リコーとサイエンスアーツ(代表取締役社長:平岡 秀一)は、音声ソリューション分野における業務提携契約を締結した。今後、販売面における連携を強化するとともに、両社の強みを生かして業種・業務に特化した音声ソリューションの共同開発を行い、早期の市場投入を目指す。
今回の協業では、サイエンスアーツの技術やソリューションを活用し、音声グループコミュニケーションによるお客様の業務効率化、働き方改革を支援する。リコーグループの国内販売会社であるリコージャパンは7月から、サイエンスアーツの開発・提供するBtoB向けクラウドサービス、未来型チームコミュニケーション「Buddycom(バディコム)」の販売を開始している。今後、サイエンスアーツのソリューションをリコーがさまざまな業種・業務のお客様に対して課題解決する際の提案に組み入れて提供する。また、従来取得が難しかった現場の音声データを活用した業種・業務向けのソリューションやクラウドアプリケーションを共同開発し、提供する。
三密状態の回避など、新型コロナウイルスの感染予防を前提としたニューノーマル(新常態)の時代において、音声を活用したソリューションの提供を通じて、オフィスやホーム、現場といったお客様の「はたらく場所」を問わず、新しい生活様式におけるお客様の業務遂行を支援する。また、音声をデジタルデータ化し、蓄積されたデータを活用することで、お客様のさまざまな業務プロセスを自動化・省力化し、生産性向上に貢献していく考え。
音声を活用したソリューションを、1)音声コミュニケーション、2)音声認識、3)音声データ活用という3つの分野に分け、音声コミュニケーションを軸としつつ、相互に連携した発展・深化型ソリューションの開発・提供を目指し、お客様の生産性向上や売上拡大に貢献する。リコーはこれまでも音声コミュニケーション分野でエッジデバイスを含むソリューション提供を進めてきているが、今後もお客様ごとに最適な提案ができるよう、音声認識・音声データ活用の取り組みを強化していく。
サイエンスアーツが提供するBuddycomは未来型チームコミュニケーションのクラウドサービス。音声や動画、位置情報に加え、AIを利用したデジタルアシスタントでのコミュニケーションを実現しており、多くのエコシステムパートナーと連携し、現場のデータを生かす最新の機能を使うことができる。
今後もリコーグループ及びサイエンスアーツは、音声認識などの技術を用いてお客様にとってより魅力あるデジタルサービスを提供することで、はたらく人同士のコミュニケーションをサポートし、ニューノーマルの時代に求められる働き方や仕事の進め方の改革をお手伝いしていく考え。
サイエンスアーツについて
サイエンスアーツは、「世界の人々を美しくつなげます」をミッションとして掲げ、未来型チームコミュニケーション「Buddycom」を提供している。Buddycomは既に200社を超えるお客様の現場で活用されており、音声のみならず、テキスト、画像、動画、位置情報、AIなどを活用することにより、あらゆる業種・業界のミッションクリティカルな現場において、新たなチームコミュニケーションを可能にする。