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例えば、下の<topicsロゴ>を画像保存する時のケースを例に挙げて説明してみよう。 まず、ロゴの保存のしかただが、これは上列左にある「Web保存ウィザード」を開き、<選択されたオブジェクトを保存する>を指定し、「次へ」と進む。ここでは<保存形式の選択>のページが表示されるので、「GIF」を選択してさらに「次へ」と進む。(なお、写真の場合は「JPEG」を選択する)。すると、「GIF属性の設定」のページが開かれる。ここには、設定前と設定後(GIF処理後)の画像がプレビューに対比・表示される。この時の画像が、一番左の256色(「A」)。つまり、最も解像度が高い状態でGIF属性の設定が行なわれた画像である。そして、これをそのままの状態で保存したとすると、そのファイルサイズは5.4KBとなる((下記サンプルの場合)。 では、次にもう少し解像度を落としてみてみよう。解像度を落とすということは画像を軽くすることであり、画像を軽くするということは即ち、インターネットでページを検索した時に画面上により早く表れるということである。
これは、写真にしてもロゴ文字あるいはイラストなどにしてもそうだが、解像度の高い画像は見た目も非常に鮮やかで綺麗だが、反面画像が重くなるため、画面に出てくるまでにどうしても時間がかかるという欠点がある。見る人にとってはこれほどイライラすることはないわけで、つい待ちきれなくなって切ってしまうということはよくある話である。メーカーやネットワーク関連、もしくはWeb関連企業のように、「ホームページ」そのものをPR・技術発信の場として位置づけているところならばともかく、そうでない一般の企業はできるだけサッ、サッと見れるホームページづくりを心がけるべきであり、ましてや<情報発信型ホームページ>をつくろう!となればなおさらである。 というわけで、ここでは画像の品質を落とさない範囲でいかに画像を軽くするかという観点から、画像の保存のしかたについて話を進めて行きたい。 さて、話を元に戻そう。左から2番目の「B」のロゴは画像を128色に落として保存したもの、同じく3番目の「C」はさらに64色に落として保存したものである。ここまでの3つのロゴを比較してみると分かるように、ほとんど見た目には変わりない。が、これを「D」の6色までに画質を落とすとどうだろう。さすがに劣化がはっきりと見えてくるのが分かるだろう。そこで、まず、Dをカットし、見た目がほとんど変わりないA、B、Cの中から、最も画像のファイルサイズの軽いC(64色、3801バイト)を選び採用する。つまり、これによってAよりも30%も画像を軽くすることができるわけである。たかが1個のロゴと言うなかれ。これが1ページに数個のロゴや写真が入るようになると、全体の重みはかなり違ってくる。だから、GIF属性の設定にあたっては、色数をひとつの目安として64色程度に落とし画像保存すること。これが第1のポイントである。またこれは、ロゴ自体の色合によっても変わってくるので、最終的にはプレビューで画像確認して選択することである。
また、画像保存時のポイントその2は、キャンパス上での処理のしかたである。 例えば、上記「A」の256色(5484バイト)のロゴをキャンパス上で(例1.)の大きさで処理した場合と、(例2.)の大きさで処理した場合(いずれも原寸)とでは、解像度は同一でもファイルサイズの容量はこのように違う。3801バイト対6994バイトだから、その重さは約2倍弱も違うのだ。 つまり、キャンパス上で保存(Web保存ウィザードに)する時に気をつけなければならないのは、大きなサイズで保存するとそれだけで容量を食うことになるので、実際にホームページ上に貼り付ける位の大きさ(例1)の適当なサイズで保存することである。 また、その逆に、画像をキャンパス上で小さいサイズで保存したらどうかだが、これは保存した時のサイズの状態でページ上に貼り付けるならば問題はない。が、拡大した時に画質が劣化(ぼやける)するので要注意。あくまでも、「ホームページ」上にどの程度の大きさで貼り付けるのかを想定してキャンパス上で処理することが大切である。
なお、キャンパス上での異なるサイズの画像をそれぞれ保存し、それをホームページ上に呼び出し、同一サイズに縮小して貼り付けた場合のロゴイメージは上記図の下段の通りである。つまり、画像を縮小すればするほど画質の品位は上がる(例2.の方が縮小率は高い)。しかし、ファイルサイズそのものはそれほど変わらないということである。<情報発信型ホームページ>の場合は、(例1.)の画像でも充分かと思われるので、キャンパス上ではとにかく大きなサイズでは保存しないことを常に心がけることである。 また、ロゴ文字の保存は写真も同様、全て「半角・英数文字」で入力すること。そうしないとサイトに転送できなくなるので要注意。これはページの保存など全てに共通することであり、いわば「ホームページ」づくりの原点でもある。
さて、こうして保存されたタイトルロゴを、次はindex(半角・英数文字)ページの表紙に貼り付ける作業である。 前回の配信では、素材集の写真を背景画像として採用。これをさらに画像編集して、数種類の表紙をホームページ上で実際に作ってみた。そこで、今回はそれらのサンプル表紙にタイトルロゴを貼り付けるまでの作業を行なってみよう。
タイトルロゴの貼り付けが終われば、次はタイトル部の仕上げである。「検索ボタン」の取り付けや情報便の訴求テーマ、あるいは発信社名等の入力を行い、さらにはアニメやイラスト・アイコンなどを表内に取り込んで飾りつけていく作業である。次回は表をフルに活用した、次のようなタイトル部の仕上げを行なってみたい。
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■情報発信型ホームページをつくろう!〜<表紙のつくり方/実践編1> | A−2 |