 PFS |
2,350,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C5570 PFS |
2,700,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C2270 PFS |
2,200,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C3370 PFS |
2,450,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C4470 PFS |
2,800,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C5570 PFS |
3,150,000 円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
<主なオプション>
商品名 |
標準価格(税別) |
大型カラー操作パネル |
200,000 円 |
フィニッシャーA1 |
120,000 円 |
フィニッシャーB1 |
260,000 円 |
フィニッシャーC1 |
450,000 円 |
中とじフィニッシャーC1 |
500,000 円 |
大容量給紙トレイ(1段) |
180,000 円 |
Gigabitイーサネットボード |
40,000 円 |
USBメモリー保存キット |
20,000 円 |
イメージ圧縮キット |
75,000 円 |
サーチャブルPDFキット |
50,000 円 |
IPファクス(SIP)キット |
20,000 円 |
<ApeosPort-IV C5570 / C4470、DocuCentre-IV C5570 / C4470>
[黒モード] |
[カラーモード] |
1,000枚まで
1,001枚〜5,000枚
5,001枚以上 |
8.5 円
7.0 円
6.5 円 |
1,000枚まで
1,001枚〜3,000枚
3,001枚以上 |
45 円
40 円
35 円 |
[最低プリント料金] 8,500 円 |
<ApeosPort-IV C3370、DocuCentre-IV C3370>
[黒モード] |
[カラーモード] |
1,000枚まで
1,001枚〜3,000枚
3,001枚以上 |
8.5 円
7.5 円
7.0 円 |
1,000枚まで
1,001枚〜3,000枚
3,001枚以上 |
45 円
40 円
35 円 |
[最低プリント料金] 6,800 円 |
<ApeosPort-IV C2270、DocuCentre-IV C2270>
[黒モード] |
[カラーモード] |
1,000枚まで
1,001枚〜3,000枚
3,001枚以上 |
8.5 円
7.5 円
7.0 円 |
1,000枚まで
1,001枚〜3,000枚
3,001枚以上 |
45 円
40 円
35 円 |
[最低プリント料金] 2,550 円 |
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