京セラドキュメントソリューションズジャパンは、コンビニにあるコピー機を使った新しいビジネスを考える取り組みとして、社外から参加者を募ってアイデアを発想するイベント「アイデアソン※」を2月8日(土)に、東京本社(東京都港区)のナレッジプラスにて開催した。
年中無休で、多彩で便利な総合商店ことコンビニエンスストア。「近くにある」、「年中無休」、「長時間の営業」、「多数の品種」などの理由から、多くの人がコンビニを利用されている。そんな身近なお店コンビニに必ずあるサービスの一つがコピー。コンビニのコピー機はマルチコピー機とよばれ、コピー以外にも「FAX」、「写真プリントサービス」、「スキャンサービス」などの使い方ができ、最近では「コンテンツプリントサービス」と呼ばれる、コンビニに設置されているコピー機から、ブロマイドや楽譜、新聞や地図などいろいろなコンテンツをプリントできるサービスもある。今回、そんなコンビニにあるコピー機を使って新ビジネスを考えるアイデアソンを開催した。
当日は、「コンビニにあるコピー機を使った新しいビジネスを考える」をテーマに、大学生や社会人など約40名が参加。参加者を8チームに分け、限られた時間の中で自由に発想しあい、チームごとに『コンビニのコピー機の可能性』『未来のコンテンツサービス』について活発な考案が繰り広げられた。
各チームから提案されたアイデアは、「市場性」と「新規性・独創性」、「親和性」という観点で審査員が審査。審査には同社と共催のデイリーヤマザキに加えて外部より、富士通 FUJITSU ACCELERATORのイノベーション 鈴木氏、合同会社DMM.com森弘慶氏、サイバードの元木理恵氏などが参加した。
最優秀賞に選ばれたのは、SNSで直接つながることができる時代、アイドルとファンとの関係をカギとした「コピー機を介して、アイドルとファンがつながるファンレターアプリケーション」という提案で、アイドルとファンの「想い」と「現実的な対応」のギャップを埋める発想が評価された。その他にも、就活生向けの自動エントリーシート添削サービスや、コンビニのコピー機で参考書を購入できるサービスなど、コピー機の機能にとらわれない自由なアイデアがあり、社会課題を解決する新ビジネスの創出に結びつく場となった。今回のアイデアソンの開催で得たノウハウをもとに、新しいアイデアが生まれるオープンなイベントを引き続き開催していく考え。
※「アイデアソン(Idea-thon)」とは、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語で、ある特定のテーマについて多様性のあるメンバーが集まり、皆で建設的に意見を交換しながら、新たなアイデアの創出や、ビジネスモデルの構築などを短期間で行うイベントのこと。
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