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ニュース 業界情報 2022年10月
 

2022-10-26


~リコー~
ぷらっとホーム社のIoTセンサー・デバイス パートナープログラムに参加
環境センシングを一括管理する業務のIoT化を
より簡易に システム構築をサポート


 リコーは、ぷらっとホーム(代表取締役社長:鈴木 友康)の協業プログラム「IoTセンサー・デバイス パートナープログラム」に参加したことを発表した。これにより、「RICOH EH 環境センサーD201/D202」および「RICOH EH CO2センサーD101」がぷらっとホームのOpenBlocks IoTゲートウェイに連携可能となる。各センサーと外部データとの連携が容易となるため、環境センシングを一括管理するIoT化が、工事レス、電源・電池不要で簡易に実現できる。リコーは、「充電のない世界」の実現を目指して環境発電(エネルギーハーベスティング)デバイスのさらなる高出力化・高耐久化に向けた技術開発に取り組むとともに、各種センシングデバイスなどの自立型電源として活用用途を拡大していく。

 「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」リコーは今後も事業を通じた社会課題の解決に取り組み、世の中の役に立つ新しい価値を提供していく方針。

 連携されるリコーのセンサーについて

 RICOH EH 環境センサーD201/D202

リコーが開発した固体型色素増感太陽電池モジュール「RICOH EH DSSCシリーズ」を搭載しているため、室内光で連続動作が可能で、無線通信を利用して環境情報を収集し、環境センサーを複数台配置することで広いフロアもリアルタイムに一元管理が可能。屋内の温度・湿度・照度・気圧といった環境情報を電池交換レス・配線レスで取得できるセンシングデバイス。

 
主な特長

 ・倉庫や工場の壁際などのわずかな明るさで動作可能
 ・-30°Cから60°Cまでの温度範囲で使用可能
 ・超小型でさまざまな場所に設置可能(W43mm×D41mm×H14mm*1
 ・1台で5つのセンシング(温度・湿度・照度・気圧・内蔵リチウムイオン電池の電圧値)
 ・PC・スマートフォン連携で複数台を一括モニタリング可能
 ・防水防塵対応*2(IP44*3


 RICOH EH CO2センサーD101

 温度・湿度・照度・気圧に加え、CO2濃度も取得可能で室内光での連続動作が可能。自動校正機能を備えたNDIR*4方式のCO2センサーを搭載している。

 主な特徴

 ・厚生労働省・経済産業省推奨の校正機能を備えたNDIR*4方式CO2センサーを採用
 ・固体型色素増感太陽電池により室内光で発電・蓄電することで夜間・休日も連続動作
 ・無線データ通信と固体型色素増感太陽電池により電池交換レス・配線レスで柔軟に設置可能
 ・1台で6つのセンシング(CO2濃度・温度・湿度・照度・気圧・内蔵リチウムイオン電池の電圧値)
 ・PC・スマートフォン連携で複数台を一括モニタリング可能


※1 RICOH EH 環境センサーD201の場合
※2 RICOH EH 環境センサーD202の場合
※3 IP:IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)規格
※4 NDIR:Non-Dispersive InfraRed(非分散型赤外線)。

 ぷらっとホーム株式会社について

 ぷらっとホームはLinuxサーバー・IoTゲートウェイの開発製造大手。1993年の創業よりLinuxサーバーのパイオニアとして、通信やネットワーク分野に自社製コンピューターを提供してきた。代表的な製品である超小型Linuxマイクロサーバー「OpenBlocks®」は、大手通信事業者をはじめ、物流、輸送、金融、エネルギー産業、官公庁など社会インフラを支える様々な領域で採用されており、成長しつつあるIoTの分野でもLinuxサーバーをベースとしたIoTゲートウェイを通し、さまざまなものがインターネットにつながるIoT社会の進展に尽力している。





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2022-10-26


~エプソン~
『インクジェットイノベーションラボ冨士見』をリニューアルオープン



 セイコーエプソン(以下 エプソン)は、このたび、富士見事業所(所在地:長野県諏訪郡富士見町)の『インクジェット イノベーションラボ富士見』をリニューアルオープンした。

 
 
 『インクジェット イノベーションラボ富士見』 エントランスとラボ内

 『インクジェット イノベーションラボ富士見』は、2019年10月にインクジェットによる新たなものづくりを目指すさまざまなパートナーとの共創拠点として開設した。このたび、長期ビジョンEpson 25 Renewedにおいて成長領域と位置付けている商業・産業プリンティングイノベーションの具体的な施策として、『インクジェット イノベーションラボ富士見』をリニューアルし、プリントヘッドを基軸としたソリューションを新領域へ拡大させ、お客さまの印刷・生産の革新を加速していく。

 リニューアルにより、カラーのインクジェット立体物印刷装置を新たに設置するとともに、エプソンのインクジェットプリントヘッドを使った実験環境を整備した。また、実験の様子を配信できるスタジオや、ミーティングエリアの新設など、開放的な空間により多様で豊かな発想を醸成する場を提供する。

 エプソンのインクジェットプリントヘッドは、従来の印刷分野だけでなく、エレクトロニクスやバイオなどの新たな分野への応用が期待できる。『インクジェット イノベーションラボ富士見』では、このプリントヘッドを搭載したR&D用インクジェット装置をはじめ、さまざまな試作および評価を行うことができる一連の設備を備えている。

 昨今の環境意識の高まりにより、廃棄物が少ないインクジェット技術を用いた生産方法の革新が期待されている。リニューアルした『インクジェット イノベーションラボ富士見』を通じ、さまざまなパートナーとの共創により、持続可能な社会の実現に寄与する新しい価値創造に取り組んでまいく考え。


 施設概要

名称 インクジェットイノベーションラボ冨士見
稼働時期 2019年10月稼働開始、2022年10月リニューアルオープン
延床面積 約650㎡




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2022-10-18


~カシオ計算機~
プラスチックごみ削減のための連携を推進
長野県 駒ヶ根市・ケイティケイ株式会社と三者協定を締結


締結式の模様
左:篠田 豊可(カシオ計算機株式会社 執行役員 環境戦略・次世代環境構築担当)
中央:伊藤 祐三(駒ヶ根市長)右:青山 英生(ケイティケイ株式会社 代表取締役社長)


 カシオ計算機は、長野県 駒ヶ根市とリサイクルトナーやリサイクルインクリボンなどリサイクル商品の製造販売を行うケイティケイとの三者にて「プラスチックごみ削減のための連携に関する協定」を10月17日に締結した。

 同社は、プラスチックごみ削減に向けた取り組みとして、環境省が実施する「プラスチック・スマート」キャンペーン※1に参加をしており、その一環として昨年に神奈川県 葉山町、今年3月に山形県 東根市とプラスチックごみ削減のための連携を締結。企業と自治体との提携として、テープカートリッジを繰り返し使用することで、従来機種に比べてプラスチックごみを約97%削減※2できる当社のラベルライター“Lateco(ラテコ)”の提供をはじめ、自治体の環境活動に参加するなどの活動を行っている。

 この度、同社と長野県 駒ヶ根市、リサイクル製品の製造販売を行い同市内に工場があるケイティケイにて三者協定を締結した。三者は、プラスチックごみ削減に向けて、各者間での連携により循環型社会の実現に取り組んでいく。

 協定の主な内容

 ・同社は“Lateco”を駒ヶ根市に提供、市は市役所や学校等で活用し事務作業から出るプラスチックごみの削減を図る。
 ・駒ヶ根市はケイティケイ駒ヶ根工場へ使用済みトナーカートリッジを返却、リサイクルされた「リパックトナー」を使用することで循環型社会貢献を図る。
 ・駒ヶ根市で使用するレーザープリンターに「SDGs貢献シール」を貼ることにより環境への意識向上を図る。
 ・駒ヶ根市の環境美化活動などに当社、ケイティケイが参加する。
 ・駒ヶ根市の開催する講演会、学習会などに同社とケイティケイが参加し三者取り組み事例の紹介、PRを行う。

 同協定の締結により、プラスチックごみの削減に向けて当社グループ一体となりより一層の推進を図る。

※1 海洋プラスチックごみの削減に向け、"プラスチックとの賢い付き合い方"を全国的に推進する取り組み
※2 テープ単体の梱包状態にて、当社従来品(ネームランド)テープ18mm幅とラテコテープ18mm幅で比較




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2022-10-17


屋内光発電デバイス『LC-LH』が
「CEATEC AWARD 2022」の『経済産業大臣賞』を受賞
~シャープ~


 10月18日(火)より21日(金)まで開催される国内最大規模のIoTの展示会「CEATEC 2022」において、シャープが出展する屋内光発電デバイス『LC-LH(Liquid and Crystal Light Harvesting)』が、「CEATEC AWARD 2022」の『経済産業大臣賞』を受賞した。

 「CEATEC AWARD 2022」は、「CEATEC 2022」の出展品を対象に、出展者から応募のあったテーマの中から、「CEATEC AWARD 2022 審査委員会」が学術的・技術的観点、市場性や将来性などの視点でイノベーション性が高く優れている技術・製品・サービスなどを表彰するもの。

 シャープが出展する屋内光発電デバイス『LC-LH』は、屋内光を電気に高効率で変換できる色素増感太陽電池※1と、同社が長年培ってきた液晶ディスプレイ技術を融合。腕時計や電卓などに用いられる一般的な太陽電池に対して約2倍(屋内環境下)※2の発電効率を有し、小面積でもより大きな電力を出力することができる。また、電源コードが不要で電池交換の手間を省くことができるため、小型化や設置しやすさが求められる電子棚札やビーコン※3、ヘルスケアや環境関連のセンサなどのIoT製品、さらには各種リモコンやモバイルバッテリー用途にも適している。さらに、使い捨て電池から『LC-LH』搭載に置き換えることで電池の廃棄による環境負荷の低減が可能となり、便利で環境にやさしい製品の創出につながる。2023年度に液晶工場の設備を活用した、高性能、高品質、低コストな『LC-LH』の生産を予定している。

 同社は今後も、カーボンニュートラルの実現に貢献しつつ、人々の暮らしやビジネスをサポートする新たな商品・サービス・ソリューションの創出に取り組むことで、世の中に新たな価値を提供し続けていく方針。

  受賞内容
 経済産業大臣賞 屋内光発電デバイス『LC-LH』


※1 色素で吸収した光を電気に変換する有機太陽電池の一種。
※2 照度500ルクスの条件下で、屋内用途で一般的に使用されるアモルファスシリコン太陽電池との比較(シャープ調べ)
※3 電波の発信機。地下街など電波の届きにくい環境下で、代替手段としてビーコンの発信電波を受信することで、位置を特定するなどの用途に用いられる。




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2022-10-12


~京セラドキュメントソリューションズ~
ベトナム工場に新工場を増設し、生産を開始


 京セラドキュメントソリューションズは、複合機およびプリンターなどの生産能力増強のため、ベトナム工場(ハイフォン市)に新工場(第4工場 / C棟)を建設し、10月5日に開所式を執り行った。

 ベトナム工場は、中国工場(広東省東莞市石龍鎮)に続き、2012年10月より生産を開始した同社にとって二拠点目の海外工場。複合機およびプリンターの生産における世界情勢や新型コロナウイルスの感染拡大による生産拠点リスクを背景に、低コストで安定した製品を供給できる生産体制の増強を目的に本工場の増設を行った。同工場ではモジュール生産ラインの自動化や自動倉庫を導入し生産ラインの稼働状況など工場内のさまざまな情報を見える化している。その中で収集したデータを自動的にフィードバックし生産効率の改善を行うなど、IoTを活用した生産システム構築に向けた取り組みを行っている。
 今後は、サプライヤーから製品の完成までを自動・デジタルで繋ぎ、それを分析・改善することで徹底的にムダを省ける物流網を構築し、スマートファクトリーの実現を積極的に進めていく方針。

 また、同工場では、複合機やプリンターの製造拠点としての機能のみならず、研究開発機能を併せ持つ複合工場として、ベトナムの優秀なエンジニアの人たちに研究開発、設計、製造に関する研修などをおこない、その能力を生かせる職場環境を提供している。

 なお、同日、2012年より生産を開始したベトナム工場の10周年を記念して記念式典も開催された。式典にはベトナム政府関係者、お取引先様、また同社グループ会社の幹部が出席した。同工場では、今後も経営理念である「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」を具現化するため、ベトナムでナンバーワンの魅力ある工場を目指して、日々工場の進歩発展に貢献していく考えだ。

 第4工場 / C棟の概要 

名称 京セラドキュメントテクノロジーベトナム 第4工場 / C棟
建設地 ベトナム工場内
建築面積 36,127m²
延床面積  108,871m²(RC造: 地上3階建て) 
着工  2019年11月 
量産開始  2021年7月 
生産品目  複合機、プリンターの部品製造、トナー充填、物流倉庫 




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2022-10-11


「J.D. パワー 2022年カラー複合機顧客満足度調査℠」の
スモールオフィス市場部門で第1位を受賞
~コニカミノルタ~


 コニカミノルタは、CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関であるJ.D. パワージャパン(以下 J.D. パワー)が実施したJ.D. パワー 2022年カラー複合機顧客満足度調査℠のスモールオフィス市場部門で第1位を受賞した。

 J.D. パワー2022年カラー複合機顧客満足度調査SMは、J.D. パワーが年に1回、全国の企業を対象にオフィスで使用するカラー複合機*1の利用状況や各種経験、満足度を聴取し明らかにする調査。調査では、総合的な顧客満足度に影響を与える「商品」、「保守サービス」、「コスト」、「営業対応」の4つのファクターを設定し、各ファクターの詳細評価項目に関するユーザーの評価を基に1,000ポイント満点で総合満足度スコアを算出している。

 【受賞内容】

 J.D. パワー2022年カラー複合機顧客満足度調査SMスモールオフィス市場部門*2 第1位
 「営業対応」、「保守サービス」の2つのファクターで最高評価となった。

 今回の受賞は、コニカミノルタグループの事業会社であるコニカミノルタジャパンによるカラー複合機の販売とサービス活動が顧客企業から特に高く評価されたもの。
 コニカミノルタとコニカミノルタジャパンは今後ともより良い製品とサービスによる新たな価値の提供を通じ、顧客企業の満足度向上を目指す。

 【コニカミノルタジャパンの営業対応】

 コニカミノルタジャパンは、2013年から働き方改革の実践に取り組み、そのノウハウをもとに考えられた働き方のコンセプト「いいじかん設計」にもとづいて、従業員の作業じかんを減らし、創造じかん・自分じかんを増やす働き方の改革を支援している。特に、テレワークや電子帳簿保存法改正等の法令改正に伴うドキュメントの管理、デジタル化や業務ワークフローの見直しにおいては、コンサルティング支援からITサービス、ソリューションを提供し顧客の課題解決実現に取り組んでいる。さらに、WEBサイト「IDEA SHOWROOM」を活用したオンラインでの営業活動を推進している。IDEA SHOWROOMでは、コニカミノルタジャパンの自社実践にもとづいたノウハウや解決事例を通して、顧客の課題を明確にすることや、課題を解決するために最適な商品・サービスを、いつでも、どこからでも提案することができる環境を提供していく。

 【コニカミノルタジャパンの保守サービス】

 コニカミノルタジャパンの保守サービスは、データ分析を取り入れて障害を未然に防止し、全国の技術スタッフと連携することで、機械のダウンタイムを最小限に抑える質の高い解決策を提供している。
 また、リモートサービス「コニカミノルタiCare」を提供し、複合機をリモートで監視・点検を行い、故障の未然防止や故障時の迅速な対応を実現している。さらに、コニカミノルタジャパンとコニカミノルタの販売店を合わせた数千名のカスタマーエンジニアが、IT環境への提案などを行う事でお客様の働き方改革に寄り添う課題解決パートナーの役割も担っている。年に1回、コニカミノルタジャパンと販売店のカスタマーエンジニアが合同で実力を競い合うコンテスト、”ビジネスアスリートオリンピック”を実施し、知識と技能を高め、多方面からお客様への提供価値を高めている。

※1 プリント機能、ファクシミリ機能、スキャン機能などを利用できるデジタル複合機を対象として実施。プリンターをベースとするような卓上小型機やインクジェット複合機については調査対象外
※2 従業員数5名以上30名未満企業




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