リコーと公益社団法人日本将棋連盟(会長:佐藤 康光)は、将棋対局時の記録係の不足に対応するために、AI(人工知能)技術を活用し、棋譜を自動的に生成する「リコー将棋AI棋譜記録システム」(通称「リコー棋録」)を開発した。2019年7月より、システムの実証実験を共同で開始する。
現在、日本将棋連盟では、年間3,000局以上の対局が行われており、全ての対局で棋譜の記録と計時が記録係によって手動で行なわれている。記録係は、プロ棋士を目指している奨励会員が主に行っているが、近年、高校・大学に進学する奨励会員が増えていることや、対局数が増加していることなどにより、記録係を担う人材が慢性的に不足する事態が発生している。このままでは将棋連盟と各棋戦の主催者にとって、重要資産である「棋譜」が残せなくなることが危惧されてきた。
本システムは、リコーがこれまで培ってきた画像処理技術とAI技術により、これまで記録係が行ってきた棋譜の記録を自動化するもの。対局の盤面を天井からのカメラで動画撮影し、AIソフトに取り込み解析することで、リアルタイムで棋譜が生成され、将棋連盟の「棋譜データベース」に取り込まれる。これにより、記録係の人材不足が大幅に解消される見込み。
2019年7月から開始される、第9期リコー杯女流王座戦本戦トーナメントから実証実験を行い、2020年4月以降の本格運用を目指す。
リコーは、2011年より、リコー杯女流王座戦を主催してきた。また、リコー将棋部は企業日本一を決定する内閣総理大臣杯職域団体対抗将棋大会のS級で現在、7連覇(継続中)するなど、これまでも将棋と深く関わっており、将棋対局に関わるノウハウを蓄積してきた。
また、AIへの取り組みとして、2017年にはAI開発に関する専任組織「AI応用研究センター」を設立して、AIの製品への搭載や、社内の業務改革への適用などに取り組んでいる。独自性のある高度な技術開発を進め、世界トップレベルのAI技術の開発を目指すと同時に、AIをより汎用化することで、広くお客様の課題解決に活用できるようにしたいと考えている。
今回の「リコー将棋AI棋譜記録システム」はAIによるお客様の身近な課題解決のひとつとして発表するもの。将棋連盟における「働き方改革」を支援していくことで将棋文化の発展に貢献していきたいとしている。
現在、日本将棋連盟では、年間3,000局以上の対局が行われており、全ての対局で棋譜の記録と計時が記録係によって手動で行なわれている。記録係は、プロ棋士を目指している奨励会員が主に行っているが、近年、高校・大学に進学する奨励会員が増えていることや、対局数が増加していることなどにより、記録係を担う人材が慢性的に不足する事態が発生している。このままでは将棋連盟と各棋戦の主催者にとって、重要資産である「棋譜」が残せなくなることが危惧されてきた。
本システムは、リコーがこれまで培ってきた画像処理技術とAI技術により、これまで記録係が行ってきた棋譜の記録を自動化するもの。対局の盤面を天井からのカメラで動画撮影し、AIソフトに取り込み解析することで、リアルタイムで棋譜が生成され、将棋連盟の「棋譜データベース」に取り込まれる。これにより、記録係の人材不足が大幅に解消される見込み。
2019年7月から開始される、第9期リコー杯女流王座戦本戦トーナメントから実証実験を行い、2020年4月以降の本格運用を目指す。
リコーは、2011年より、リコー杯女流王座戦を主催してきた。また、リコー将棋部は企業日本一を決定する内閣総理大臣杯職域団体対抗将棋大会のS級で現在、7連覇(継続中)するなど、これまでも将棋と深く関わっており、将棋対局に関わるノウハウを蓄積してきた。
また、AIへの取り組みとして、2017年にはAI開発に関する専任組織「AI応用研究センター」を設立して、AIの製品への搭載や、社内の業務改革への適用などに取り組んでいる。独自性のある高度な技術開発を進め、世界トップレベルのAI技術の開発を目指すと同時に、AIをより汎用化することで、広くお客様の課題解決に活用できるようにしたいと考えている。
今回の「リコー将棋AI棋譜記録システム」はAIによるお客様の身近な課題解決のひとつとして発表するもの。将棋連盟における「働き方改革」を支援していくことで将棋文化の発展に貢献していきたいとしている。