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ニュース 業界情報 2020年5月
 


2020-5-20


モバイル型ロボット「ロボホン」を活用した接客サービスを開始
~ホステル「bnb+ 虎ノ門店」~
無人のフロントデスクでロボットを通じてチェックイン・アウトなどができる



「bnb+ 虎ノ門店」フロント


 bnb plus(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高志保博孝)とシャープは、bnb plusが運営するホステル「bnb+ 虎ノ門店」において、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した接客サービスの提供を、今年6月1日より開始する。

 同サービスは、シャープが新たに開発したロボホンによる「遠隔接客ソリューション」を活用する。「bnb+ 虎ノ門店」の無人のフロントデスクにロボホンを設置。ロボホンに搭載したカメラがお客様を検知すると、あらかじめ設定した「おもてなし」メッセージを発話する。スタッフは離れた場所にある事務所の中で、スマートフォンやタブレット端末を用いてお客様の映像や音声を確認。お客様の名前の確認や問いかけたい内容、質問への回答などをスマートフォンやタブレット端末に文字で入力すると、ロボホンがスタッフに代わって発話する。お客様は、ロボホンを通じてチェックイン・アウトやスタッフへの相談などをすることができる。

 新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、接客距離の確保や接客時間の短縮が求められる中、bnb plusとシャープは、新たな接客スタイルを提案していく。


導入機器 導入場所 運用開始日 
モバイル型ロボット
「ロボホン」<SR-04M-Y>

「bnb+ 虎ノ門店」
(東京都港区西新橋1丁目23-10 南和ビル3階)

2020年6月1日


【株式会社bnb plusについて(https://bnbplus.jp/)】
2018年1月に創業したホステルオペレーター。東京・大阪を中心に、現在20店舗を運営しており、2020年末までに、新たに10店舗の出店を計画している。自社開発の宿泊予約施設管理システム「bnb+ 顔パス」は、顔認証システムを活用し、チェックイン・アウトなどのスタッフ業務の効率化を実現。今後は、「bnb+ 顔パス」とロボホンを連携し、新たな接客スタイルの構築を目指す。

【「ロボホン」について(https://robohon.com/)】
シャープとロボットクリエイターの高橋智隆氏(ロボ・ガレージ代表取締役)が共同で開発した会話のできるモバイル型ロボット。身長 約19.8cmの小型サイズで、身振り手振りを交えて会話したり、歌ったりすることができる。




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2020-5-18


ソニーが「カメラグランプリ2020」で初の三冠

『α7R IV』が「大賞」と「あなたが選ぶベストカメラ賞」
『FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS』が「レンズ賞」を受賞


 「カメラグランプリ2020」の各賞が18日発表され、フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7R IV』が「大賞」と「あなたが選ぶベストカメラ賞」、α™ (Alpha™) Eマウント用超望遠ズームレンズGレンズ™『FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS』が「レンズ賞」を受賞した。

 1984年に始まったカメラグランプリは、国内の写真・カメラ専門雑誌・ウェブ媒体の担当者の集まりであるカメラ記者クラブ(1963年9月発足、現在10媒体が加盟)が主催する、権威ある賞。前年度1年間に日本国内で発売された新製品から各賞が選考される。大賞はスチルカメラの中から最も優れた1機種、レンズ賞は交換レンズの中から最も優れた1本が、選考委員を務める専門家54名の投票によって選定される。また、あなたが選ぶベストカメラ賞は、一般ユーザーによるWEB上での投票で選ばれる。

 ソニーはこれまで、2013年にデジタルスチルカメラ『DSC-RX1』、2016年にフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7R II』、2018年に同『α9』で大賞を受賞している。また、レンズ賞は、2019年の大口径広角単焦点レンズ Gマスター™ 『FE 24mm F1.4 GM』に続く、2年連続2回目の受賞。あなたが選ぶベストカメラ賞は、初めての受賞となる。


 大賞・あなたが選ぶベストカメラ賞 - フルサイズミラーレス一眼カメラ 『α7R IV』 (ILCE-7RM4)

 『α7R IV』は、有効約6100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R®(エクスモアアール)と、画像処理エンジンBIONZ X®(ビオンズ エックス)およびフロントエンドLSIを搭載し、α史上最高の解像性能と豊かな階調性、最高ISO32000(拡張102400、静止画時)までの高い感度性能を実現している。また、高速・高追従AF性能に加え、AI※1を活用したリアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AF、AF/AE追従最高約10コマ/秒※2の高速連写性能を小型軽量ボティに収めている。スタジオでのポートレート撮影、精緻な風景撮影、野生動物の撮影などの幅広いシーンに対応し、映像表現の可能性を広げる。


※1:機械学習を含むAI(人工知能)の技術を活用。
※2:連続撮影モード「Hi+」時に最高約10コマ/秒、連続撮影モード「Hi」時に最高約8コマ/秒の高速連写が可能。設定によって最高連写速度が異なる。




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2020-5-18

「リコー将棋AI棋譜記録システム」が
第10期リコー杯女流王座戦一次予選で本稼働
~棋譜の記録を無人化し、新型コロナの感染リスク低減にも貢献~
 


リコー将棋AI棋譜記録システムを使った対局の様子

 リコーと公益社団法人日本将棋連盟(会長:佐藤 康光)は、両社が共同開発した「リコー将棋AI棋譜記録システム」を5月16日(土)に将棋会館(渋谷区)で行われた第10期リコー杯女流王座戦一次予選で本稼働し、12対局の無人化記録を実施した。

 リコー棋録は、将棋対局時の記録係の不足に対応するために、AI(人工知能)技術を活用し、棋譜を自動的に生成するシステムで、対局の盤面を天井からカメラで動画撮影し、AIソフトに取り込み解析することで、リアルタイムで棋譜を生成することができる。2019年7月から将棋会館で行われた公式戦で実証実験を重ねてきた。

 また、リコーはリコー棋録と連携する対局時計を開発した。これは、リコー棋録を使った対局における一手ごとの消費時間を計測・記録することができ、自動音声による秒読みも行うことができる。この対局時計は、従来のいわゆるチェスクロック方式のみならず、1分未満切り捨てで計測する対局にも対応している。

 日本将棋連盟では、新型コロナウイルス感染拡大を受け、対局の延期や三密を防ぐ対策を行っている。リコー棋録と対局時計を使うことで、記録係を無人化することができるため、感染リスクを低減し対局を行うことができる。5月16日の稼働ではいくつか課題が見つかったが、これらを解消し、今後の本格導入に向けてさらなる開発を進めていく考え。

 公益社団法人日本将棋連盟 佐藤康光会長のコメント

 この度のリコー杯女流王座戦一次予選にて「リコー将棋AI棋譜記録システム」が本稼働ということになりました。昨年の発表から約1年、実証実験を重ねてきました。今回の導入により、記録係の慢性的な不足という問題が解消され、また人員削減という観点から、新型コロナウイルス感染症対策である三密を避けることにも有効であり、これからの時代に即したシステムであると考えております。
 開発にあたりご尽力、ご協力を賜りましたリコー様に厚く御礼申し上げます。今後も対局を行うにあたり、より良い環境を整備していく所存です。宜しくお願い申し上げます。

 リコー将棋AI棋譜記録システム実施対局(12局)
 対局名
第10期リコー杯女流王座戦一次予選
 開催日
2020年5月16日(土)
 場所
将棋会館(東京都渋谷区千駄ヶ谷2-39-9)
 開始時間
10時開始
斎田晴子女流五段 - 千葉涼子女流四段
中倉宏美女流二段 - カロリーナ・ステチェンスカ女流1級
船戸陽子女流二段 - 安食総子女流初段
宮宗紫野女流二段 - 貞升南女流初段
13時開始
中村桃子女流初段 - カロリーナ・ステチェンスカ女流1級
甲斐智美女流五段 - 島井咲緒里女流二段
本田小百合女流三段 - 船戸陽子女流二段
中村真梨花女流三段 - 頼本奈菜女流初段
16時開始
清水市代女流七段 - 鈴木環那女流二段
山田久美女流四段 - 渡辺弥生女流初段
室谷由紀女流三段 - 小高佐季子女流1級
和田あき女流初段 - 加藤圭女流1級



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2020-5-14


「Fujitsu Technology and Service Vision 2020」を策定
社会への価値を提供し、信頼されるビジネスに変革するための
新たなアプローチを提言



 富士通は、「Fujitsu Technology and Service Vision 2020」を策定し、5月14日に発行した。

 新型コロナウィルスの感染拡大や気候変動、急速な都市化や高齢化など、世界はさまざまな困難な社会課題に直面している。デジタル技術には人々の暮らしや働き方を大きく変革する力があり、その力を使って困難な社会課題を解決し、世界をより良いものに変革していくことが、デジタルトランスフォーメーションの意義であると同社は捉えている。

 「Fujitsu Technology and Service Vision 2020」では、デジタル技術を活用してどのように信頼を構築して社会に価値を提供するビジネスに変革するのか、デジタルトランスフォーメーションをどう加速させていくかなど、そのアプローチについて提言している。

 背景

 新型コロナウィルスの感染拡大は、私たちの生活、経済、社会に大きな影響を及ぼしている。また、気候変動、急速な都市化や高齢化に加え、情報の氾濫やプライバシーの侵害などのデジタルがもたらす新たなリスクといった、さまざまな困難な課題に直面している。同社は、このような困難な時代における経営の優先事項は、ビジネスと社会が向かう方向を一致させ、ビジネスの持続可能性を高めていくとともに、社会に対する価値を提供していくことだと考えている。その実現のためには、既存のビジネスの変革が必要となり、それを実現可能にするのがデジタルトランスフォーメーション。

 「Fujitsu Technology and Service Vision 2020」では、このように先が見通せない困難な時代において、デジタルトランスフォーメーションを成功に導くためのアプローチ方法について、お客様との取り組み事例やビジネスリーダーを対象としたグローバル調査を交えて紹介している。

 「Fujitsu Technology and Service Vision 2020」の概要
  • ビジネスと社会の目標を一致させていく

    これまで企業や科学技術は、生活の質の向上や産業の発展に大きく貢献してきたが、同時に環境問題やプライバシーの侵害といった社会問題も作り出してきた。この状況下でビジネスリーダーの意識も大きく変化している。同社が実施したグローバル調査において、ビジネスリーダーの90%以上が、中長期的に企業が存続していくためには社会への価値提供が必要と回答しており、企業はビジネスの目標と社会の目標を一致させていくことが求められていることが確認できた。

    企業が社会における目標を達成するためには、デジタル技術が重要な役割を果たすと考えている。デジタル技術を活用することにより、急速に変化する社会・経済環境への対応力を強化するとともに、より大きな価値を社会に提供する信頼されるビジネスに変革することが可能になる。

  • 信頼されるビジネスを実現する3つのステップ

    当社は、デジタルトランスフォーメーションによって社会に価値を提供するビジネスへと変革するためのアプローチ方法として、3つのステップを提唱する。

    1. デジタル対応へのトランスフォーメーション
      • デジタル化戦略の策定やデジタル技術への移行を推進
    2. 既存ビジネスのトランスフォーメーション
      • ビジネスの目的と提供価値を再定義し、ビジネスを継続的に変革、社会に価値を提供
    3. エコシステム型ビジネスへの進化
      • 既存ビジネスを隣接業界の革新的なサービスや他のパートナーのサービスと組み合わせることによって、より大きな価値を人々や社会に提供するビジネスモデルを構築
  • イノベーションによって信頼を創出

    何十億もの人やモノがつながっている現在の社会においては、データに対する信頼、データを処理して判断するテクノロジーに対する信頼、データやテクノロジーを活用する企業に対する信頼が非常に重要になっていく。同社は、イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく。そのために、判断の根拠を示す説明可能なAI技術「Wide Learning」、高速に最適化問題を解くことができる「デジタルアニーラ」、データを安心して流通させるためのブロックチェーン技術「コネクションチェーン」など独自の技術や能力を高めていく。そして、デジタルトランスフォーメーションのパートナーとして、お客様のビジネスを変革し、未来をともに築いていく。



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2020-5-13

新型コロナウイルス対策を支援する「在宅勤務応援プラン」
コンビニでのネットワークプリントを半額で提供
京セラドキュメントソリューションズジャパン


 京セラドキュメントソリューションズジャパンは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅勤務されている方を支援するため、コンビニエンスストア「デイリーヤマザキ※1」に設置しているマルチコピー機のネットワークプリント料を半額※2で提供する「在宅勤務応援プラン」を、5月25日(月)から6月30日(火)の期間限定で提供すると発表した。

 同サービスは、ネットワークプリントサービス(KYOCERA Anytime Print®)を使用し、在宅勤務を行う中で「どうしても紙に印刷したい」という人に、コンビニエンスストアで気軽にプリントしていただくもの。クラウド型ファイル共有サービスを利用するため、機密書類を保存したPCやUSBメモリーの持ち出しの必要なく、盗難や紛失による情報漏えいなどのセキュリティーリスクも解消できる。


※1山崎製パン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯島延浩)が運営するコンビニエンスストア
※2白黒全サイズのみ

在宅勤務応援プランの内容
提供期間 2020年5月25日(月)9:00 ~ 6月30日(火)17:00
プリント対象データ 文書プリント(PDF)※当プランは文書プリント(PDF)のみが対象。
文書プリント料金
白黒全サイズ    20円 → 10円
 

Anytime Print®とは


自宅などからインターネット経由で、データをクラウド型ファイル共有サービスの「Anytime Print®」にアップロードし、マルチコピー機が設置されているデイリーヤマザキでプリントアウトできるネットワークプリントサービス。
面倒な会員登録は一切不要で、プリントコードを受信できるEメールアドレスがあれば簡単に利用できる。その他、Googleアカウントでのログインにも対応している。




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2020-5-12


新開発のマルチコピー機<MX-3631DS>を
コンビニエンスストア「ローソン」に納入
~シャープ~

大きく見やすい15インチカラー液晶タッチパネルを搭載し、画面デザインを一新 



 シャープは、ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:竹増貞信)へ新開発のマルチコピー機<MX-3631DS>の納入を開始した。全国のコンビニエンスストア「ローソン」店舗に今年3月より順次設置を進めている。

 同機は、操作部に大きく見やすい15インチのカラー液晶タッチパネルを搭載。操作画面のデザインも一新し、「片面コピー」や「スマホでプリント・スキャン」など、よく利用されるサービスのボタンを大きくすることで、さらに使いやすくなった。人気の「コンテンツサービス」へもトップ画面から簡単にアクセスできる。また、多言語表示にも対応。操作パネルの表示を11言語※1から選択できる。

 新たに、シール紙やはがき用紙※2への印刷に対応。スマートフォンで撮影した写真でシールタイプの証明写真をプリントしたり、「コンテンツサービス」で提供する各種コンテンツをステッカーやポストカードとしてプリント※3したりするなど、様々な用途で活用できる。

 マルチコピー機の利用をサポートするフリーダイヤル(日・英語対応)やチャットボットサービスも開始※4した。操作方法などの問い合わせに、24時間※5対応している。

品名 形名 納入先  納入時期 
マルチコピー機 MX-3631DS 全国の「ローソン」店舗 
*一部の店舗を除く。
2020年3月より順次
(2020年末までに完了予定)


  主な特長

 1.操作部に大きく見やすい15インチカラー液晶タッチパネルを搭載。画面デザインを一新してさらに使いやすく

 2.シール紙、はがき用紙への印刷に新たに対応

 3.フリーダイヤルやチャットボットサービスで操作方法などの問い合わせに24時間対応


※1 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、インドネシア語、タイ語、タガログ語に対応している。
※2 持ち込みのはがきはご利用になれない。
※3 コンテンツにより、プリントできる用紙は異なる。
※4 2020年3月18日より開始している。ご利用にはスマートフォンなどの端末が必要。
※5 フリーダイヤルの英語対応は、9:00~18:00。




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