リコーは、一般財団法人新エネルギー財団主催の「新エネ大賞」※において、「新エネルギー財団会長賞」を受賞した。 今回の受賞は、リコー環境事業開発センター(静岡県御殿場市)の「地域連携による木質バイオマスエネルギーの地産地消モデル構築と普及活動」に対するもの。
リコー環境事業開発センターでは、近隣の箱根山系から林業業者が切り出した間伐材を、御殿場市の公共施設管理運営会社が仕入れてチップ化したものを購入し、木質バイオマスボイラーで燃焼させ、センター内の空調・給湯に利用するという、木質バイオマスエネルギーの地産地消モデルの運用を2016年より開始している。
今回の受賞で評価されたポイントは下記の通り:
- 市が推進している「モデルフォレスト事業」における森林間伐材の有効利用などに関する先行事例となるべくバイオマスボイラー2基(合計 700kW)を自社に導入し、空調・給湯エネルギーに活用している。
- 地域を代表する企業の一つとして、地方公共団体や林業関係者と連携し、森林伐採計画から間伐、チップ化、エネルギー利用までのスキームの一環として活動している。
※ 本表彰制度は、新エネルギーの一層の導入促進と普及及び啓発を目的に、新エネルギーに係る商品及び新エネルギーの導入、あるいは普及啓発活動うち、優れたものを表彰するもので、今回が22回目の開催となる。 |
関連リンク 一般財団法人新エネルギー財団 平成30年度 新エネ大賞 決定 |