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ニュース 業界情報 2019年4月
 

2019-4-24

富士通が「攻めのIT経営銘柄2019」に選定
デジタル革新の実現に向けた取り組みが評価され、3年連続で選定

 富士通はこのほど、経済産業省と東京証券取引所が選定する「攻めのIT経営銘柄2019」に選定された。

 「攻めのIT経営銘柄」は、中長期的な企業価値の向上に向けて戦略的なIT活用に取り組む企業を、東京証券取引所の上場会社の中から業種区分ごとに選定するもの。
 今回、富士通は「デジタル革新へのアプローチ」、「つながるサービスを実現する商品群」、「デジタル革新を推進する基盤となる情報システム構築の取り組み」が高く評価され、電気機器業種の中から3年連続で選定された。

 ICTの急速な進展により、産業構造やビジネスモデルがかつてないスピードで変革する中、同社は今後も、中長期的な企業経営の視点から、企業価値の向上や競争力の強化に結びつく戦略的な「攻めのIT 経営」に取り組んでいく方針。
 また、社内実践の成果やノウハウをソリューションやサービスに反映し、デジタル革新のパートナーとして、お客様の「攻めのIT経営」に貢献していきたい考え。

 攻めのIT経営に向けた取り組み
  1. デジタル革新へのアプローチ

    デジタル革新はあらゆる分野で加速しており、戦略企画の段階からすでに実行のステージへと移行しているお客様も増加している。富士通は、クラウドをはじめ、モバイル、IoT、アナリティクス、セキュリティ、AI(人工知能)などの最先端ICTを取り入れ、世界中のお客様のテクノロジーパートナーとして、共創によるデジタル革新に取り組んでいる。

  2. 「つながるサービス」を実現する商品群

    富士通は、柔軟性と拡張性を兼ね備えたハイブリッドICTを実現する製品とサービスを幅広く提供している。さらに、これまで培ってきた高い信頼性を実現する技術やデジタル技術をそれらと組み合わせることで、システム全体のセキュリティや安定性を担保しつつ、あらゆるモノをつなぎ、データを学習してインテリジェンスやつながりを生み出す「つながるサービス」を提供している。

  3. デジタル革新を推進する基盤となる情報システム構築の取り組み(データ駆動型経営の基盤構築)

    富士通グループは、社内の様々なレガシーシステムを自社クラウド基盤(「FUJITSU Cloud Service for OSS」)へ移行するとともに、経営に関する多様なデータをグローバル規模で収集し、様々な観点から可視化、分析する、データ駆動型経営のシステム基盤を構築している。今後、他のクラウドサービスも組み合わせたマルチクラウドの基盤へと拡張し、社内外の優れたデジタル技術を最大限に生かせるシステムにすることで、より高度な経営分析や予測を可能にする。


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2019-4-24

キヤノンUSAがENERGY STAR®アワード2019で
最高位の賞「Partner of the Year - Sustained Excellence」を2年連続受賞

 キヤノンのグループ会社であるキヤノンUSAは、米国環境保護庁(EPA)が主催するENERGY STAR®アワード2019において、省エネルギー化を推進し温室効果ガスの排出を抑制した貢献が認められ、「Partner of the Year - Product Brand Owner」に4年連続で選出された。さらに、継続した取り組みが評価され、最高位の賞である「Partner of the Year - Sustained Excellence」を昨年に続き2年連続で受賞した。

ENERGY STAR Award 2019ロゴマーク 


 キヤノングループは、ENERGY STARを20年以上にわたって推進しており、高熱効率のトナー定着方式であるIH(Induction Heating)定着方式やオンデマンド定着方式、スリープ/スタンバイモードにおける消費電力の低減、近づく人を検知して自動的にスリープモードから復帰させる人感センサーなどの技術の搭載により、省エネ性能と使いやすさを両立した製品の開発・製造・販売に取り組んできた。オフィス向け複合機の「imageRUNNER ADVANCE」やインクジェットプリンター「PIXUS」をはじめとした多くの製品がこれまでにENERGY STARの認定を受けている。このような製品を通じ、キヤノンUSAが顧客やビジネスパートナーの省エネ意識の向上、省エネ活動の推進に貢献したことが認められ、今回の受賞に至った。

 キヤノンUSAの「Partner of the Year - Product Brand Owner」の受賞は、2010年、2016年、2017年、2018年に続いて5回目で、4年連続となる。2019年は、これまでの継続した取り組みが評価され、2018年に続き2年連続で最高位の賞である「Partner of the Year - Sustained Excellence」を受賞した。「Sustained Excellence」は、「Partner of the Year」を複数回連続して受賞した企業だけが選考の対象となるもの。

 キヤノンは今後も、環境ビジョン「Action for Green」のもと、技術革新と経営効率の向上により、豊かな生活と地球環境が両立する社会の実現を目指し、「つくる」「つかう」「いかす」という製品ライフサイクル全体で、環境負荷の削減に取り組んでいく方針。

ENERGY STAR®とは

米国環境保護庁(EPA=Environmental Protection Agency)が定めるオフィス機器の国際的な省エネルギー制度で、日本なども採用しており、一定の省エネルギー基準をクリアした製品にロゴマークの表示が認められている。




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2019-4-23

リコーインダストリアルソリューションズとゼノアック
牛群管理システムの販売協業契約を締結
~センシング技術による可視化システムと現場目線の改善提案で農場の効率化を支援~


 リコーインダストリアルソリューションズと日本全薬工業(代表取締役社長:福井 寿一、以下ゼノアック)は、2019年4月、畜産農家向け牛群管理システム「RICOH CowTalk」の販売に関する協業契約を締結した。「RICOH CowTalk」は2019年夏頃の正式発売を予定している。


 
「RICOH CowTalk」概要図

 背景

 日本の畜産農家の減少は牛の頭数減少の3倍近いスピードで進んでおり、農家一戸当たりの飼養頭数は3割増となっている。環太平洋経済連携協定(TPP)をはじめとした国際環境の変化により、競争力向上と消費者への安全・安心な牛肉、乳製品の提供の両立が求められる畜産農家にとって、目の行き届かない時間であっても現場の情報を把握し、損失低減および業務効率化することが急務となっている。

 協業の狙い

 リコーインダストリアルソリューションズは2018年8月に畜産分野への参入を発表して以降、製品発売に向けた研究開発、実地検証を進めてきた。同活動の経験・成果と産業分野で培ったセンシング・コンピューティング技術を活かし高品質・高信頼性な首輪型センサーとAI(機械学習モデル)を搭載したクラウドアプリを開発していく。

 ゼノアックは現場に入り込んだ営業スタイルを活かし、同システムの販売・導入から活用による業務の改善提案にいたるまで、総合的にサポートする。また同社が得意とする畜産農家・獣医師との三位一体となった活動を強化し、現場の生産性向上に取り組む。

 両社は、先進的かつ現場起点の開発力と、動物用医薬品における国内トップシェアの販売網の融合により、畜産農家の課題解決に向けたシステム導入を目指す。

 システムについて

 同システムは、首輪型センサーから取得した加速度データを、クラウド上のAI(機械学習モデル)を用いて3つの活動情報(反芻/活動/静止)に分類し、専用アプリを介してスマートフォンをはじめとするユーザー端末に表示・通知するもの。牛の活動情報を24時間測定することで、個体ごとの体調変化や悪化兆候の見逃しを防止し、経営損失の低減に貢献する。

 また、日々の作業内容や飼育状態の記録など、これまで口頭や手書きで行っていた業務管理を、牛の活動情報とあわせて専用アプリで一元管理することで、業務の見落としを防ぎ、作業を効率化する。作業者が操作する専用アプリは、機能を必要最小限に絞り込んでシンプルに、スマートフォンの操作に抵抗のある方にも使い易く、現場の毎日に寄り添う「かんたん」で分かりやすい操作性を実現している。

 今後の展望

 リコーインダストリアルソリューションズとゼノアックは、公的機関や畜産業界キープレイヤーとの連携を強化し、畜産現場を中心としたITシステムおよびデータサービスを提供することで、良い食と新たな畜産の未来に貢献していく考え。

 詳しくはこちらhttps://industry.ricoh.com/solutions/farm-sensing/




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2019-4-16

新たな事業領域の創出に向けてAIスタートアップの活動を支援
AI/SUMにスポンサーとして協賛、出展
~コニカミノルタ


 コニカミノルタは、国内外の専門家、政策当局者や関連企業、スタートアップが集結し、AIが今後我々の社会にもたらす様々なインパクトを探るイベント、AI/SUM(アイサム)にシルバーパートナーとして協賛する。サミット初日のパネルディスカッションでは常務執行役の市村雄二が登壇する。またコニカミノルタのAI、IoT事業部門が本イベントに出展し、新たなサービスや活動を提案する。

 1)パネルディスカッション登壇予定

 タイトル: 世界を席巻するMade AI Japan!
 AI/SUM初日4月22日(月)、常務執行役 市村 雄二が登壇する。

 <概要>

 日本独自のAIが注目され始めている。その強み、特長は何か。どんな形で社会、世界に広がっていくのか。Made AI Japan の潜在力と可能性を議論する。

 ※パネルディスカッションへの参加はAI/SUMページより申込み(有料)が必要。

 2)展示について

 コニカミノルタブースは、丸ビル1F MARUCUBE のオープンスペースにて出展する。

  • AI外観検査ソリューション(Image Analytics)
  • AI音響解析ソリューション(Sound Analytics)
  • People Analyticsを活用した人事のデジタルトランスフォーメーション
  • Microsoft Workplace Analytics × Workplace Hub × MOBOTIXカメラによるオフィス生産性向上



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2019-4-11


キヤノン財団 設立 10 周年を契機に研究助成プログラムを一新


 一般財団法人キヤノン財団(所在地:東京都大田区下丸子 3-30-2、理事長:吉川弘之/日本学士院会員、東京大学名誉教授・元総長、以下「キヤノン財団」)は、2019 年度 4 月の募集より、研究助成プログラムを一新する。

 【キヤノン財団の 10 年間の活動について】

 キヤノン財団は、キヤノン株式会社の創立 70 周年を記念して 2008 年 12 月に設立され、科学技術の研究に対する助成・支援を行うことにより、人類の持続的な繁栄と幸福に貢献することを目的としている。
 この 10 年間、「産業基盤の創生」と「理想の追求」という 2 つの研究助成プログラムを設け、全国の大学および大学院、大学共同利用機関、高等専門学校、その他公的研究機関等に勤務する研究者を対象に、研究助成を行ってきました。助成実績の累計は、二つのプログラムを合わせて、助成件数 163 件、助成額は約 28 億 3 千万円となった。

 【新しい研究助成プログラムについて】

 2019 年度募集より、「善き未来をひらく科学技術」、「新産業を生む科学技術」という以下の二つの新しいプログラムを設定した。

 1. 「善き未来をひらく科学技術」
 未来社会の新しい価値を実現する、あるいは科学技術が発展する過程で生み出してきた課題を解決するための革新的な科学技術研究への助成を行う。研究者独自の視点、常識にとらわれない発想によって複雑化する課題の核心に迫るような研究に挑戦していただく。環境、エネルギー、資源、情報、生命、安全、健康、食料などさまざまな領域が関係し、そこで生まれる複合的な課題が対象になることが想定される。

 2.「新産業を生む科学技術」
 世の中でまだ認知されていない産業を生み出す可能性をもつ、未開拓の科学技術研究への助成を行う。産業化される時期は 20 年 30 年後であっても、独自の発想に基づき将来における産業の核、イノベーションの基となるような研究を取り上げ、高い目標をたてて 3 年間思い切った挑戦をしていただく。世界的・国家的な産業だけでなく、地域の産業創生に貢献する科学技術研究も対象となる。




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2019-4-3

キヤノンが世界的に権威のある「TIPAアワード」を25年連続で受賞
~デジタルカメラと交換レンズ3機種の計4機種が最優秀賞に~

 キヤノンのデジタルカメラ1機種と交換レンズ3機種の合計4機種が、世界的に権威のある写真・映像関連の賞「TIPAアワード 2019」において、最優秀賞を受賞した。これにより、キヤノンは25年連続で「TIPAアワード」を受賞したことになる。

「TIPAアワード 2019」最優秀賞受賞製品(4件)

 
EOS RP
 

RF50mm F1.2 L USM


EF-M32mm f/1.4 STM
(国内名称:EF-M32mm F1.4 STM)
 

EF400mm f/2.8L IS III USM
(国内名称:EF400mm F2.8L IS III USM)
 
受賞部門 受賞製品
Best Full Frame Camera Advanced EOS RP
Best Mirrorless Prime Standard Lens RF50mm F1.2 L USM
Best APS-C Mirrorless Prime Lens EF-M32mm f/1.4 STM
Best DSLR Professional Prime Lens EF400mm f/2.8L IS III USM


 【「TIPAアワード」とは】

 「TIPA(Technical Image Press Association)」は、欧州を中心とした14カ国・地域のカメラ、ビデオなどの分野における主要な専門誌、30誌が加盟している業界団体。
 「TIPAアワード」は、同団体が毎年、過去1年間に発表された写真・映像関連製品の中から、革新性・技術力・デザイン・使いやすさなどの観点で選定した、その年を代表する優れた製品・技術に対して贈られる賞です。1991年にスタートして以来、今年で29年目を迎えた。
 キヤノンは、1992年に初めて受賞した一眼レフカメラ「EOS 100」から数え、今回の受賞を含め、さまざまな製品・技術において、これまでに27回(年)・91賞を受賞している。



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2019-4-3

「RICOH GR III」と「RICOH THETA Z1」がTIPAの
「BEST EXPERT COMPACT CAMERA」、「BEST 360° CAMERA」を受賞

 リコー、リコーイメージングは、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR III」(2019年3月発売)ならびに360°カメラ「RICOH THETA Z1」(近日発売予定)が、欧州の権威ある写真・映像関連の賞 "TIPA AWARDS 2019"に選ばれたことを発表した。

 TIPA(Technical Image Press Association)は、欧州を中心とする14の国と地域で発行しているカメラ・映像関連専門誌の編集長とテクニカルエディターによって構成される団体で、毎年、映像関連製品の中からカテゴリー別に最も優れた製品を選出している。今年度は、「RICOH GR III」が「ベスト エキスパート コンパクトカメラ」部門で、「RICOH THETA Z1」が「ベスト 360°カメラ」部門でそれぞれ最も高い評価を受け、受賞が決まった。



RICOH GR III
 

RICOH THETA Z1




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