リコーは、A0/A1判対応デジタルフルカラー広幅複合機の新製品として「RICOH MP CW2200/CW1200シリーズ」の2シリーズ4モデルを発売する。
新製品は、リコーのプリンターのラインアップで好評を博している「GELJETテクノロジー」をベースにして、プロッター機能、スキャナー機能、コピー機能を搭載した大判対応の本格的複合機で、モノクロ毎分3.2枚、フルカラー毎分1.1枚(共にA1ヨコ)*1と高速出力を実現している。また、印刷時の平均消費電力は約120Wと低消費電力を実現し、環境負荷の低減とオフィスの省エネに寄与する。この他にも、フルカラーネットワークスキャナーや大型フルカラータッチパネルの搭載、各種ソリューションとの連携などにより、業務効率の向上に貢献する。これらの特徴により、建設業、製造業、官公庁をはじめ、図面、パース図、ポスター、地図などを扱うお客を中心に拡販していく。
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なお、今回の新製品から、複合機のファミリーネームである「imagio(イマジオ)」の名称を使用せず、「RICOH MP」に変更する。さらに今後は、複合機以外にも製品ごとのファミリーネームの使用を順次終了し、リコーの製品/サービスの名称の頭に「RICOH」を付けて展開する。
<新製品 RICOH MP CW2200/CW1200シリーズ の主な特徴> 1.設計業務に適した高い生産性を実現 ・ RICOH MP CW2200はモノクロ毎分3.2枚、フルカラー毎分1.1枚(共にA1ヨコ)*2の高速出力を実現。特にモノクロ図面の出力が多い設計業務の生産性向上に大きく貢献する。 ・ また、スリープモードからの復帰時間は7秒と、小部数の出力が多い場合でも、高い生産性を発揮する。 2.省エネ設計により、優れた環境性能を実現 ・ GELJETテクノロジーの採用により、低消費電力を実現。スリープモード時の消費電力は約1.3W、印刷時平均約120Wと、環境負荷の低減とオフィスの省エネに寄与する。 ・ 「バイオマスマーク」、「エコマーク」の取得、「グリーン購入法」および「国際エネルギースタープログラム」への適合など、各種基準をクリアしている。 ・ RoHS指令(EU有害物質削減指令)にも対応しており、規制物質の使用規制に適合している。 3.ネットワークスキャナーの搭載により紙文書の電子化を促進 ・ 赤入れ図面や地図や写真の入った図面など、さまざまな大判ドキュメントをフルカラーで読み取ることが可能。スキャンした図面データは、ネットワーク上の共有フォルダーなどへの配信や本体に挿入したUSBメモリーやSDカードへパソコンレスで直接保存することができ、簡単に紙文書の電子化を実現する。 ・ 「JPEG 2000」によるデータ圧縮技術の採用により、データ容量が小さい「高圧縮PDF」データ*3に変換することが可能。これにより、大判図面でもフルカラーのまま電子化を促進する。 4.ユーザビリティに配慮した優れた操作性を実現 ・ 8.5インチの大型フルカラータッチパネルを搭載。コピー、プリンター、スキャナーなどの基本機能をアイコン化してホーム画面に表示できるほか、また、よく使う機能を登録/アイコン化することもでき、設定した内容はワンタッチで呼び出すことが可能。 ・ 標準の1段給紙ロールユニットに加え、オプションで2段目のロールユニットを装備することが可能。用紙サイズや紙種の変更による用紙交換の手間を軽減できる。 5.業務効率の向上に貢献するソリューション連携 ・ パソコンのフォルダー構造を複合機の操作パネル上に表示し、指定のフォルダーにファイル名を付けて図面を保存することができる「imagio カンタン文書登録 V2(別売)」に対応*4。 ・ 印刷ジョブを一旦本体に蓄積し、操作パネル上の利用者それぞれの「私書箱」で確認してから印刷を開始する「imagio カンタン私書箱プリント(別売)」に対応*4。これにより、ミスプリントや印刷物の取り違え、混入、放置などを防ぐ。 |
*2 プリンター・高速モードで普通紙に本体給紙部から出力した場合。RICOH MP CW1200シリーズは、モノクロ毎分3.0枚、フルカラー毎分1.0枚(共にA1タテ)。 *3 画像によって圧縮率は異なる。 *4 2013年冬対応予定。 |