パナソニックは、このほど、同社製ビデオ会議システム「HD映像コミュニケーションシステム(HDコム)」の新サービスとして、ビデオ会議クラウドサービスを開発した。サービスの提供開始は2021年春を予定している。オンプレミス型ビデオ会議システムである「HDコム」の高品質、高画質な会議を維持しつつ、パナソニック独自のビデオ会議クラウドサービスを使って、社外のHDコムやパソコン、モバイル端末とも場所を選ばず、簡単に会議ができるようになる。
同社は、2009年からHDコムを発売し、高解像度な映像とクリアで高音質な音声により、臨場感のあるスムーズな会議が可能なビデオ会議システムとして好評を博してきた。これまでにも、最上位モデルであるKX-VC2000J(2016年12月発売)において、本体端末のみでは業界最多となる24拠点接続を実現しているほか、本体端末でのUSB録画やモバイル端末向けアプリケーションの提供等、市場要望と時流に一早く対応したビデオ会議システムの活用方法を提案し続けてきている。
このほど、ニューノーマルの時代の働き方に貢献するサービスとして、Web会議の簡便さを取り入れ、ビデオ会議システムと簡単にハイブリッドな接続を実現できることに加え、社外のさまざまなモバイル端末との接続を可能にする、ビデオ会議システムHDコムのクラウドサービスを開発した。これにより、社内のHDコムと社外ネットワークに接続された取引先のHDコムも国内や海外を問わず、同サービス上でのミーティングに招待することによって会議を開催できる。さらに、パソコンはブラウザ、スマートフォンは専用アプリケーションにより、同様に会議に参加することができる。なお、新サービスの提供開始は、2021年春を予定している。
同社は、今回の新サービスを場所や時間にとらわれない多様な働き方に対応でき、スムーズなコミュニケーションを実現することで、働き方改革やテレワークに貢献するものとして、業種・業態を問わず、さまざまな「現場」へ向けて提案していく方針。
<主な特長>
1. 社内(HDコムでのリアルな会議)と社外(リモート参加者)をハイブリッド接続
2. 取引先や海外拠点、さらにはモバイル環境からでも簡単に接続可能
3. 社外との接続でも社内ネットワーク機器の再設定が不要※1
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