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ニュース 業界情報 2019年6月
 


2019-6-27

京都市をFieldにSDGsを考え、行動し、発信する
「京都 産学公SDGsプロジェクト」を発足
~産学公の連携により、持続可能な魅力あふれた街づくりを実践~


 京都大学学際融合教育研究推進センター所属「超SDGs研究ライトユニット(正式名称:調和ある地球社会研究ライトユニット)」と京都市、日本たばこ産業、リコーは、SDGs先進都市である京都市をFieldに産学公が連携し、SDGsの達成に向けてともに考え、行動し、発信する「京都 産学公SDGsプロジェクト」を2019年6月27日に発足した。

 本プロジェクトは、学者や企業の研究者などが学術研究を行う「超SDGs研究ライトユニット(正式名称:調和ある地球社会研究ライトユニット)」と、SDGsの社会実装を目指す「京都超SDGsコンソーシアム」、SDGsに関する情報交換や議論を行う「講義・セミナー」の3つの活動を推進するもので、京都大学において同日開催する「京都大学≪超≫SDGsシンポジウム/サイエンスアゴラ in 京都」は、本プロジェクトに基づく取り組みの第一弾となる。

 今後は、趣旨に賛同し、本プロジェクトに参加する企業・団体を増やしながら、世界や地域におけるSDGsの取り組みが、真に持続可能な社会の実現につながることを目指して活動を推進する。

 プロジェクト構成メンバー

 京都大学
 京都市
 日本たばこ産業株式会社
 安田産業株式会社
 株式会社リコー
 (企業名50音順)


 京都 産学公SDGsプロジェクトの3つの取り組み

 超SDGs研究ライトユニット


 京都大学では、SDGsの達成に資する研究・教育・社会貢献活動を、長年、多様な形で展開しており、最近では、多くの学生がSDGsの実践活動に関わって、若い感性でユニークなアプロ―チを展開している。こうした議論の輪をさらに広げ、産学公のさまざまな立場から学者や研究者が個人で集まり、学術的な研究を推進していく。

 京都超SDGsコンソーシアム

 「超SDGs研究ライトユニット」と連携し、SDGsの社会実装を目指す産学公連携による共同プロジェクト。京都大学においてサスティナブルキャンパスモデルの構築に取り組むほか、京都市北部山間地域の森林保全と再生可能エネルギーの利用、環境教育プログラムの開発などに取り組む予定。今後、本プロジェクトに参画する企業・団体を募り、2019年秋に活動をスタートする予定。

 講義・セミナー

 第一弾のイベントとして、6月27日に京都大学において「京都大学≪超≫SDGsシンポジウム/サイエンスアゴラin京都」を開催する。
 本イベントでは、「資源・エネルギーと持続可能性」をテーマに、様々な専門家とともに考えるパネルセッションや、学生や若手研究者らによるポスター発表、挑戦的なワークショップ、セミナーなどを一日かけて行う。G20前日に京都から発信する絶好の機会ということもあり、G20の20か国・地域以上の国・地域から学生・若者が集い、G20でも争点となるプラスチック対策に関する声明も出す予定。



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2019-6-25

フリーア美術館が所蔵する文化財の高精細複製品を墨田区へ寄贈
「玉川六景図」「波濤図」など葛飾北斎の肉筆画13点を制作
 ~京都文化協会とキヤノン~

玉川六景図


 特定非営利活動法人 京都文化協会(京都文化協会)とキヤノンが共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」の第12期作品として、このほど米国の国立スミソニアン協会フリーア美術館所蔵の「玉川六景図」「波濤図」など葛飾北斎の肉筆画13点の高精細複製品を墨田区へ寄贈し、25日より、すみだ北斎美術館にて公開する。

 「玉川六景図」「波濤図」など葛飾北斎の肉筆画13点の高精細複製品を制作

 「玉川六景図」は、葛飾北斎の肉筆画を配した六曲一双の屏風であり、玉川六景とは、古歌に詠まれた6カ所の玉川の総称。現在、フリーア美術館に所蔵されている屏風の仕立てでは、右隻6面が人物、左隻6面が風景となっているが、もともとは人物と風景を一対として構成されていた可能性が高く、今回の制作に際しては、新たに発見された写真資料やこれに関する論文に基づいて、元来の配列で再現している。
 「波濤図」は、北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を彷彿(ほうふつ)とさせるかぎ爪状の波濤が岩に押し寄せる作品。今回制作した肉筆画13点の高精細複製品のうち7作品は、本プロジェクトのために開発した絹本(けんぽん)に出力しており(残り6作品は和紙に出力)、色だけでなく絹本の質感をも、原本に倣って忠実に複製している。
 現在、作品の原本は全て、米国のフリーア美術館に所蔵されている。実業家チャールズ・ラング・フリーアが設立したフリーア美術館は、彼の遺志を継ぎ、全ての所蔵品の持ち出しを禁じており、現地を訪問しない限り、鑑賞することができない。同館が所蔵する日本美術1万2,700点の中から、葛飾北斎の肉筆画13点を選び、それらの高精細複製品を北斎ゆかりの地である墨田区に寄贈することで、日本絵画の名品の“里帰り”が実現する。

 寄贈作品をすみだ北斎美術館で公開

 作品は、2019年6月25日より8月25日まで、すみだ北斎美術館で開催される「綴プロジェクト 高精細複製画で綴る スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」で展示される。なお、本展示は、「日本博」主催・共催型企画のひとつであり、地域の美術館によるものとしては第一弾となる。


第12期作品(13点)

作品名 員数 作者名 時代 寄贈先
玉川六景図 六曲一双 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
鍋冠祭図 二曲一双 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
富士田園景図 六曲一双 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
十二ケ月花鳥図 六曲一双 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
雷神図 一幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
年始回りの遊女図 一幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
遊女図 一幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
波濤図 一幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
源氏物語・早蕨図 一幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
新年風俗図 双幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
漁樵問答図 双幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
蟹尽し図 一幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区
琵琶に白蛇図 一幅 葛飾北斎 江戸時代 墨田区


 【「綴プロジェクト」とは】

 「綴プロジェクト」は、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的として、京都文化協会が主催し、キヤノンが共催して推進している社会貢献活動。キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、屏風や襖絵、絵巻物など古くから日本に伝わる貴重な文化財の高精細な複製品を制作して寄贈している。2018年の第11期作品より、複製品の制作過程で使用するカメラやレンズなどの機材を刷新し、これまで以上に高精細な複製品を実現している。
 2007年からスタートした本プロジェクトは、海外に渡る以前の所有者などに寄贈する「海外に渡った日本の文化財」と、小・中学校の教科書に掲載の多い文化財などを対象に、教育現場で生きた教材として活用する「歴史をひもとく文化財」の2つのテーマのもと、毎年文化財を選定している。今回制作した作品を含め、現在までに全51作品を寄贈している。


第11期作品より、制作で使用したカメラは「EOS 5D Mark IV」、レンズは「EF400mm F2.8L IS II USM」。第12期作品より、大判プリンターも「imagePROGRAF PRO-4000」に変更。




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2019-6-19

法人向け8Kソリューション開発の起点に
「8K Labクリエイティブスタジオ」を東京ビルにオープン
シャープ
 

 シャープは、19日、法人向け8Kソリューションを創出する核となる商談スペース「8K Labクリエイティブスタジオ」を東京ビルにオープンした。「8K+5Gエコシステム」をテーマとする専用の商談室を開設するのは、業界で初めて。

 同スタジオには、商談スペースの他に、8Kの映像制作を簡単に体験できる「8Kカメラの撮影エリア」や、8K映像データを公衆インターネット回線経由で伝送させる「8K映像のIP伝送エリア」、8K映像の簡易編集を可能にする「8K映像の編集エリア」を常設する。実際の商談では、顧客企業の個別の要望に応じてハードやソフトを追加し、最適なソリューションの提供に結び付ける。

 「8K Lab」は、シャープの8K技術開発、8Kビジネスの関連組織からなる組織横断型プロジェクトで、昨年12月14日に発足した。「インフラ保守」「セキュリティサービス」「スマート会議」「ゲーム・エンターテイメント」「遠隔医療・手術支援」「運転サポート」「教育支援」「スマートホーム」の8つの事業分野におけるソリューションを開発する。社外のパートナー企業とも密接に連携しながら、顧客企業と共創して専用の8Kソリューションをいち早く開発し、社会に普及させていくことを目的としている。

 同社は、同スタジオの開設を契機に、8Kソリューションの開発をさらに進化させ、事業ビジョン「8K+5GとAIoTで世界を変える」を実現する企業へのトランスフォーメーションを加速させていく考え。


 8K Labクリエイティブスタジオ


 <常設する各エリアについて>

  8Kカメラの撮影エリア

 同社の8Kカムコーダーを中心とした撮影ブース。カムコーダーを移動させれば、コンテンツとして使える屋外の風景も撮影可能。撮影した映像は、圧縮・復元処理を経てライブ映像として8Kディスプレイに表示される。

 機材

 8Kカムコーダー シャープ製 8C-B60A
 クロスコンバータ アストロデザイン製 SC8219
 エンコーダ ソシオネクスト製(開発機)
 デコーダー シャープ製(開発機)
 8Kディスプレイ シャープ製 LC-70X500

  8K映像のIP伝送エリア

 同社の堺事業所に設置されたクラウドサーバーと接続し、8K映像を公衆インターネット回線経由でストリーミング伝送するデモを実施する。
 
  機材

 デコーダ SPIN DIGITAL製 8KPlayer
 IP配信用UIタブレット Dynabook S80
 8Kディスプレイ シャープ製 LC-70X500


  8K映像の編集エリア

 編集環境に加えて、編集した映像をその場でプレビューできる環境を用意している。

  機材

 編集PC 市販PC
 編集ユニット ブラックマジック製 Davinci Resolve 16
 編集用モニタ シャープ製 PN-K321
 プレビュー用8Kモニタ シャープ製 8T-C60AW1



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2019-6-13


「RICOH Pro VC70000」がEDP Award 2019を受賞 

 リコーの連続帳票用高速フルカラーインクジェット・プリンティング・システムの最上位機種「RICOH Pro VC70000」が、このほど欧州の「EDP Award 2019」を受賞した。

 EDP(European Digital Press Association)は、欧州の印刷専門誌によって構成される組織で、デジタル印刷関連の製品や技術などから、最高の評価を得た製品に「EDP Award」が贈られる。
 今回、「RICOH Pro VC70000」は、品質/高い技術力と先進性が評価を受け、「商業印刷(フルカラー、ロール給紙 550mm以下)」部門で「EDP Award 2019」を受賞した。

 RICOH Pro VC70000

 RICOH Pro VC70000は、リコーが設計した新しいドライヤーと色域が飛躍的に拡張した次世代インクを採用している。このインクを使用すると事前処理を必要とせずに幅広いオフセットコート紙に直接印刷でき、新ドライヤーで乾燥による用紙のシワを軽減することが可能になる。これらにより、再現できる色域、印刷濃度も大幅に拡大し、オフセット印刷に迫る高画質を実現している。



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2019-6-7

富士市とNECソリューションイノベータ、
働き方改革の推進に関する連携協定を締結

 富士市とNECソリューションイノベータは、
7日、
「働き方改革」の効果的な推進を図るための連携協定を締結した。

 本協定は、富士市とNECソリューションイノベータが連携をして、業務活動の改善に資する取組を行うことにより、働き方改革を効果的に推進し、これにより市民サービスの向上に寄与することを目的としたもの。



締結式の様子


 本協定を通じて取り組む内容は以下のとおり。
  1. 働き方改革の推進に関する事項
  2. 業務活動の整理及び分析に関する事項
  3. ICTの活用その他の業務活動の効率化・高度化に関する事項
  4. その他協議して定める事項




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2019-6-6

リコーおよびリコージャパンが
長野県木曽町と地域資源の利活用促進に係る連携協定を締結


左から)リコージャパン長野支社 渡辺 正人支社長 、木曽町 原 久仁男 町長、
リコー環境事業開発センター 出口 裕一所長


 リコーおよびリコージャパンは、長野県木曽町(町長:原 久仁男)と地域資源の利活用促進に係る連携協定を締結した。リコーグループが地方創生に関連した連携協定を締結したのは、あわせて33件となる。

 木曽町では第2次木曽町総合計画を策定し「みんなで創る 笑顔あふれるまち・木曽 豊かな地域資源を育て 未来につなげよう」を町の将来像として掲げ、木曽町の持つ豊かな自然や歴史文化などの地域資源を活かし、将来を担う子どもたちが誇りを持って暮らせるまちづくりを進めるため、知恵と工夫を出し合い、住民の皆様が中心となったまちづくりを目指している。

 一方、リコーグループは、お客様の経営課題、業務課題を解決するさまざまな商品・サービスの提供やオフィス領域で培った課題解決力をもとに、さまざまな業種の現場、さらに社会まで、価値提供領域を拡大している。

 リコーは、事業に必要な電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブであるRE100に日本企業で初めて参加するなど、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進している。その一環として、環境エネルギー分野での新規事業の創出・拡大を目指す「リコー環境事業開発センター」(静岡県御殿場市)では、木質バイオマスを利活用して御殿場地区におけるエネルギーの地産地消を推進する「御殿場モデル」を展開するなど、地域社会とともに再生可能エネルギーの積極的な活用に取り組んでいる。
 またリコージャパンは、全都道府県に支社を設置し、地域密着で事業を展開しており、産官学金労言の皆様との連携・協力により、地方創生・地域活性化に取り組んでいる。

 今後三者は、本協定に基づき、木曽町が取り組むまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく「地域資源循環型コミュニティーフォレストリー推進事業」に対し、綿密な相互連携による活動を実施し、地域資源の利活用促進をはじめ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていく考え。

 木曽町とリコージャパンとの連携協定について

 協定の目的

 三者が密接に連携することにより、それぞれの人的・知的資源の活用を図り、連携して事業を展開することにより、「地域資源循環型コミュニティーフォレストリー推進事業」を戦略的に推し進め、森林資源の利活用による課題解決と産業の振興を図ることを目的とする。

 連携事項

 目的を達成するため次に掲げる事項について連携し協力して取り組む。
  1. 森林整備の促進に関すること
  2. 未利用材の有効活用に関すること
  3. 温室効果ガス排出削減に関すること
  4. 省エネルギー・再エネルギー推進に関すること
  5. 環境教育に関すること
  6. 交流人口の拡大に関すること
  7. その他町域の発展振興に関すること




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2019-6-5

秋田エプソン、新棟を建設
- ウオッチ生産拠点を集約・効率化 -

 セイコーエプソンのグループ会社である秋田エプソン(本社:秋田県湯沢市 社長:遠藤 正敏)は、秋田県内におけるウオッチ生産拠点を集約・効率化するため、約6億円を投資し、新棟の建設を開始する。新棟は、7月上旬に着工し、2020年3月末竣工の予定。

 秋田エプソンでは、ウオッチ製造および組み立てを本社および羽後事業所(秋田県雄勝郡羽後町)の2か所で行ってきたが、分散による非効率化を解消し、また安定した自動機オペレーション技術と集約によるコストダウンを図るため、部品加工からウオッチ組み立てまでを秋田エプソン本社内で一貫して行う。さらに、保税倉庫も確保し、物流の効率化も図る。


秋田エプソン 新棟の概要 

所在地 〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎字壇ノ上1番地
生産品目他
  • 保税倉庫・製品倉庫
  • ウオッチ製造
面積 延床面積:3,808m²(渡り廊下含む。鉄骨造2階建て)
新棟従事者数 30名
 
秋田エプソン 会社概要

会社名 秋田エプソン株式会社
所在地 〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎字壇ノ上1番地
役員 代表取締役会長 井上 直志
取締役社長 遠藤 正敏
操業開始 1986年6月20日
従業員数 949名(2019年3月31日現在)
資本金 8千万円 ※セイコーエプソン株式会社100%出資
事業内容
  • プリンターヘッド部品の製造および組み立て
  • ウエアラブル機器の製造および組み立て
  • ウオッチムーブメントの製造および組み立て
  • 超精密部品・金型具冶工具の製造加工



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2019-6-5

佐川グローバルロジスティクスが社内の問い合わせ業務効率化へ
リコー製AI搭載チャットボット「RICOH Chatbot Service」を導入
~社内ルールや手続きなどの質問にスムーズに対応~


 SGホールディングスグループで国内ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクスは、リコーが開発したAI(人口知能)搭載チャットボット(自動会話プログラムの機能を持つ対話ロボット)「RICOH Chatbot Service」を活用した社内問い合わせ窓口を導入した。

 佐川グローバルロジスティクスでは、政府が進める「働き方改革」への対応や、人材の有効活用を目的とした業務効率化を推進している。こうした取り組みのなかで、管理部門における基幹システム操作や人事・経理・総務の各種申請の方法などの社内ルールなど社内の電話やメールでの問い合わせ業務に多くの労働時間が割かれている実態が明らかになってきた。さらに、対応できる担当者が限られるため回答が滞ったり、担当者によって回答内容が異なり業務に混乱を来たしたりするなどの課題も浮き彫りになった。佐川グローバルロジスティクスは、これらの課題を解決するために、社内の問い合わせ対応として新たに導入したのが、「RICOH Chatbot Service」。

 このロボットは、リコーが独自に開発した初期学習技術により、事前に多くのデータを記憶させることなく、想定する質問とその回答をインポートするだけで手軽に対話することができる。リコー独自の言語認識技術により、日本語の揺らぎや類義語・同義語を自動で高精度に認識できることに加え、会社独自の言い回しを追加登録することで、より的確な対応も可能になる。利用者の傾向や満足度をグラフィカルに表示するダッシュボード機能も搭載しており、蓄積した問い合わせデータの分析による有効活用も手軽に行える。
 このロボットの導入により、社内からの各種問い合わせに対して、AIが質問のカテゴリを自動で判断し、適切に回答できるようになった。問い合わせ内容を可視化し、多く寄せられる質問については事前にアナウンスするなどの対応が可能になった。

 「RICOH Chatbot Service」による問い合わせ対応イメージ
 

 佐川グローバルロジスティクスは、管理部門の問い合わせ対応に続いて、現場からの業務品質の問い合わせ対応にも「RICOH Chatbot Service」を活用し、さらなる業務の効率化を進める考え。


 RICOH Chatbot Serviceの概要




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2019-6-3

大阪府と「大阪府民の健康づくりの推進に係る
連携・協力に関する協定書」を締結
シャープ
 
「大阪(もん)野菜」を使用した、ヘルシオ、ホットクックによる「健康料理教室」を定期的に開催


 シャープは、大阪府民の健康づくりの分野における取組み「健活10」〈ケンカツテン〉を相互に連携・協力して進めるため、大阪府(知事:吉村洋文)との間で「大阪府民の健康づくりの推進に係る連携・協力に関する協定書」をこのほど締結した。

 主な連携事項として、「健康づくりの気運醸成に関すること」「大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業に関すること」「食育に関すること」「その他、府民の健康づくりの推進に関すること」の4つのテーマについて取り組み、府民のより一層の健康的な生活の実現を図る。

 第1弾として5月30日、同社の調理家電「ヘルシオ」や「ヘルシオ ホットクック」で「大阪産野菜」の泉州たまねぎを使用したメニューを作る「健康料理教室」を、スマートクッキングを提唱する経済評論家の勝間和代氏を講師にお迎えし、実施した。

 また、「ヘルシオ」で作る野菜たっぷり、適油、適塩のV.O.S.メニュー※1も紹介する。これらのV.O.S.メニューは、AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」を通じてダウンロード※2できる。


協定名 締結日
大阪府民の健康づくりの推進に係る連携・協力に関する協定発売日 2019年5月30日


  協定の概要

 1.大阪府と「大阪府民の健康づくりの推進に係る連携・協力に関する協定書」を締結、健活マイレージ「アスマイル※3」と健康調理を実現するヘルシオシリーズを連携させた健康促進活動を開始

 2.第1弾として、「大阪産野菜」を使ったヘルシーメニューや、V.O.S.メニューを紹介するヘルシオ「健康料理教室」を実施

 3.同社AIoT家電やIoTクラウド技術と大阪府が連携し、食育や健康づくりを推進


※1 大阪府が推奨する野菜・油・塩の量に配慮したヘルシーメニュー (野菜120g以上、脂肪エネルギー比率30%以下、食塩相当量3.0g以下)。
※2 対象機種は無線LAN付きモデル<AX-XW600、AX-AW600、AX-XW500、AX-AW500、AX-XW400、AX-AW400、AX-XW300>。
※3 大阪府主体で実施する健康マイレージ。健診受診やウォーキング、健康イベント参加などの自分の健康行動をアプリに記録することで、ポイントが付与され、特典がもらえるサービス。



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2019-6-3

リコージャパンおよびリコーITソリューションズが
鹿児島県志布志市と地方創生に係る包括的連携協定を締結


左から)リコーITソリューションズ 鹿児島ソリューションセンター センター長 丸山 喜明、
志布志市 下平 晴行 市長、リコージャパン 鹿児島支社 支社長 唐本 正


 リコージャパンおよびリコーITソリューションズは、鹿児島県志布志市(市長:下平 晴行)と地方創生に係る包括的地域連携協定を締結した。リコーグループが地方創生に関連した連携協定を締結したのは、あわせて32件となる。

 志布志市は、「志あふれるまち」を基本理念として「継承」「共生・協働・自立」「活力」「挑戦」の4つの理念をもって取り組み、それらが相互に連携し合いながら効果的に機能する好循環の仕組みづくりを推進し、魅力にあふれ発展し続けるまちを目指している。

 一方、リコージャパンは、リコーグループの国内販売会社として全国各県に支社を設置し、地域密着で事業を展開している。お客様の経営課題、業務課題を解決するためのさまざまなソリューションをワンストップでご提供することに加え、オフィス領域で培った課題解決力をもとに、リコーグループが持つ技術力や環境対応へのノウハウを活用しながら、産官学金労言の皆様との連携・協力を強化して、地方創生・地域活性化に取り組んでいる。

 またリコーITソリューションズは、製品組込みのソフトウェア開発・検証・品質保証ならびに、基幹系・情報系ソリューション開発、システム構築・運用・保守など、リコーの製品・サービスに先進のITを提供している。拠点がある鹿児島県においては、地元の教育機関と協力し産学連携でICTの利活用や教育を通して地域の活性化に取り組んでいる。

 今後三者は、本協定に基づき、地域の発展を目的に、「まち・ひと・しごと」の創生に向け、綿密な相互連携と協働による活動を推進していく。

 志布志市とリコージャパン、リコーITソリューションズとの包括的連携協定について

 協定の目的

 三者が密接に連携することにより、相互の人的・知的資源の活用を図り、協働して事業を展開することにより、「まち・ひと・しごと」の創生に向けた取組を、戦略的に推し進めることを目的とする。

 連携事項

 目的を達成するため次に掲げる事項について連携し協力して取り組む。
  1. 都市基盤の整備及び利活用に関すること
  2. 市民の快適な生活環境に関すること
  3. 産業経済の発展に関すること
  4. 保健、医療及び福祉の充実に関すること
  5. 教育及び文化の振興に関すること
  6. 地域コミュニティの形成及び支援に関すること
  7. その他相互に連携及び協働が必要と認められる事項に関すること



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