リコーは、29日、神奈川県との間で「医療及びヘルスケア分野における連携と協力に関する協定」を締結した。
この協定は、リコーと神奈川県が連携・協力し、医療及びヘルスケア分野における取り組みを進め、ヘルスケア・ニューフロンティアを推進することにより、県民サービスの向上及び地域の活性化を図るもの。このほど、両者が連携して、リコーの技術を活用した認知症の未病改善などを目指した取り組みや、ヘルスケア人材の育成等に関する取り組みを検討することになった。
主な連携事項
この協定は、リコーと神奈川県が連携・協力し、医療及びヘルスケア分野における取り組みを進め、ヘルスケア・ニューフロンティアを推進することにより、県民サービスの向上及び地域の活性化を図るもの。このほど、両者が連携して、リコーの技術を活用した認知症の未病改善などを目指した取り組みや、ヘルスケア人材の育成等に関する取り組みを検討することになった。
主な連携事項
- ヘルスケア・ニューフロンティアの最先端医療・最新技術の推進及び未病の改善に関すること
- ヘルスケア人材の育成に関すること
- その他、医療及びヘルスケア分野におけるグローバルな取組等に関すること
神奈川県が推進するヘルスケア・ニューフロンティア政策とは、超高齢社会の到来という急激な社会変化を乗り越え、誰もが健康で長生きできる社会を目指す新たな政策。また、同県では、心身の状態を健康と病気の二分論の概念で捉えるのではなく、「健康」と「病気」の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念を「未病」としている。日常の生活において「未病改善」により、心身をより健康な状態に近づけていくことが重要と考えており、2017年3月に「かながわ未病改善宣言」を発表するなど、健康寿命を延ばすため「未病を改善する」取り組みを進めている。
リコーは、ヘルスケア分野を社会課題の解決に取り組む分野の一つとして位置付け、2016年に事業参入した。脳・神経疾患の診断および早期発見と治療に貢献し、高齢化社会が進むなか長寿健康社会を実現することを目指している。
認知症は全世界で現在約5千万人の患者がいるとみられており*、高齢化の進む日本においても無視できない社会問題のひとつとして考えられている。今回の協定締結を機に、神奈川県とリコーは認知症の未病の改善による健康寿命の延伸を目指した取り組みを進めていく。
* WHO調べ http://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/dementia