学習塾向けICTコンテンツを運営販売するスタディラボ(本社:東京都文京区、代表取締役:地福武史)は、セイコーエプソンとのオープンイノベーションにより、家庭学習もサポートする塾向け学習支援サービス「StudyOne(スタディワン)」を開発した。
「StudyOne」は、スタディラボが持つLMS(学習管理システム:Learning Management System)と、エプソンが持つ遠隔印刷・スキャン技術を組み合わせて、デジタルと紙を融合させた家庭学習をデザインできるサービス。
例えば、オンラインでの授業後、すぐに課題を遠隔印刷し、解答を遠隔スキャンで提出することで、子ども部屋と学習塾をつなぐことが可能。
さらに、紙教材の課題提出までのやりとりをLMSによって記録することで、先生が生徒の学習過程全体を把握でき、生徒一人ひとりに合わせた学習指導を行う環境を提供する。
■StudyOneの仕組みとは
最初に先生はプリントを[LMS]に取り込む。次に取り込んだプリントを対象の生徒宅へ送信する。生徒は届いたプリントで学習し、解き終わったらプリントをスキャンして塾へ返信する。各プリントには情報を識別できるQRコードが自動で印刷され、生徒の学習ログとしてデータを蓄積することができる。
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■学習塾(先生)のメリット
先生はいつ、どこにいてもLMSを通し課題の提出状況や内容を確認できるので、これまで見えにくかった家庭学習での成果が「見える化」され、指導面にも大きな成果が期待できる。
■ご家庭(生徒)のメリット
長期記憶において「紙に書くこと」が重要で、答えだけでなく、解答途中の過程も先生に見てもらえるため、学習の質の向上が期待できる。
■StudyOne実証開始に向けて
StudyOneは2022年6月から実証を開始する。 スタディラボではさまざまなパートナー企業と協力し、これからも「学習塾のDX促進」をサポートする教育ICTコンテンツを開発、販売していく。
エプソンは、環境・共創・DXをキーワードに社会課題の解決を目指している。今回の取り組みではパートナー企業様との共創により教育現場でのDXを促進し、生徒一人ひとりに合った学習体験の実現を目指す。エプソンは、今後もオープンイノベーションにより、様々な分野での取り組みを行っていく考え。