富士ゼロックスは、オフィス向けフルカラーデジタル複合機「ApeosPort-IVシリーズ」3機種注1および、「DocuCentre-IVシリーズ」3機種注2の計6機種を、2011年1月17日から発売する。
ApeosPort-IV C7780 / C6680 / C5580
DocuCentre-IV C7780 / C6680 / C5580に関する詳細情報
今回の商品は、2010年4月より施行された「改正省エネ法」や「東京都環境確保条例(都条例)」などによる、お客のオフィスでのCO2排出量削減ニーズが高まる中、お客の出力環境を見える化し、利用実態にあわせた出力機器の最適配置や紙の電子化による出力枚数を見直す業務改善提案を行なう「出力環境最適化ソリューション」をさらに加速する。
- 最大カラー出力速度70枚/分(A4ヨコ片面)注3・「カラー1パス両面読み取り」機能搭載等によるカラースキャンスピード両面200ページ/分(A4ヨコ)の高い生産性と
- カラーオンデマンド機と同等の高画質(出力解像度2400dpi)を備えながら、新開発の環境技術の採用等により、TEC値注4を従来機に比べ約29%低減注5(8.14kWh)し、クラストップ注6の省エネを実現。
さらに、これらの高画質・高生産性に加え、本体内蔵トレイ1でのA3ノビサイズ対応などにより、市販の裁断機と組み合わせることで、印刷物と同等のフチなしの仕上りが可能になり、効果的な販促物の内製化を支援するソリューションも提供する。
新開発の技術
複合機で初の部分的な通電制御を実現した「スマート節電技術」
節電モードから復帰する際に、「原稿読み取り装置」「操作パネル」「出力装置」「コントローラー」の使用する部分にのみ通電させる「スマート節電技術」を新たに採用。スキャンやファクス送信時は、「出力装置」に通電しないため、従来機注7と比較して約7割の節電注8効果がある。また従来機注7では節電解除ボタンを押してから操作可能になるまで約20秒かかっていたが、節電復帰制御の最適化により、わずか2秒で操作可能に。これにより、利便性を保ちつつ、利用実態にあった電力低減が可能になり、オフィス全体の省エネに大きく貢献する。さらに、節電解除時に使わない装置への余分な通電を行なわないため、不要な起動音の発生を抑えることが可能となり、オフィスの騒音も低減できる。
省エネと高生産性を両立させた新たな原稿読み取り装置
原稿読み取り部分の光源に「パワーLEDランプ」を新採用。従来機注7のキセノンランプと同等の明るさ実現すると同時に約77%の電力を低減する。
また従来、両面カラー原稿の読み取り時は、原稿を3回、装置内部で走行させる必要があったが、原稿裏面読み取り部分に「カラー対応密着型イメージセンサー」を採用し、「カラー1パス両面読み取り」を可能とした。これにより、一回の走行で原稿の両面をセンサーに接触させずに読み取れるため、原稿をいためずに高速スキャンすることが可能となった。さらに、新たに開発した「両面画像高速転送技術」により、読み込んだ画像データを従来の2倍のスピードで処理する。
これらの新技術により、カラー両面200ページ/分(A4 ヨコ)の高速スキャンが実現し、従来機注7の5倍以上のスキャン生産性を発揮する。
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- 注1
- ApeosPort-IV C5580(カラー50枚/分:A4ヨコ片面)、ApeosPort-IV
C6680(カラー60枚/分:A4ヨコ片面)、ApeosPort-IV C7780(カラー70枚/分:A4ヨコ片面)
- 注2
- DocuCentre-IV C5580(カラー50枚/分:A4ヨコ片面)、DocuCentre-IV
C6680(カラー60枚/分:A4ヨコ片面)、DocuCentre-IV C7780(カラー70枚/分:A4ヨコ片面)
- 注3
- ApeosPort-IV C7780、DocuCentre-IV C7780において。
- 注4
- プリンターや複写機などのオフィス機器における「1週間の標準消費電力量」をさす。稼働とスリープが繰り返される5日間+スリープ状態の2日間における消費電力量の測定により算出される。
- 注5
- ApeosPort-III C7600、DocuCentre-III C7600(TEC値 11.52kWh)との比較。
- 注6
- カラー連続出力速度70枚機クラスの場合。
- 注7
- 従来機 ApeosPort-III C7600 / C6500(カラースキャン両面読み取り速度36ページ/分:A4ヨコ片面)との比較による。
- 注8
- スマート節電ONとスマート節電OFFとの比較。
エネルギースターに準拠した評価において、プリントジョブの代わりにスキャンジョブを実施した場合。
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標準価格
本体
商品名 |
標準価格(税別) |
備考 |
DocuCentre-IV C5580 |
2,880,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C6680 |
3,680,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C7780 |
4,200,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C5580 LUI |
3,080,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C6680 LUI |
3,880,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
DocuCentre-IV C7780 LUI |
4,400,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C5580 |
3,380,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C6680 |
4,180,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C7780 |
4,700,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C5580 LUI |
3,580,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C6680 LUI |
4,380,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C7780 LUI |
4,900,000円 |
コピー・プリント・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C7780 G4対応モデル |
5,050,000円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
ApeosPort-IV C7780 LUI G4対応モデル |
5,250,000円 |
コピー・プリント・ファクス・スキャン機能搭載 |
主なオプション
商品名 |
標準価格(税別) |
大型カラー操作パネル |
200,000円 |
フィニッシャーC2 |
470,000円 |
中とじフィニッシャーC2 |
520,000円 |
10ビン出力装置付き中とじフィニッシャーC |
640,000円 |
中とじフィニッシャーD2P |
880,000円 |
大容量給紙トレイ(1段) |
180,000円 |
大容量給紙トレイB1-S |
450,000円 |
Gigabitイーサネットボード |
40,000円 |
USBメモリー保存キット |
20,000円 |
イメージ圧縮キット |
75,000円 |
サーチャブルPDFキット |
50,000円 |
IPファクス(SIP)キット |
20,000円 |
トータルサービス契約
ApeosPort-IV C7780、DocuCentre-IV C7780
[黒モード] |
[カラーモード] |
1,000枚まで
1,001枚~5,000枚
5,001枚以上 |
8.5円
7.0円
6.5円 |
1,000枚まで
1,001枚~3,000枚
3,001枚以上 |
45円
40円
35円 |
[最低プリント料金] 15,500円 |
ApeosPort-IV C6680、DocuCentre-IV C6680
[黒モード] |
[カラーモード] |
1,000枚まで
1,001枚~5,000枚
5,001枚以上 |
8.5円
7.0円
6.5円 |
1,000枚まで
1,001枚~3,000枚
3,001枚以上 |
45円
40円
35円 |
[最低プリント料金] 15,500円 |
ApeosPort-IV C5580、DocuCentre-IV C6680
[黒モード] |
[カラーモード] |
1,000枚まで
1,001枚~5,000枚
5,001枚以上 |
8.5円
7.0円
6.5円 |
1,000枚まで
1,001枚~3,000枚
3,001枚以上 |
45円
40円
35円 |
[最低プリント料金] 8,500円 |
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主な特長
環境対応強化
使わない部分に通電せず電力をセーブ
新開発の「スマート節電技術」により、部分的な通電制御を導入した。スリープモードからの復帰時、複合機全体を通電することなく、新たに使用する機能だけを通電する。使わない部分に電気を通さないことで、お客に負荷をかけずに電力消費量を低減する。スキャンやファクス送信時は、出力装置に通電しないため25%注9の節電が可能。
- 注9
- 弊社測定条件でのスマート節電ONとスマート節電OFFとの比較。
読み取り部の光源にパワーLEDを採用
キセノンランプと同等の明るさを約1/4の電力で実現する「パワーLED」を採用。CCD注10の感度アップと合わせて、従来同等以上の画質で読み取り速度を1.5倍高速化し、カラースキャン速度を前任機注11の50枚/分から100枚/分に向上。
- 注10
- Charge Coupled Device
- 注11
- ApeosPort-III C7600 / C6500、DocuCentre-III C7600 / C6500。
EA-Ecoトナーの採用
従来よりも溶け始めの温度が低い素材成分を配合した「EA-Ecoトナー」を採用。定着にかかる消費電力を低減しながら、光沢感に優れた画質を提供する。
マニュアルの電子化で紙の使用を低減
従来は紙で提供してきた「ユーザーズガイド」や「管理者ガイド」を電子マニュアルで提供することで、1台あたり約1,300ページ分の紙の使用を削減し、省資源に貢献する。
利便性強化
高速スキャンを実現するカラー1パス両面読み取り搭載
カラー同時両面200ページ/分の高速スキャン
カラー、モノクロともに両面分速200ページ注12、の高速スキャンを実現。また、自動両面原稿送り装置には原稿を最大250枚まで積載でき、多量の紙文書もスピーディに電子化可能。
- 注12
- 当社標準原稿(A4ヨコ)、200dpi、親展ボックスまで。
省スペース&簡単操作
機械サイズを抑えたまま、本体トレイ1に最大で、330×457mmまでの用紙をセットできる。A3サイズいっぱいに引かれたデザインも、白フチなく仕上げられるようになる。また、給紙トレイは取っ手を持つだけで、力をかけずに引き出せるようにし操作性も高めている。
コピー/プリント機能強化
3つのラインアップ
出力速度注13カラー分速50枚(モノクロ分速55枚)からカラー分速70枚(モノクロ分速75枚)まで、スピード別に3つのラインアップを用意。プリントオンデマンド機にも搭載されているエンジンの採用で、カラー70枚/分注14の高い生産性を発揮する。
- 注13
- A4ヨコ。
- 注14
- ApeosPort-IV C7780、DocuCentre-IV C7780の場合。
便利機能
スピーカーから流れる音声により、基本的なコピーやファクス、スキャナー(ボックス保存)の操作が簡単に行なえる「音声ナビ」注15を用意。また、通常のコピー画面のほかに、基本的な設定項目だけを表示する「らくらくコピー画面」や「らくらくファクス画面」注16を装備し、用途に応じて使い分けが可能。プリンタードライバーでは、文書中の赤文字を自動的に網かけしたり下線を引いたりすることができるカラーユニバーサルプリントにも標準で対応し、文書の意図をより明確化できるとともに、色弱の方にも優しい文書作りが可能になる。
- 注15
- オプション。
- 注16
- オプション。ファクスキット2が必要。
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