日本マイクロソフトとソフトバンクは、次世代コミュニケーション環境の構築に向けた戦略的パートナーシップを結び、「Office 365」※1におけるコラボレーションツール「Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)」※2向けの音声通話サービス「UniTalk(ユニトーク)」の提供を、2019 年 8 月 1 日から開始する。「UniTalk」は、「Microsoft Teams」のユーザーがオフィスや外出先からパソコンやタブレット、スマートフォンなどを使って※3、固定電話番号(0AB-J 番号※4)での発着信ができる新しい音声通話サービス。日本において「Microsoft Teams」向けの音声通話サービスを提供するのは初めて※5。
「Microsoft Teams」は、「Office 365」においてチームワークを実現するためのコラボレーションハブとして機能するアプリケーション。チャットによる会話を軸に、資料の共有や同時編集、ビデオ会議や企業向け電話機能、各種アプリケーションとの連携が可能。すでに海外の多くの地域で、「Microsoft Teams」向けの音声通話サービスが提供されているが、日本においては初めて、ソフトバンクが「UniTalk」を提供する。
「UniTalk」は、「Microsoft Teams」のユーザーにそれぞれ固定電話番号(0AB-J 番号)が割り当てられ、パソコンやタブレット、スマートフォンなどで発着信ができる音声通話サービス。「Microsoft Teams」に音声通話サービスを統合できるため、ビジネスに必要なあらゆるコミュニケーションをシームレスかつ場所を問わずに行うことができ、多様なワークスタイルに対応可能。また、固定電話番号(0AB-J 番号)が利用できるため、企業の顧客対応業務などで、「050」番号ではなく「03」「06」など地域性がある市外局番から始まる電話番号を利用したいというニーズに対応できる。さらに、マルチデバイス対応かつオンライン音声通話サービスであるため、お客さまのオフィスへの固定電話機の設置や電話回線の引き込み、宅内工事が不要で、設備の運用や管理負担が大幅に軽減される。
■「UniTalk」の特長
- コミュニーケーションツールを集約し、多様なワークスタイルに対応
「Microsoft Teams」に業務上のあらゆるコミュニケーションを集約することができ、社員の作業効率の向上が期待できる。パソコンやタブレット、スマートフォンを使い、社外でも会社の固定電話番号で通話できるため、在宅勤務やリモートワーク、フリーアドレスなど多様なワークスタイルに柔軟に対応できる。 - 固定電話番号(0AB-J 番号)が利用可能なオンライン音声通話サービス
固定電話番号(0AB-J 番号)に対応しているため、顧客対応業務や社外からの問い合わせに地域性がある固定電話番号を使いたいという企業のニーズに対応できる。 - 定額料金で利用可能
国内向けの音声通話を 1 番号当たり月額 800 円(税抜き)で利用できる。 - 電話設備の運用・管理負担を軽減
お客さまのオフィスへの固定電話機の設置、電話回線やゲートウェイ設備※6など従来必要とされていた設備が不要なため、導入時の工事や運用管理の負担を軽減できる。 - 高品質の音声通話を実現
「Microsoft Teams」のクラウド基盤とソフトバンクの電話網を直接接続し、高度なシステム連携を実現しているため、従来の IP 電話より高い品質の音声通話サービスを提供することができる。
日本マイクロソフトとソフトバンクは、これまでもさまざまなサービス領域で連携してきたが、今回「Microsoft Teams」と「UniTalk」を通して次世代のコミュニケーション環境を提供し、企業の社内外におけるあらゆるコラボレーションを生み出すことを目指す。また、両社は日本市場で「UniTalk」を普及させるために、共同営業体制を拡充していくとともに、「UniTalk」のサービス拡充の一環として、AI(人工知能)を活用し、自動翻訳機能や自動音声応答ロボットによる電話対応機能の開発などを検討し、音声コミュニケーションサービスの向上を図る。
※2 「Microsoft Teams」を利用するには、「Microsoft 365」F1/E3/E5 または「Office 365」F1/E1/E3/E5 などのライセンス契約が必要。 ※3 パソコンやタブレットで使用する際は、イヤホンなどを用意する必要がある。 ※4 「03」や「06」など、固定電話に割り当てられる番号。 ※5 ソフトバンク調べ(2019 年 6 月 17 日時点)。 ※6 異なるネットワーク同士を接続する通信機器を指す。 |