シャープは、AIoTプラットフォームを活用したスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」の提供を開始する。テレワークや業務効率化を支援する機器・サービスを提供し、導入から運用までをワンストップでサポートする。
本サービスは、COCORO OFFICE対応機器の導入と同時に契約することにより、利用することができる。契約すると、COCORO OFFICEを5年間利用できるID(企業ID:1、ユーザーID:5)をライセンスする。第一弾、対応機器としてデジタルフルカラー複合機およびNAS(ネットワーク接続ストレージ)を用意。また、COCORO OFFICEでは、クラウド型Web会議サービス『TeleOffice』やビジネスチャット『LINC Biz』のほか、パソコンのセキュリティ対策や勤怠管理などの各種サービスを提供。ポータルアプリ上で、機器やサービスを一元管理することも可能。各機器やサービスに関わるお問い合わせには、COCORO OFFICE専用の窓口が対応し、ワンストップでサポート。月々の請求も一括で行うので、支払業務の負荷も軽減できる。
今後、対応機器にUTM(統合脅威管理)や電子黒板、パソコン、スマートフォンなどを加えるとともに、COCORO OFFICEのプラットフォームを開放。他社との連携も推進することで、対応機器やサービスのさらなる拡充を図り、企業活動における生産性の向上に貢献していく考え。
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■ 背 景
・少子高齢化に伴う労働力不足の解消や多様な働き方の実現が課題となる中、2019年4月より「働き方改革関連法」が順次施行され、今年4月には適用範囲が中小企業にも拡大された。加えて、“with/afterコロナ”におけるニューノーマル(新常態)の世界において、テレワークをはじめとする勤務スタイルの変化など、新たな潮流への対応も求められている。一方で、中小企業を中心に、IT人材不足、システム導入・運用資金の確保、セキュリティ対策などに課題を抱える企業も多いのが実態。
・シャープはこれら課題への対応策として、スマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」を通じて、企業活動における業務効率化や生産性の向上に貢献していく考え。
■ 主な特長
1.テレワークや業務効率化を支援するCOCORO OFFICE対応機器とサービスを提供
・スマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」は、COCORO OFFICE対応機器の導入と同時に契約することにより利用できる。
・契約すると、本サービスを5年間利用できる企業用ID 1つとユーザー用ID 5つをライセンス。ユーザー用IDは、オプションで追加することも可能。
・テレワークや業務効率化、セキュリティ対策などを支援する各種サービスも提供する。
・対応機器やサービスは、今後順次拡大予定。
1)COCORO OFFICE対応機器
・第一弾、デジタルフルカラー複合機 1機種およびNAS(ネットワーク接続ストレージ)2機種を、COCORO OFFICE専用機種としてサービス開始と同時に発売する。
①デジタルフルカラー複合機<BP-30C25>
・本機は、「コピー」「ファクス」「プリント」「スキャン」の基本機能を標準搭載。よく使う機能を操作部に大きく表示する「シンプルモード」に対応。白と黒のツートンカラーを採用したシンプルかつコンパクトな本体デザインは、白を基調とした明るいオフィスはもちろん、木目調などの落ち着いた色合いのインテリアにも調和している。
②NAS(ネットワーク接続ストレージ)<BP-X1ST08/BP-X1ST04>
・ハードディスク容量8TBの<BP-X1ST08>と4TBの<BP-X1ST04>の2機種をラインアップ。高速イーサネット10GbEと2.1GHzクアッドコアCPUを搭載。オフィス内のスムーズな情報共有を可能とするファイルサーバーとして活用できる。
・独自開発の全文ファイル検索機能を搭載。キーワードを入力することで、膨大なデータの中から必要なファイルを高速で検索できる。バックアップ機能だけでは対処の難しかった誤削除や編集ミスからのファイル復元を可能とするスナップショット機能も搭載している。
2)提供サービス
・COCORO OFFICEでは、テレワークや業務効率化、セキュリティ対策などを支援する各種サービスを提供する。
・サービス開始時には、クラウド型Web会議サービス『TeleOffice』やビジネスチャット『LINC Biz』、クラウド勤怠管理システムなどを提供。パソコンに加え、スマートフォンからも操作できるので、外出先やテレワーク中でも簡単に利用できる。
・また、オフィスで導入するパソコンをネットワーク上の脅威から守るエンドポイントセキュリティ※3のほか、NASを導入の企業には、万が一のトラブルに備えたデータ復旧安心サービスパック※4も提供する。
2.COCORO OFFICEのポータルアプリ上で、機器やサービスを一元管理
・パソコンおよびスマートフォン用のポータルアプリを提供する。利用者が、COCORO OFFICEのユーザーIDでログインすると、連携する機器やサービスが一覧表示される。
・本アプリを介して、各機器の状況の確認や操作が可能。デジタルフルカラー複合機のエラーや用紙切れ、トナー残量などの情報が確認できるほか、NASに保存したデータを、パソコンやスマートフォンから簡単に検索、閲覧することができる。
・デジタルフルカラー複合機とNASの両方を導入すれば、複合機が受信したファクス内容を自動でNASに保存。ポータルアプリに通知する。外出中や在宅勤務中でも、オフィスに届いたファクスをすぐに確認できる。
・サポート窓口への連絡も本アプリから簡単に行える。
3.問い合わせ窓口を一本化。利用料の請求までワンストップでサポート
・本サービスの開始に合わせ、COCORO OFFICE専用サポート窓口を開設。機器とサービスの問い合わせ窓口を一本化しているので、使い方が分からないときやトラブルの発生時には、すぐに確認できる。また、各機器やサービスの月々の利用料は一括で請求されるので、支払業務の負荷も軽減する。
・企業ごとの課題解決に貢献するソリューションの提案から導入支援、運用保守・管理、トラブル時の対応までワンストップでサポートするので、IT管理者や機器管理専任者がいない企業にも手軽に導入できる。