近年、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、withコロナ時代の新たな働き方や、新たな生活様式(ニューノーマル)として、企業では様々なデジタルトランスフォーメーションを推進するニーズが高まっている。その中で、テレワーク、サテライトオフィスを活用する上で、紙ベースの業務は障害になりかねず、業務プロセスの見直しやデジタル化への取り組みが大切となっている。一方、現在の日本では、紙ベースの業務が未だ多く残っており、プリント業務の効率化が欠かせないのが実情。
「Dispatcher Suite」では、ドキュメント業務を一元管理するソリューションとして、紙文書を効率的に電子化する「Dispatcher Phoenix」と、サテライトオフィス環境を含めた多様なロケーションでも、複合機から認証印刷することで、複合機の利用状況を可視化できる「Dispatcher Paragon」を同時に提供する。これにより、紙ベースでのワークフローを電子化することで、自動化による作業時間削減や、作業ミスを削減できる。また、認証プリントにより取り違えを防止することでドキュメントセキュリティーも向上、ユビキタスプリント機能により、サテライトオフィスでの印刷や、ほかの人の印刷待ちによる待ち時間を削減でき業務効率化も実現できる。
Dispatcher Paragon が提供する価値
「Dispatcher Paragon」は、管理サーバーにより、認証、集計、出力を1つのシステムで提供するサービス。ドキュメントのプリント、コピー、スキャン、ファクスを行う前にユーザーを認証することで、セキュリティー強化を実現する。さらに、ネットワーク上のどの複合機からでも安全に印刷ができるため、サテライトオフィスでのテレワーク業務もスムーズに行え、利用者の生産性を向上させる。さらに、管理者には、認証データやプリント出力枚数、トナー使用量などの包括的な情報を提供し、管理者の集計作業を低減させ、管理業務の省力化やプリントコストの削減に貢献する。
「Dispatcher Paragon」は、大規模環境での運用や冗長化、負荷分散などの様々なニーズへ対応する一方で、中・小規模環境下では、複合機とITサービスが一体となった「Workplace Hub Smart(ワークプレイス ハブ スマート)」のサーバー機能を利用することで、追加でサーバー機器を用意することなく、サーバー運用からオンサイト・リモートによる保守体制まで構築でき、IT管理者のいない企業でも容易に導入、運用することができる。さらに、タスクオートメーションツール「Dispatcher Phoenix」を連携することで、プリント業務だけでなく複合機のスキャン業務も含めたドキュメントワークフロー全体を効率化する。
コニカミノルタジャパンは、「Dispatcher Paragon」と「Dispatcher Phoenix」、「bizhub i-Series」、「Workplace Hub Smart」をシームレスに統合することで、顧客のデジタルトランスフォーメーションの推進を後押しする考え。
Dispatcher Paragon の主な特長
ユーザー認証
ユーザーID / パスワード入力によるユーザー認証のほか、FeliCa などの非接触ICカードによる認証により、社員証などの IDカードと連動させることで、ドキュメントのセキュリティー強化を実現する。
自動集計とレポート作成
ネットワーク上のすべての印刷の利用状況を日、週、月単位、または長期にわたってレポートを 自動作成することができ、組織全体、部門、個々のユーザーの使用量とコストを簡単に管理することができる。これにより、管理者の集計作業の負担を低減させ、生産性の向上とプリントコストの削減を実現する。
どこでも安心プリント(ユビキタスプリント)
1つのプリンタードライバーだけで、ネットワーク上のどの複合機からでも安全に印刷ができる。1つのオフィスから複数のオフィスまで拡張が可能で、いつでも、どこでも、どの複合機でも業務が行え、生産性が向上する。
サーバーレスユビキタスプリント機能(i-Option LK-114)との連携
複合機オプションのサーバーレスユビキタスプリント機能との連携により、複合機情報やユーザー認証情報は、サーバーで一元管理され、各拠点の印刷データはサーバーを介さず、複合機に一時保存される。これにより、サーバーへの印刷データの通信量が抑えられ、本社と拠点を接続するWAN※(Wide Area Network)に負荷をかけずに、社内のユビキタスプリントを実現する。
※地理的に離れた拠点間を結ぶ通信ネットワーク
モバイル印刷
モバイルデバイスを使って、電子メールやウェブページ経由でプリントジョブを発信することができる。これにより職場に限らず、どこからでもプリントを実行することが可能となる。
ドキュメントの電子化とワークフロー機能(Dispatcher Phoenix)との連携
「Dispatcher Phoenix」と組み合わせることで、スキャンとプリントの統合ドキュメントハンドリングソリューションの提供が可能。さらに、1回のユーザー認証で、プリント出力だけでなく、「Dispatcher Phoenix」のドキュメントワークフローを実行することができる。「Dispatcher Phoenix」は、あらかじめワークフローを設定しておけば、ファイル収集から文書データの加工や編集などの処理作業、ストレージへのデータ格納やメールでの共有といった配信作業まで、一連の電子化作業のプロセスをボタン1つで実行できる。また事前に作業開始時間を設定することで、時間にとらわれず作業を行え、ドキュメントの電子化に関わる業務を大幅に効率化できる。
管理者の負担を軽減する複合機一体型 Workplace Hub Smart での提供
「Workplace Hub Smart」では、複合機の機能とITサービス、IT保守・運用をシームレスに統合したサービスを提供している。複合機一体型「Workplace Hub Smart」のサーバーを利用することで、追加のサーバースペースを取らず、認証プリント、ドキュメントワークフロー、FAXワークフローをご利用できる。リモートによるサーバー運用から保守まで一元的に対応するので、IT管理者の負担を軽減する。
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