スチールケース社(本社:米国ミシガン州グランドラピッツ、プレジデント&CEO:ジム キーン)と、日本マイクロソフトは、日本の法人のお客様の働き方改革に貢献することを目指して、クリエイティブな思考、そしてより良いコラボレーションを生み出すためにデザインされた様々なテクノロジーを備える「クリエイティブ スペース」を共同展開する。
クリエイティブ スペースは、スチールケースの建築要素と家具に、Microsoft Surface デバイスや統合型情報共有クラウドサービス Office 365がシームレスに統合されたオフィス環境。2017年3月にスチールケースとマイクロソフト コーポレーション(本社:米国ワシントン州レドモンド)が発表したパートナーシップに基づき、アジア太平洋地域では初めて、日本において協業を開始するもの。
スチールケースとマイクロソフトが2017年春に実施した共同研究によると、クリエイティビティ(創造性)は、働く人にやりがいを与えることに加え、企業や組織のイノベーションと成長にとって不可欠とされる職務スキルのひとつであることが明らかになっている。しかし、現在、多くの企業では、テクノロジとオフィス空間は切り離され、包括的な投資として計画されておらず、創造性を促進する職場環境の実現が難しい状況にある。創造性は誰もが発揮できる能力だが、働き方は、一人で、ペアで、グループでの作業と多様なため、物理的な環境に統合された様々なタイプのデバイスの活用が不可欠であり、また、ワークスペースは、生産性を損なうことなく人々の発想力を掻き立てるものでなければならない。
両社では、オフィス環境を提供する企業として100年以上の歴史を持つスチールケースと、創造性を自然に引き出し他者とコラボレーションできることを目指して設計された Surface および Office 365を持つマイクロソフトが連携することで、オフィス環境において「場」と「テクノロジ」がシームレスに融合し、創造性のある働き方改革の推進に貢献できるものと考えている。
両社の今回の協業における
- スチールケース ワークライフ東京(東京都港区南麻布)に最新の Surface Hub、Surface Studio、Surface Book、Surface Pro を配備し、様々なタイプの「クリエイティブ スペース」を開設する。また、日本マイクロソフトの品川本社オフィスの来客スペース内にも、「クリエイティブ スペース」をコンセプトとした小規模なスペースを設置する。両社では、個別の商談やセミナー、働き方改革の取り組みを紹介するオフィスツアー等を通じて、法人のお客様にクリエイティブ スペースを紹介していく。
- スチールケースでは、自社内のコミュニケーション&コラボレーション基盤として、
Office 365を導入するとともに、自社での導入・活用の経験を踏まえて、お客様にクリエイティブ スペースを提案する。 - スチールケースの販売代理店である、ワークプレースソリューションズ(本社:東京都港区)が、新たにマイクロソフトのSurface Hub 取次リセラーに加わる。オフィスの設計デザインや家具を販売するスチールケースの販売網を通じてSurface Hub が販売されることになる。
- スチールケースでは、Microsoft Azure IoTテクノロジ(注)を活用したオフィス ソリューションを今後発表する予定。この新技術は、ワークスペースを改善する分析機能をお客様に提供するのに加えて、オフィスで働く人が、多様なオフィス環境の中から、最適な場所を探し出しやすくする。
- 日本マイクロソフトでは、オフィスの移転や開設、レイアウト変更等を行われるお客様に対して、自社製品・サービスに加えてスチールケースのソリューションも提案するほか、日本マイクロソフトが展開する「働き方改革推進会社ネットワーク」の賛同法人向けに、クリエイティブ スペースをご紹介するセミナーをスチールケースと連携して実施する予定。
スチールケース ワークライフ東京、および、日本マイクロソフトの品川本社オフィスには、以下の3種類のクリエイティブ スペースを設置する。
スチールケース(Steelcase)は、創業100周年を迎えた世界をリードする米国のオフィス家具メーカー。常に未来を見据えて「働くこと」を研究し、仕事をする「場」における人間の可能性を切り開くスペースの提案、そして社会的、経済的、環境的な側面からサステナビリティを考慮した家具やサービスの包括的なポートフォリオを提供している。全世界800以上の代理店を含む販売網を有し、グローバルに事業を展開している。2016会計年度は売上高31億ドルを記録した上場企業。 |