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2022-11-22


有機EL採用、タッチ機能搭載の軽量ハンドアウト型ディスプレイ
「RICOH Portable Monitor 150BW/150」を新発売
~コミュニケーションの共創を促し、ハイブリッドワークを支援~


 リコーは、2022年11月30日に「RICOH Portable Monitor 150BW」「RICOH Portable Monitor 150」を発売する。
 「RICOH Portable Monitor 150BW」「RICOH Portable Monitor 150」は、持ち運びしやすいうえにタッチ操作も可能な15.6インチのポータブルディスプレイ。「RICOH Portable Monitor 150BW」は、バッテリー搭載のモデルで、ワイヤレス接続*1にも対応している。ワイヤレス接続には「SSE(Smart Streaming Engine)」技術を採用しており、映像遅延が少なく、快適な投映とタッチ操作を実現している。パソコンのディスプレイとしての利用はもちろん、商談や打合せの場で紙の資料を配布する代わりに本製品を配布したり、そこから参加者が資料への書き込みを行ったりと、対面の場を活かした少人数でのコラボレーションを促進するコミュニケーションデバイスとして活用できる。

 リコーは、エッジデバイスやデジタルサービスの活用によるワークプレイスの変革を通じて、お客様のよりよい働き方の実現を支援していく考え。

 背景

 働き方やコミュニケーションの在り方は近年、急速に多様化している。リモートワーク環境ではさらなる生産性向上が、また対面での会議や商談においては、これまで以上に共創を促すコミュニケーションが求められるようになっている。人々の働き方にあわせ、オフィス機器にもまた、新たなニーズへの対応が期待されている。


品名 RICOH Portable Monitor 150BW RICOH Portable Monitor 150 
ディスプレイ  15.6インチ 有機EL(OLED)方式
最大解像度  1920×1080
インターフェース   USB Type-C®×2(PD/DisplayPort™信号入力機能対応)
 ワイヤレス接続(Miracast®)、WPA2-PSK™ ― 
対応無線LAN規格 IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz)、IEEE802.11 a/n/ac(5GHz) 
バッテリー  リチウムイオンバッテリー内蔵、
連続駆動時間(フル充電時):3時間*2 
重さ   約715g  約560g
発売日  2022年11月30日 
標準価格(消費税別)  オープン価格 

 「RICOH Portable Monitor 150BW/150」の主な特長

 1. はたらく人にやさしい親切設計
  • 15.6インチの大画面でありながら、150BWはバッテリー搭載で約715g、150は約560gと軽量化を実現。様々な場所に持ち運び、ハンドアウト型コミュニケーションが可能。
  • 本体一体型のスタンドは自在に角度調整できるため、横置き・縦置き・筆記など、利用シーンに合わせて最適な角度で利用可能。縦置きにすることで、行数の多いワークシートや縦型の画像をより見やすく表示。
  • 映像表示が可能なUSB Type-C®ケーブルで、パソコンとスマートフォンなど2台の端末を同時接続してボタン操作で表示を切替えることが可能。ディスプレイ背面にインターフェースを搭載しており、ケーブルを気にしないで配置でき、ケーブルを接続したまま付属ケースに収納が可能。

 2. はたらく人にやさしいディスプレイ
  • 有機ELの採用により高精細・高コントラストで鮮やかな画質を実現。
  • Eye Care認証取得済のパネルを使用しており、眼に悪影響があるブルーライトの割合を、従来型ディスプレイ*3より約62%低減。
  • 10点マルチタッチ機能で、ピンチイン・ピンチアウトなどの、様々な直感的操作が可能。

 3. ワイヤレス接続、バッテリー搭載で広がる利用シーン*4
  • 無線LAN環境がない場所でも、PCなどと2台までワイヤレス接続が可能で、ディスプレイをさっと渡してスマートな情報共有を実現。
  • ワイヤレス接続でもタッチ操作が可能なため、大画面表示装置に表示をしながら、会議オーナーは本機を利用して自席から指示を書き込むなど、スムーズな会議の進行を支援。
  • 専用アプリケーション(無償提供)を利用すると、最大5台まで画面ミラーリングの同時接続*5が可能。ショールームなどでお客様に動画やカタログを手元で見せながらのプレゼンテーションが可能。

※1 パソコンやスマートフォンのMiracast®への対応によるが、OSの機能による接続形態と、Windows ®PCにより無償アプリケーションを利用する方法がある。
※2 同社測定方法による出荷状態の目安であり、使用条件により変わる。
※3 従来型ディスプレイのブルーライトの割合の数値は公式認証数値ではなくSamsung社による自主測定数値。
※4 「RICOH Portable Monitor 150BW」のみ対応。
※5 同時接続には、同じ無線LAN環境内でWindows® 10/11 PCにより無償アプリを利用する必要がある。タッチ操作を許可できるのは1台だけ。許可するRICOH Portable Monitor 150BWは都度変更できる。




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2022-10-28


ユニット拡張タイプの小型インダストリアルPC「RICOH iFシリーズ」を発売
~要求仕様に合わせた拡張を可能にし、コスト削減・省スペースを実現~

 リコーインダストリアルソリューションズ


 リコーインダストリアルソリューションズは、ユニット拡張構造を採用した小型のインダストリアルPC「RICOH iFシリーズ」を発売した(オープン価格)。

 RICOH iFシリーズは、CPUやメモリなどを搭載したCPUユニットと、さまざまなインタフェース(USB、シリアル)を搭載した複数のI/O拡張ユニットで構成された産業用PC。手のひらに乗るコンパクト設計(38×96×120mm)で、スペースが限られる場所にも設置・組み込みが可能。ファンやHDDなどの回転部品を採用しない設計で、振動・衝撃に強く、静音で高いメンテナンス性も実現している。
 生産ラインやインフラなどのDXを支えるコントローラーとして、また工作機械、産業ロボット、金融機器、情報通信機器などあらゆる産業機器のIoTゲートウェイ・制御コントローラーとして活用できる。

 リコーインダストリアルソリューションズは、今後も国内の組み込みユニットのマーケットにおいて高いシェアを有する確かなものづくり技術で、産業分野のお客様の課題解決に貢献していく考え。

 新製品「RICOH iFシリーズ」の主な特徴

 1. インタフェースの柔軟性

 ・CPUユニットに、必要なI/O拡張ユニットを選択して接続することで、幅広いインタフェース仕様や機能に対応。
 ・アプリケーションの違いにより異なるインタフェースが必要な場合でも、PC部分の共通化が可能。
 ・必要なインタフェースを拡張できるため、カスタム費用が掛からず、低コスト・短納期での調達が可能。

 2. レイアウトの柔軟性

 ・手のひらサイズ(38×96×120mm)のコンパクトなデザイン、省スペース設置や制御盤の小型化が可能。
 ・DINレールマウント、ウォールマウント、据え置きと多様な設置方法に対応し、レイアウトの自由度が向上。
 ・設置できる個所が少ない既存設備でも、コンパクトデザインと設置の自由度を活かし柔軟に設置可能。

 3. 広い動作温度範囲と優れた耐振動性能

 ・強い使用負荷をかけた状態で、-20°C~+60°Cの温度環境において使用可能。
 ・ファンなどの回転部品を使わず、またオンボードの実装により、経年劣化や振動/衝撃などに強く、故障リスクを軽減。

 4. 充実のサービス体制

 ・製品は3年間の無償保証期間付。
 ・同一仕様の製品を、発売開始から5年以上の長期にわたり供給。モデルチェンジにより発生するお客様の代替品調達の負荷を軽減。






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2022-10-25


レーザー光源を採用した超短焦点プロジェクター
「RICOH PJ HDL3530/ WXL3540」を新発売
~教室の大型提示装置として定番の壁掛けタイプ~


リコー(社長執行役員:山下 良則)は、2022年10月31日に、壁掛けタイプの超短焦点プロジェクターの新製品として、「RICOH PJ HDL3530」「RICOH PJ WXL3540」を発売する。

 「RICOH PJ HDL3530」「RICOH PJ WXL3540」は、それぞれ「RICOH PJ WUC4650」「RICOH PJ WXC4660」の後継商品で、リコーでは初めての壁掛けタイプの超短焦点モデル。前身機種から大幅な小型化・軽量化をはかり、オプションで壁掛け金具を用意している。またレーザー光源を採用し、明るく鮮明な画質で投映でき、解像度はフルHD(HDL3530)とWXGA(WXL3540)から選択可能。教室の大型提示装置として定番である壁掛けタイプの選択肢としてはもちろん、会議室での利用、さらに店舗やエントランスにおけるサイネージ用途や映像演出にも活用できる。

 リコーは、デジタルデバイス・サービスの活用によるワークプレイスの変革を通じて、お客様のよりよい働き方の実現を支援していく。


 仕様と機能

品名  RICOH PJ HDL3530  RICOH PJ WXL3540 
方式  単板DLP®方式 
出力光束(明るさ)  3,600lm  4,000lm 
最大表示解像  フルHD(1,920×1,080ドット)  WXGA(1,280×800ドット) 
光源  レーザーダイオード 
質量  約5.2kg  約5.1kg 
本体保証期間  3年間 
発売日  2022年10月31日 
標準価格(税別)  オープン価格 

 「RICOH PJ HDL3530」「RICOH PJ WXL3540」の主な特徴

 1. レーザー光源の効用

 ・教室や会議室で、80~100型での投映に適した輝度と鮮明な画質を実現。
 ・起動とシャットダウンが早く、準備や片付けの時間を短縮。
 ・約20,000時間*1の長寿命のため、ランプ交換不要で、導入後の費用と手間を軽減。
 ・光源切れのリスクが低いため、授業や会議が中断される不安から解消される。

 2. 超短焦点の特徴

 ・投射距離がとれない比較的狭い場所でも大画面を投映可能。
 ・天吊り設置にすると、投写面の前で説明してもまぶしくなく、映り込みも最小限に抑えられる。

 3. USB給電による拡張性

 ・RICOH Wireless Projectionの他、Miracast®やChromecast™レシーバーなど汎用的なミラーリングデバイスにもUSB(ケーブル)による給電ができ、お好みのスタイルによるワイヤレス投映を実現。
 ・RICOH Digital Signage STB Type1への給電が可能。

※1 出力光束(明るさ)が半減するまでの、使用時間の目安です。




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2022-10-5


製造業実践ソリューション「RICOH フレキシブルイメージチェッカー」新発売
手持ちカメラによる多彩なアングルで、
目視でのチェック作業の効率化を実現


リコーは、機械製造業のお客様に向け、これまで目視で行っていた検査作業を効率化するカメラセット「RICOH フレキシブルイメージチェッカー」を、2022年10月18日に発売する。


 同製品のカメラで検査対象物を撮影すると、検査アプリが部品の欠品や完成品との相違をパターンマッチングで解析し、自動で合否判定を行う。手持ちでのカメラ撮影により、様々なアングルから対象物の確認が可能であり、同時に手持ち部カバーを装着することで、傾きやブレを抑制できる。  
 さらに、国内外のリコー生産現場での使用実績から、撮影した画像に傾きやブレが生じた場合も、自動補正してパターンマッチングをかける技術を実装している。自社での実践経験による自動補正の技術*1と、設置場所を選ばないフレキシブルさで、不良品の流出を抑制し、目視検査作業の効率化を実現することで、機械製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献する。

 同製品は、10月5日から10月7日までマリンメッセ福岡A館・B館にて行われる「モノづくりフェア2022」と、10月26日から10月28日までポートメッセなごや第3展示館にて行われる「第5回名古屋スマート工場EXPO」にて展示予定。



「RICOH フレキシブルイメージチェッカー」

商品名 RICOH フレキシブルイメージチェッカー
ハンディカメラセット
RICOH フレキシブルイメージチェッカー
据え置きシングルカメラセット
セット内容 ・検査アプリ
・USBカメラ
・USBドングルキー(アプリ認証用)
手持ち部カバー
・検査アプリ
・USBカメラ
・USBドングルキー(アプリ認証用)
標準価格 オープン価格 オープン価格
備考  保証期間:6ヶ月  保証期間:6ヶ月 

 背景

 生産現場における検査作業は重要項目であり、検査漏れや目視による検査結果のバラつきの抑制を、デジタル技術を使い解消することへの期待が高まっている。また、生産現場では15~64歳の就労者数が減りつつあり、目視検査の人材確保が難しくなる傾向がみられる*2。技能伝承のための属人性の排除も、現場での課題となっている。

 「RICOH フレキシブルイメージチェッカー」の主な特徴

 1. ハンディタイプと据え置きタイプで様々なシーンに適合

 ・ハンディカメラセットは、対象が大型で多面的な検査が必要であっても、手持ちカメラで検査エリアに突き当てながら撮影・検査をすることが可能。
 ・据え置きシングルカメラセットは、検査エリアを捉える位置にカメラを固定することで、広域であっても安定して撮影・検査することが可能。*3

 2. 検査結果の自動判定と自動記録により業務改善を支援

 ・形状/位置/バーコード文字列判定に使用するマスタ画像(画像データ)を検査アプリに登録し、登録したマスタ画像とカメラで撮影した画像の類似形状を抽出。
 ・類似度比較により「類似比較による形状」「相対位置」「文字列検査(バーコード)の項目について合否判定を自動で実施、さらに検査結果のデータでトレーサビリティ調査や分析の早期実施が可能。

 今後の展開

 2023年春に、最大8台の据え置きカメラで検査対象を一度で多面的に検査することが可能な「RICOH フレキシブルイメージチェッカー 据え置きマルチカメラセット」の発売を予定している。 継続的な機能の拡充やサービス品質の向上に取り組みながら、現場における課題解決ソリューションを提案する。

※1 特許出願中
※2 総務省による情報通信統計データベースより
※3 カメラの固定には作業台やフレームなど、お客様の準備が必要。




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2022-10-3


オフィス、現場、ホームをつなぐクラウドストレージサービス
「RICOH Drive」を提供開始
~エッジデバイス・アプリケーションと連携、セキュアなデータ共有で企業のデジタル化を支援~


 リコーは、エッジデバイスやアプリケーションとのデータ共有・連携を行えるクラウドストレージサービス「RICOH Drive」を、2022年10月3日より提供開始する。


 同サービスは、オンラインストレージサービス「RICOH SnapChamber」をリニューアルしたもので、直感的な操作性と強固なセキュリティが特徴。ファイル暗号化や通信経路暗号化はもちろん、ユーザーごとのアクセス制限やログ管理などのセキュリティ機能により、社内・社外に関わらず安心してデータを共有することができる。さらに、「RICOH Drive」のIDを持たない外部ユーザーとのファイル送受信では、メールアドレス認証とワンタイムパスワードの発行により誤送信を防ぐ。また、リコーの共創プラットフォーム「RICOH Smart Integration」を介して、複合機をはじめとするさまざまなエッジデバイスやアプリケーションと連携することで、お客様の業種や業務ごとのワークフローに合わせた使い方が可能。

 多様なセキュリティ機能でお客様の大切なドキュメントを守りながら、オフィス、現場、ホーム、どこからでも簡単に安心してデータ共有ができ、お客様の業務のデジタル化を支援する。


 背景

 新型コロナウィルス(COVID-19)の影響によるリモートワークの普及で、働き方や働く場所が多様化しているなか、いつでも、どこからでもデータを共有できる手段として、クラウドストレージサービスの利用が重要性を増している。しかし、写真や動画など容量の大きいデータを共有する機会が増える一方で、多くのクラウドストレージサービスは保存容量に制限が設けられている。また、膨大なデータを管理する上でセキュリティ面についても関心が高まり、IT管理者不在の中小企業では、管理や運用について不安を抱えている状況が少なくない。


 「RICOH Drive」の主な特徴

 1. 多様なセキュリティ機能と充実した管理機能


 ・端末認証、二段階認証、ファイル暗号化、ログ管理等、さまざまなセキュリティ機能を有している。
 ・「国内」保管ストレージのため、データが国外のサーバーに保存されることはありません。
 ・容量無制限で、100世代までファイルの版管理が可能。ご契約プランにより月間にアップロードできるデータ容量の上限が変わる。

 2. 使いやすいユーザーインターフェース

 ・一般的なWebブラウザで操作ができ、IDを持たない外部ユーザーに対してもブラウザ上での簡単な操作でファイルを送受信することが可能。
 ・お客様ホーム画面はわかりやすいアイコンと大きなメニュー表示で構成され、利用したい機能をすぐに選択できる。
 ・動画を「RICOH Drive」上で再生できる*1

 3. エッジデバイスやアプリケーションとの連携

 ・リコー複合機向け「RICOH Drive専用スキャンアプリ」を活用すれば、複合機から紙文書を「RICOH Drive」へ簡単に直接アップロードできる。(10月中旬頃リリース予定)。また、リコー複合機向けスキャンソリューション「RICOH カンタン文書活用 タイプZ」(別売り)の保存先としても連携している。
 ・建設業向け「RICOH Drive電子黒板アプリ」*2と連携して、スマートフォンやタブレット端末で撮影した現場写真を直接「RICOH Drive」に保存することができる。電子黒板アプリで撮影した写真に、様々な工事情報(工事名や工種、種別・細別など)を記録でき、大量の現場写真の整理を簡単におこなえる。「RICOH Drive」を介して、オフィスや自宅からでも工事状況が確認できる。


※1 対応形式:.mp4、.mov、.m4v
※2 電子黒板とは、現場撮影の際に施工状況とともに配置して撮影する黒板を、デジタル化したもの。

 料金プラン
総ストレージ
容量
月間アップロード
容量 
 月額
RICOH Drive Starter 無制限 3GBまで 1,050円/1ユーザーID・月 
RICOH Drive Standard 無制限 7GBまで  1,600円/1ユーザーID・月 
RICOH Drive Pro  無制限 20GBまで  2,500円/1ユーザーID・月 




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2022-9-13


カラーマネジメントソリューション「RICOH Auto Color Adjuster」を発売
~リコー独自の高速分光測色技術と色調整処理で、
印刷現場の業務を効率化~


 リコー(社長執行役員:山下 良則、以下リコー)は、印刷業の現場に向け、印刷の色合わせ・色調整作業を効率化する新たなソリューションとして、「RICOH Auto Color Adjuster」を2022年9月15日に発売する。

 新製品は、リコー独自のライン分光技術を取り入れた高速分光測色機と色調整ソフトウエアの組み合わせにより、印刷業の現場で発生する色合わせ・色管理作業のスキルレス化を実現する。具体的には、ライン状に複数配列した分光センサーによる同時計測で紙面全体を高速に測色*1し、専用チャートや見本画像から色調整用のICCプロファイル*2を作成する。このICCプロファイルを出力したいカラープロダクションプリンター(以下プリンター)で使用することで、正しい色を再現できる。また、専用チャートにもとづきプリンターの色の状態を数値化することで、色の品質管理を客観的に行える。これらの機能により、現場での作業負荷が軽減され、お客様の業務効率が向上する。

 リコーは商用印刷を手がける印刷業や企業内の印刷部門のお客様へ、リコーの技術を通じて新しい価値を提供しながら、お客様のよりよい働き方の実現を支援する考え。

製品名 RICOH Auto Color Adjuster
発売日 2022年9月15日
ソフトウエア機能 かんたん色調整、色見本合わせ(オプション)
標準価格(消費税別)  測色装置:2,360,000円

ソフトウエア

  • スタートパック(初期登録費用)5,000円
  • 基本ソフト(かんたん色調整)月額13,500円~/年額162,000円~
  • 色見本合わせオプション月額10,000円/年額120,000円

 背景

 印刷現場の色合わせは専門のスキルを要するため、熟練オペレーターが時間をかけて作業している現状。また、オペレーターの熟練度によって作業時間や精度に偏りが生じるため、作業が属人化してしまう困りごとがあった。

 「RICOH Auto Color Adjuster」が実現すること

 1. 自動化により色調整作業を効率的に

 プリンターで印刷した色調整用の専用チャート2枚*3を測色機に読み込ませ、その時点でのプリンターの色状態をチェックした後、各プリンターの状態に合わせたICCプロファイルを自動で作成する。このICCプロファイルを各プリンターで使用すると、それぞれのプリンターで正しい色が再現され、その結果、複数のプリンター間の色差を抑制することができる。お客様が行う手動作業は、チャートの印刷と測色機トレイへのセットのみで、その他のプロセスは自動*4で行うことができ、日々の色調整作業を効率的に行なえる。 また、色判定用の専用チャートを印刷し測色機に読み込ませるだけで、Japan Color認証制度 デジタル印刷認証の基準値に対して平均色差と最大色差の合否を判定*5でき、印刷の色を常に一定品質に維持することができる。

 2. スキルレスな色見本合わせ(オプション)

 色見本に合わせた印刷において、プリンター上で色調整が必要な場合、色見本と調整前のテスト印刷の双方を測色機に読み込ませ、色見本に合わせたICCプロファイルを作成*6する。作成したプロファイルをプリンターで使用することで、色見本に合わせた色を再現でき、簡単にカラーマッチングを行える。


※1 A3SEF通紙時1枚目は40秒、2枚目以降は35秒。
※2 国際標準化団体であるICC(International Color Consortium)によって策定されたファイル形式で、プリンター等デバイスの色に関する特性が記述される。カラーマネジメントシステムにおいて、目的の色を正確に再現するための色変換に使用されている。
※3 複数台をご使用の場合、それぞれのプリンターでチャートを印刷する必要がある。
※4 自動登録非対応機の場合は、プロファイル登録は手動で行なう必要がある。
※5 Japan Color Control Stripと同じ54色で判定を行なうが、チャートのレイアウトはリコー用に改変している。Japan Color認証制度 デジタル印刷認証を保証するものではない。
※6 色見本合わせで作成したICCプロファイルの登録は、使用機種を問わず、お客様が手動にて実施する必要がある。




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2022-9-6


狭いスペースでも多様な搬送物に対応する
無人搬送車「RICOH AGV 3000」を新発売

リコーエレメックス

 リコーエレメックス(社長執行役員:森 泰智)は、生産現場や物流現場において、狭小スペースや多様なレイアウト、荷物形状に対応して物品の搬送を行うAGV(無人搬送車)*1の新製品「RICOH AGV 3000」を、10月20日に発売する。

 同製品は、搬送ルートの認識手法として光学式を採用しているため、一般的な黒色ビニールテープで搬送ルートのコースを安価に作成できる。前モデルと比較して小型化を実現し、通路幅が限られるような場所でも既存設備を動かさずに、小回りを利かせて走行が可能。また、走行性能や搬送性能を強化し、既存設備に応じたカスタマイズがしやすいため、大幅な設備の変更をせずにオペレーションコストを抑えながら、現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献する。

 同製品のデモンストレーションは、9月13日から9月16日まで東京ビッグサイトにて行われる「国際物流総合展2022 Logis-Tech Tokyo 2022」の、TANAXのブース内でご覧いただける。



 「RICOH AGV 3000」の主な特徴
  • AGVで一般的な磁気式と比較して、ラインの敷設費用が安価に抑えられる光学式を採用。黒色を認識する画像認識誘導方式のため、市販の黒色ビニールテープでコースを作成するだけで走行可能で、技術者・専門家による設計がなくてもコースの修正・変更が容易に行える。現場に合わせた柔軟なコース作りにより、従来の業務の流れを大きく変えずに導入が可能。
  • 搬送部は、標準品の他、お客様の要望に応じてカスタマイズした形状での納品が可能。
  • 工場や倉庫の狭い通路を走行できるコンパクトな仕様で、最大積載重量200kg、最高速度60m/分*2と、人の歩行と同じ速さで搬送できる。棚車やかご車を持ち上げて運べるため、受け渡しに人手が不要となり、省人化に貢献する。
  • 搬送物との連結部分がカスタマイズしやすい構造で、周辺設備との連携もできるため、AGVから直接コンベヤに移載するなど、お客様の搬送物に合わせた対応が可能。
  • 倉庫管理や生産管理などの上位のシステムと連携したAGVの走行管理ができるため、工程の全体的なコスト低減に貢献する。

 今後の展開

 生産・物流の現場が抱える多様な課題を解決するため、AGVのラインアップを強化するとともに、搬送に関わる設備やシステムとのAGVの連携を強化していく考え。

※1 AGV Automated Guided Vehicle の略称で、床面のテープを認識しながら走行する無人搬送車のこと。
※2 前モデル比 積載重量:約300%、走行速度:約200%向上。




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2022-9-5


~富士フイルムシステムサービス~
東京都墨田区と住民票の写しなどの証明書の郵送請求における
キャッシュレス化に向けた実証実験を開始


 富士フイルムシステムサービスは、住民票の写しや戸籍証明書をはじめとした各種証明書の郵送請求におけるキャッシュレス化の実現に向けた実証実験※1を、東京都墨田区と10月1日から開始する。

 各種証明書の入手方法は複数あり、マイナンバーカードを保有する住民はコンビニエンスストアのKIOSK端末やオンラインでの申請で入手することができる※2。一方でマイナンバーカードを持っていない住民に加え、業務で証明書の交付が必要となる法人や司法書士・行政書士などは、直接自治体の窓口まで出向くか、申請書を郵送して請求することになるが、郵送請求の際に、手数料分の定額小為替※3を事前に郵便局で購入した上で、申請書と本人確認書類の写しを同封し、対象自治体へ郵送する必要がある。

 2022年1月17日に定額小為替の購入手数料が従来の倍の200円となり、郵送請求をするためのコストが増えた。また、海外在住者は定額小為替の購入自体が困難であるという課題もある。自治体においても、郵送請求に対応するためには、おつりを返金するための定額小為替の準備や、同封されてきた定額小為替の不足時などにおける追送連絡などが必要となる。

 そこで富士フイルムシステムサービスは、証明書請求者と自治体職員双方の負担を軽減すべく、定額小為替無しで郵送請求を完結できる仕組み「証明書キャッシュレス申請サービス(仮称)」を構築。このほど、手続きの煩雑さや定額小為替購入手数料の負担を理由に司法書士などからキャッシュレス化の要望を受けていた墨田区と実証実験を開始し、本仕組みの事業性を検証する。


 実証実験の期間
 2022年10月1日から2022年11月30日まで

※1 本実証実験の対象は一部の法人や司法書士を予定しており、一般住民の方々は対象外。
※2 コンビニエンスストアやオンライン申請での交付は一部自治体のみ対応しています。
※3 主に少額送金の際に、現金を定額小為替に換えて送付する送金方法。




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2022-6-27


臨場感あふれるリモート会議を実現
360°カメラ搭載マイクスピーカー「RICOH Meeting 360 V1」を発売

 ~会議室の雰囲気をまるごとキャプチャーするWEB会議デバイス~


 リコーは、WEB会議での臨場感をより高めるためのデバイスとして、360°カメラ搭載一体型マイクスピーカー「RICOH Meeting 360 V1」を2022年6月30日に発売する。  
 「RICOH Meeting 360 V1」は、360°カメラで会議室全体・参加者全員の様子を映し出すとともに、発言者を自動認識し瞬時にクローズアップすることで、誰が発言しているのかがわかりやすく、会議をスムースに進行できる。約6mの距離まで集音可能な全方位マイクと、高品質なスピーカーユニットが搭載されているため、本体から近い音声も遠い音声もクリアに伝えることができ、リモートで会議参加している人も、会議室にいるような臨場感を得ることができる。
 「RICOH Meeting 360 V1」をUSBケーブルでパソコンにつなげるだけ※1で、会議室まるごとの様子をリモート会議参加者と共有でき、手軽に質の高いコミュニケーションを実現する。  
 リコーは、さまざまなエッジデバイスとクラウドサービスを提供することにより、お客様のコミュニケーションの場におけるアナログ情報をデジタル化、そのデータを分析・活用するサービスを提供することで、広く快適なコミュニケーションをサポートし、お客様の創造的な働き方に貢献していく考え。

 背景

 近年、働き方改革や新型コロナウイルス(COVID-19)による外出制限をきっかけに、リモート会議が急速に普及し、オフィス対自宅や、オフィス対オフィスのリモート会議など会議の在り方が多様化していくと予測される。
 オフィス内の会議室に集まってリモート会議を行う場合、複数人が同時に会話を行うため、会議を開催するパソコンに加えて、USB外部カメラやマイクスピーカーといった各機器が必要となり、複数のケーブルをつなげたり、設置する位置や電源の確保など準備に手間がかかる。1台で360°カメラとマイクスピーカーを搭載する「RICOH Meeting 360 V1」はそうした課題を解決し、遠隔地でも一体感のある会議を実現するデバイス。

商品名 備考 価格  発売日 
RICOH Meeting 360 V1 本体 オープン  6月30日 
RICOH Meeting 360 V1安心3年モデル 保証期間が通常1年+2年延長で3年保証 オープン  6月30日 

 新製品「RICOH Meeting 360 V1」の主な特長

 臨場感のあるコミュニケーション

 ・半天球の360°カメラで捉えた映像を自動分割・自動露出補正し、参加者の声を認識して話者に自動でクローズアップ。会議中のさまざまな状況で参加者全員の表情を逃さない。専用アプリから映像の方向やズームを設定できるので、ホワイトボードや特定の人物を常時拡大して表示することができる。
 ・高音質オートゲインコントロール※2搭載の全方位マイクにより、デバイスから遠い人の声も、近い人の声も、座った位置にかかわらずクリアに集音する。高音質なスピーカーユニットも搭載している。
 ・RICOH Interactive Whiteboard(電子黒板)に接続すれば、板書の共有が可能となり、さらに臨場感あふれるリモート会議が実現できる。

※1 別途AC電源が必要
※2 「オートゲインコントロール」とは、音源からの距離に応じて変化する音声入力レベルを自動的に最適な音量レベルに矯正する機能のこと。

 シンプルな接続と簡単な操作を実現

 本製品をWEBカメラマイクスピーカーとして、USBケーブルをパソコンにつなげるだけで手軽に利用することが可能。ミュートや音量調整など他の操作も直感的に行える。

 さまざまなWEB会議サービスでの利用可能

 Microsoft Teams®やZoom、Cisco Webex®などをはじめ、さまざまなWEB会議サービスで利用可能。

 無償ソフトウェア「RICOH Meeting 360 Apps for Windows®」でより便利に

 自拠点映像のレイアウトを変更したり、本機の各種設定を変更することができる。

 今後の展開

 「RICOH Meeting 360 V1」で撮った映像や音声データを活用した、議事録作成支援(議事録の保管や、発言の自動テキスト化)をクラウドサービスとして提供予定。本製品でキャプチャーした会議データを、弊社提供予定のアドオンサービスにて管理・分析することで、企業の情報資産として蓄積し、会議情報の活用を促進する。




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2022-6-7


オフィスや商業施設などの二酸化炭素(CO2)濃度をモニタリング可能な
「RICOH EH CO2センサーD101」を発売

  ~環境発電技術搭載により各種環境情報の取得を電池交換レス・配線レスで実現~

リコーは、オフィスや商業施設などの空間の環境情報を、電池交換レス・配線レスで取得できる環境センシングデバイスの新製品として、温度・湿度・照度・気圧に加え、CO2濃度も取得可能な「RICOH EH CO2センサーD101」を、6月中旬から発売する。リコーが開発した固体型色素増感太陽電池モジュール「RICOH EH DSSCシリーズ」を搭載しているため室内光で連続動作が可能で、無線通信を利用して環境情報を収集するため、複数台配置することで広いフロアもリアルタイムに一元管理が可能。また、厚生労働省や経済産業省が推奨する方式の一つである校正機能を備えたNDIR方式のCO2センサーを搭載している。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとしたさまざまな感染症対策の一環として、人の密集状態・換気状態の確認が求められ、労働安全衛生法においてもCO2濃度など作業環境の測定が義務づけられている。リコーはこれまでも「RICOH EH DSSCシリーズ」を搭載した環境センサーを提供してきたが、CO2濃度も測定することにより環境管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献し、お客様に安全・安心に働ける環境を提供することを目指す。


 リコーは今後も、「充電のない世界」の実現を目指して環境発電(エネルギーハーベスティング)デバイスのさらなる高出力化・高耐久化に向けた技術開発に取り組むとともに、各種センシングデバイスなどの自立型電源として活用用途を拡大していく方針。


 利用環境例

 ・【オフィス】感染症対策&パフォーマンス向上
 ・【学校・高齢者施設・病院】感染症対策
 ・【飲食店などの店舗・商業施設】3密リスクへの安全対策
 ・【植物工場】生育環境モニタリング

 「RICOH EH CO2センサーD101」の特徴

  1. 厚生労働省・経済産業省推奨の校正機能を備えたNDIR方式CO2センサーを採用
  2. 固体型色素増感太陽電池により室内光で発電・蓄電することで夜間・休日も連続動作
  3. 無線データ通信と固体型色素増感太陽電池により電池交換レス・配線レスで柔軟に設置可能
  4. 1台で6つのセンシング(CO2濃度・温度・湿度・照度・気圧・内蔵リチウムイオン電池の電圧値)
  5. PC・スマートフォン連携で複数台を一括モニタリング可能


 なお、本製品は、2022年6月15日から17日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Smart Sensing 2022」(主催:JTBコミュニケーションデザイン)に出展する。

 展示会概要

名称 Smart Sensing 2022
主催 JTBコミュニケーションデザイ
会期 2022年6月15日(水)~17日(金) 午前10時~午後5時(予定)
場所  東京ビッグサイト東5ホール 次世代センサパビリオン内 コマ番号:5C-22 
詳細 
https://www.smartsensingexpo.com/





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2022-5-20


水深14mでの水中撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ
「RICOH WG-80」を新発売
外観デザインを一新、さらに使いやすさを向上させた防水スタンダードモデル

リコーイメージング


 リコーイメージングは、小型軽量ボディに高い防水性能と優れた耐落下衝撃性能、さらに多彩な撮影機能を備えた防水コンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-80」を発売する。

 新製品は、アウトドアでのさまざまなアクティビティの楽しさや経験を、ユーザーが簡単に記録して楽しめるスタンダードクラスの防水コンパクトデジタルカメラ。小型軽量のボディに14m防水や高さ1.6mからの耐落下衝撃性能、さらにマイナス10℃までの耐寒構造を備えており、一般的なデジタルカメラやスマートフォンの使用が困難な環境下での撮影に耐えうる高い信頼性を実現している。また、6灯のリングライトの性能を向上し、最大輝度を約2倍に高めるとともに、光量調節も可能とすることで、近接撮影時の利便性を高めている。

製品名 RICOH WG-80
本体色 ブラック、オレンジ
価 格 オープン価格
発売日  2022年6月中旬 

・付属品  充電式リチウムイオンバッテリー、充電用電源アダプター、USBケーブル、ストラップ、マクロスタンド 

 ●
主な特長

 1.水深14mで連続2時間の撮影が可能なタフネス設計

 水深14mで連続2時間の水中撮影が可能な防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当に準拠)を実現している。さらに、1.6mからの耐落下衝撃性能注1やホコリに強いIP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造注2などを備え、過酷なアウトドア環境下での使用に耐えるタフネスモデルに仕上がっている。

注1: MIL-Standard 810F Method 516.5-Shockの測定方法に準じた、当社独自の基準(高さ:1.6m、落下面:厚さ5cm合板)への落下テストをクリアしている。
注2:当社試験条件による。

 2.高画質な画像

 高感度、低ノイズ特性に優れ、画像信号の高速な読み出しが可能な裏面照射型CMOSイメージセンサーと、高性能画像処理エンジンを採用し、最高ISO感度6400の高感度性能と、有効約1600万画素の高精細画像を実現している。さらに、 "超解像"技術を応用した画像処理機能も備えており、より解像感に優れた精細な画質画像を実現している。また、一度に複数枚の画像を撮影、合成してぶれの少ない画像を作る"手持ち夜景"モードも採用している。


 3.使いやすさを向上させた6灯のLED補助光

 レンズの周りに近距離用のLED補助光を6灯配置している。被写体を大きく拡大して、肉眼では気づかないようなミクロの世界を液晶モニターで観察、撮影できる"デジタル顕微鏡"モード使用時に、均一で明るい照明を可能にしている。最大輝度を従来の約2倍に高めるとともに、5段階の明るさ調整を新たに可能とし、被写体や撮影表現の意図に応じたライティングで撮影をおこなえる。
 また、より高速なシャッタースピードで手ぶれや被写体ぶれを抑えて撮影できる"瞬間輝度アップ"機能や、検出した人物の顔がフレーム内に収まっているかを点滅するLEDの位置で確認しながら撮影できる"自分撮りアシスト"機能、暗い場所で手元の照明として利用できる"LEDライト"モードなど、さまざまな応用機能も備えている。


 4.水中撮影に適した専用モード

 水中で撮影した実写画像データを基に"マーメード"、"マーメードムービー"モードでの色再現やコントラストなどの画像処理を最適化し、水中で失われがちな赤系の色を美しく再現するとともに、水中での光の拡散によるコントラスト低下を効果的に補正し、クリアな画像を実現している。さらに、"マーメード"モード時は、フラッシュ撮影モード"発光禁止+強制発光"を選択でき、1度のシャッターでフラッシュ非発光と発光の2枚を連続して撮影することが可能。

 5.広角28mmからの光学5倍ズームレンズ


 焦点距離5~25mm(35ミリ判換算で約28~140mm相当)の光学5倍ズームで、被写体に最短1cmまで近づいての迫力ある近接撮影から、広大な風景まで、様々な撮影シーンを幅広くカバーしている。また、光学ズームと同等の画質を維持したままで画像をさらに拡大し、最大で約36倍(35ミリ判換算で1008mm)相当の超高倍率撮影が楽しめる、"インテリジェントズーム"機能、定点観測に便利な"インターバル撮影"機能なども備えている。

 6.高画質・長時間撮影が可能なフルHD動画撮影機能

 1920×1080(16:9)ピクセルで30fps(フレーム/秒)、記録形式にはH.264を採用した、より高画質で長時間の撮影を可能にするフルHD動画撮影機能を備えている。加えて、動画をスロー再生できる"ハイスピードカメラ"撮影や"インターバル動画"撮影などにも対応し、幅広い映像表現を手軽に楽しむことができる。また、カメラ本体には映像・音声出力用のHDMIマイクロ端子(Type D)を備えている。




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2022-3-18


明るく見やすい大口径タイプの双眼鏡
「PENTAX JUPITER(ジュピター)」シリーズを新発売
~手軽にクリアな視界を楽しめる高コストパフォーマンスモデル~


PENTAX JUPITER 16x50

 リコーイメージング(代表取締役社長:赤羽 昇)は、大口径の対物レンズを採用し、明るくクリアな視界が得られるポロプリズムタイプの双眼鏡「PENTAX JUPITER」シリーズ4機種を発売する。


 同製品は、40mm以上の大口径対物レンズを採用して集光力を高め、明るくクリアな視界で初心者でも手軽に観察が楽しめる高コストパフォーマンスモデルとして開発した新シリーズの双眼鏡。使用用途に応じて最適な倍率を選択できる4タイプをラインアップしている。


製品名 本体色 メーカー希望小売価格  発売日
PENTAX
JUPITER 8x40
ブラック  11,000円(税別) 2022年4月下旬
PENTAX
JUPITER 10x50
12,500円(税別) 
PENTAX
JUPITER 12x50 
 13,500円(税別)
PENTAX
JUPITER 16x50
16,000円(税別)

 PENTAX JUPITER 8x40 / 10x50 / 12x50 / 16x50 の主な特長

 1.明るく見やすい大口径タイプ
 対物口径40mm以上の大型対物レンズを採用し、集光力に優れたモデル。薄暮や室内、ナイトゲームでのスポーツ観戦など、光量の少ない条件下でも鮮明でコントラストの高い像が得られ、天体観察も可能。8倍から16倍までの幅広い倍率のラインアップから、使用目的に合った最適な1台を選べる。

 2.明るくクリアな視界
 光学系に不要な光の反射を防止するマルチコーティングを施して、フレアやゴーストを抑えた良好な像性能を実現している。

 3.その他

  •  ①ピント調整のしやすさや本体の握りやすさなど、使いやすさを追求した外観デザインを採用
  •  ②外装に握りやすく滑りにくいラバーコートを採用
  •  ③別売アクセサリー「三脚アダプターTP-3」(発売中)を利用して三脚への取り付けが可能



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「RICOH Interactive Whiteboard A6500-Edu」を新発売
~学びの質を高める機能が充実の、シンプルで使いやすい電子黒板~


 リコーは、「映す・書く・つながる・共有する」でコラボレーションを促進する電子黒板RICOH Interactive Whiteboard(以下、RICOH IWB)の教育現場向けモデルとして、学びの現場で使いやすい充実の機能とシンプルな操作性を両立した「RICOH Interactive Whiteboard A6500-Edu」を3月15日に発売する。

 新製品は、65インチで4K(3840×2160pixels)対応の高精細なディスプレイで、地図や映像などのコンテンツを細部までくっきりと表示できる。教育現場で、難しい操作をせずに直感的に使えるホワイトボードアプリケーションを内蔵しているほか、映像・音声データの送信、画面からの端末操作、端末への給電を1つの端子で行うことができるUSB Type-C®搭載など、シンプルな操作でスマートな授業が行える仕様。さらに、1人1台端末時代の授業に対応した、児童・生徒のパソコン/タブレットからの無線投影機能を標準搭載しており、分割投影による回答の比較や、電子黒板からのリモート指導も可能。

 「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」 リコーは「質の良い教育をみんなに」の実現を目指し、教育現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。



製品名 RICOH Interactive Whiteboard A6500-Edu
画面サイズ 65インチ
発売日 2022年3月15日
価格  オープン価格 

 背景

 リコーは2013年2月から、オフィスをはじめとしたさまざまな場所におけるコラボレーションを促進する電子黒板RICOH IWBを発売し、主に働く現場を支えるデバイスとして活用されている。 一方、教育現場においては、2019年から、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと大型ディスプレイやプロジェクターを含む大型提示装置、高速ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」がスタート。新型コロナウィルス感染症の拡大による一斉休校により、児童・生徒へのコンピューターの端末配布が前倒しとなり、整備率も一気に上昇した。整備した端末を有効活用し授業のさらなるICT化を進めるため、大型提示装置の設置も急務となっていることから、とくに教育向けにも活用しやすいシンプルな電子黒板の需要が高まっている。

 「RICOH Interactive Whiteboard A6500-Edu」で提供すること

 1. 細部までクリアな高精細4Kディスプレイ

 ・65インチで4K(3840×2160pixels)対応の高精細なディスプレイを搭載。
 ・広い視野角のほか、蛍光灯の映り込み防止、ブルーライトカットモードなどを搭載し、疲れにくく目にやさしい仕様。

 2. 使いやすいUI(ユーザーインターフェース)

 ・USB Type-C®で、映像信号、タッチ操作、電源ケーブルを一本化。スマートな機器接続で、準備の時間も短縮できる。
 ・操作パネル、機器接続インターフェースを前面に配置。背面に回ることなく、スムーズに利用準備・機器操作できる。

 3. すぐに使えるホワイトボード内蔵

 ・ホワイトボードアプリケーションと2本のタッチペンが標準搭載されているため、電子黒板としてシンプルに利用できる。
 ・投影画面にダイレクトに筆記可能なアノテーション(描画機能)モードを搭載。PC画面や電子教科書、画像や動画など様々な教材をIWB上に集約し、その上から板書が行える。
 ・便利なスタンドアロン型で、PCやアプリケーションとつなげることなく使用できる。

 4. 1人1台端末時代に対応する、無線投影機能・ソフトウェア連携

 ・児童・生徒のパソコン/タブレットから無線投影機能を標準搭載。最大9つの分割表示で、グループワークを比較するなど双方向性のある授業が実現できる。
 ・ブラウザーを標準搭載しているため、Web閲覧やクラウドサービスとの連携も可能。
 ・タイマー、投票箱、画面録画、計算機、イベントカレンダーといった充実のコンポーネントで、スマートに授業をサポート。
 ・任意のアプリケーションも追加可能なため、Web会議システムによるリモート授業や、各種学習支援アプリケーションの使用も可能。





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2021-11-5


A4 カラーレーザープリンター/複合機「RICOH P C200L/C200SFL」を新発売

~小型・軽量で小規模オフィスや在宅勤務にも最適~




 リコーは、A4 カラーレーザープリンターの新製品「RICOH P C200L」と、A4 カラーレーザー複合機の新製品「RICOH P C200SFL」の2機種を2021年11月15日に発売する。

 「RICOH P C200L」は「RICOH SP C260L」の後継商品に、「RICOH P C200SFL」は「RICOH SP C260SFL」の後継商品に位置付けられる。これまでになく小型化、軽量化する一方、印刷速度を24枚/分に高速化し、国際エネルギープログラム、エコマークにも適合している。店舗のバックヤードや小規模オフィス、在宅勤務などの限られたスペースでも無理なく設置できる。

 リコーは、デジタルデバイス・サービスの活用によるワークプレイスの変革を通じて、お客様のよりよい働き方の実現を支援していく。

製品名 RICOH P C200L RICOH P C200SFL
機能 プリンター コピー/プリンター/ファクス/カラースキャナー
連続プリント速度 24枚/分(カラー、モノクロとも)※A4縦送り
ファーストプリント速度 10.9秒(カラー、モノクロとも) 10.6秒(カラー、モノクロとも)
操作パネル 2行LCDパネル 2.8インチフルカラータッチパネル
標準価格 オープン価格

 新製品「RICOH P C200L/C200SFL」の主な特徴

 1. 場所を選ばない、小型・軽量のコンパクトボディ
  • 本体寸法は412(W)×395(D)×244(H)mm*1と、これまでにないコンパクト設計。SOHOやオフィスのデスクサイド、店舗窓口、バックヤードのほか、自宅への設置も可能なため、場所を選ばず活躍します。
  • 重さは「RICOH P C200L」が16.1kg、「RICOH P C200SFL」が19.4kgと、ともに従来機比約33%削減*2
 2. 小型ながら、高い生産性を実現
  • 連続出力速度は、カラー、モノクロともに24枚/分(A4縦送り)と高い生産性を実現している。
  • 「RICOH P C200SFL」のファーストプリント速度は10.9秒、スキャン速度は20枚/分と、ともに従来機よりも大幅に向上*3した。
  • 省エネモードからの復帰時間は5.6秒*4と素早い復帰を実現。
 3. 業務効率化に応える多彩な機能
  • IDカードの表面・裏面を読み取り、用紙の上下に集約してコピーするIDカードコピー機能を搭載。運転免許証や健康保険証の控えを取る際に便利。
  • スキャンした文書を、ネットワーク上の共有フォルダーやFTPサーバー*5、USBメモリー、E-Mail宛先に直接保存・送信できる。また、ホーム画面上に登録したショートカットに宛先やスキャン設定を保存可能。原稿内容に応じて最適な設定をすぐ呼び出せる。
  • パソコンからの直接ファクス送信や、あらかじめ登録した相手先への受信ファクス転送が可能。
 4. 使いやすさをコンパクトボディに凝縮
  • 2.8インチのフルカラータッチパネルを搭載*6。多彩な情報をわかりやすく表示し、さまざまな設定も画面にタッチするだけで簡単に行える。
  • トナーと感光体が一体型になったオールインワンカートリッジを採用。機器の前面から引き出してカートリッジを交換できるため、設置にあたって、プリンター上部のスペースを確保する必要がない。
 5. 優れた環境性能により、環境負荷低減に寄与
  • 国際エネルギースタープログラム、グリーン購入法、エコマークの複写機・プリンターなどの画像機器基準など、各種環境基準に適合している。
  • 省エネモードからの復帰時間は5.6秒と素早い復帰にもかかわらず、省エネモード時の消費電力はわずか0.84W*7。環境負荷を下げ、電力コストの削減にも貢献する。
*1 RICOH P C200Lの場合。P C200SFLの本体寸法は412(W)×395(D)×345(H)mm。
*2 RICOH SP C260Lは23.8kg、RICOH SP C260SFLは29.0kg。 *3 RICOH SP C260L/C260SFLでは、ファーストプリント速度は14秒、スキャン速度は12枚/分。
*4 RICOH P C200Lの場合。RICOH P C200SFLは復帰時間5.3秒。 *5 File Transfer Protocolの略称。

*6 RICOH P C200SFLのみ。
*7 RICOH P C200Lの場合。RICOH P C200SFLは省エネモード時の消費電力1.1W。



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2021-10-15


クラウド対応複合機の基本機能をアップデートする
「RICOH Always Current Technology Version 2.0」を提供開始

~リコー



 リコーは、複合機本体の導入後も基本性能を最新の状態にアップデートできる「RICOH Always Current Technology」に対応した機種向けに、最新バージョンとなる「RICOH Always Current Technology Version 2.0」を10月19日に提供開始する。

RICOH IM C3000などの複合機に対応

 RICOH Always Current Technologyとは

 「RICOH Always Current Technology」は、複合機の内蔵ソフトウェアをバージョンアップすることで、最新機能を追加できる仕組み。従来は、お客様が使用中の機種にはない機能の追加や、最新のセキュリティ基準に対応するためには、その機能が搭載された最新機種に買い換える必要があった。RICOH Always Current Technology対応機種では、スマートフォンやPCのように、ネットワーク経由で基本ソフトをアップデートすることで、購入時には搭載されていなかった最新の便利な機能やセキュリティ機能を追加して、使い勝手や安全性をより向上させることができる。

 新バージョン(Version 2.0)で実現すること

 「RICOH Always Current Technology Version 2.0」では、最新のセキュリティ機能に対応したほか、ニーズの高いファクスやスキャンに関連する機能の追加・改善が可能となる。また、サブスクリプション型商品のラインアップを拡大し、よりお客様に利用しやすい形で便利な機能を提供する。例えば、これまで一括の買い切りであった一部の業種・業務対応のアプリケーションについて、必要な期間*1だけ契約・利用することができるようになる。これらは、複合機の本体操作部から、クラウドを経由して、お客様自身でインストールすることができる。

 RICOH Always Current Technology Version 2.0の主な特長
  1. セキュリティ機能の強化

    よりセキュアな環境で複合機をご利用できる機能が追加された。

    • インターネット通信のセキュリティを強化するTLS1.3に対応
    • 強固な暗号化通信で安全にメールを送信するNTLM認証をサポート
  2. よく使う機能をより便利に

    お客様がよく利用される機能を今まで以上に見やすく、使いやすくなるように改善した。

    • ファクス各種レポートのエラーメッセージ用語を改善
    • ファクスの送信結果メール通知機能の添付ファイル形式にPDFを追加
    • スキャン/ファクスにおけるLDAPサーバー利用時のアドレス検索性を改善
  3. 使いたいときに、使えるサブスクリプションの展開を拡大

    従来買い切りで提供していた一部のアプリケーションを、サブスクリプション契約で提供することで必要な期間だけの契約・利用が可能になった。また、従来はリコーのカスタマーエンジニアがインストールする必要があった一部のアプリケーションについても、お客様自身でインストール可能となった。


 
今後の展開


 リコーは今後、ワークフローのデジタル化により、お客様の新しい働き方に合わせた業務効率化を実現するデバイスを提供していく。RICOH Always Current Technologyのアップデートを継続的に実施し、さまざまな業種業務に対応した最新のクラウドサービスとの連携によるワークフロー改善や最先端のセキュリティ機能への対応など、より快適に安心して利用できる製品・サービスを提供していく考え。


RICOH Always Current Technology Version 2.0対応機種(2021年10月13日現在)
製品名 発売日
RICOH IM 6000/5000/4000/3500/2500 2021年7月13日
RICOH IM C8000/C6500 2020年5月29日
RICOH IM C300*2 2019年12月2日
RICOH IM C6000/C5500/C4500/C3500/C3000/C2500/C2000 2019年1月23日

*1月単位/年単位でのご契約となる。

*2RICOH IM C300は2021年12月に対応予定




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2021-9-30


電池交換・配線不要な環境センシングデバイスの新製品
「RICOH EH 環境センサーD201/D202」を発売

~冷凍環境や高温・高湿度環境のモニタリングをメンテナンスフリーで実現~


リコー

 リコーは、屋内の温度・湿度・照度・気圧といった環境情報を電池交換レス・配線レスで取得できる環境センシングデバイスの新製品として、冷凍環境や高温・高湿度環境でも使用が可能な「RICOH EH 環境センサーD201/D202」を、10月中旬から発売する。取得したデータはBluetooth®やWi-Fi™を利用して収集され、パソコンやスマートデバイスでのリアルタイム監視、データの自動保存、アラート設定が可能。食品加工業や製造業の製造現場、小売業の店頭などで環境情報の測定を行う際の、人手による温湿度の記録や電池交換、配線の手間をなくすことで、環境管理のDXに貢献する。

 同製品は、2020年10月に発売した「RICOH EH 環境センサーD101」の後継製品で、発電量を20%向上させた最新の固体型色素増感太陽電池モジュール「RICOH EH DSSCシリーズ」を搭載している。前身機と比べ、-30°C~60°Cの温度領域での動作が可能になったことに加え、外装カバー変更により「D202」に防水・防塵機能を備えることで、利用可能なシーンが大きく広がった。

 リコーは今後も、「充電のない世界」の実現を目指して環境発電デバイスのさらなる高出力化・高耐久化に向けて技術開発に取り組むとともに、各種センシングデバイスや発光デバイス、スイッチなどの自立型電源として活用用途を拡大していく考え。

 なお、リコーは同製品を2021年10月6日(水)から8日(金)まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第23回 自動認識総合展」に出展する。

 利用環境例
  • 工場や倉庫の温湿度管理
  • 食品加工業や食品製造業の温度管理
  • 冷蔵庫・冷凍庫の温度管理
  • オフィス空間の温湿度・照度管理

 「RICOH EH 環境センサーD201/D202」の特徴

 ① 微かな光で動作
    倉庫や工場の壁際などの明るさで動作可能

 ② 幅広い温度範囲
    -30°Cから 60°Cまでの温度範囲で使用可能

 ③ 超小型サイズ
    W43mm×D41mm×H14mm*1とコンパクトでさまざまな場所に設置可能

 ④ 5つのセンシング
    温度・湿度・照度・気圧・内蔵リチウムイオン電池の電圧値

 ⑤ PC・スマホ連携
    Windows® パソコン用とスマートデバイス(Android&trarde;)用ソフトウェアを用意

 ⑥ ラインナップの強化
    IP44*2に対応した防水防塵モデル*3の追加

*1 RICOH EH 環境センサーD201の場合
*2 IP:IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)規格
*3 RICOH EH 環境センサーD202の場合




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2021-8-24


リコー、高速ガーメントプリンター「RICOH Ri 2000」を発売

~ガーメントプリント市場で求められる高い生産性と使いやすさを両立~



RICOH Ri 2000


 リコーは、Tシャツなどの服飾品生地(ガーメント)に直接印刷するガーメントプリント市場に向けて、白インクを搭載した高速ガーメントプリンター「RICOH Ri 2000」を、2021年9月1日に発売する。

 新製品「RICOH Ri 2000」は、2017年11月に発売したガーメントプリンター「RICOH Ri 100」の上位機として発売するもので、リコーとして白インク搭載による濃色ガーメントへの印刷対応は本製品が国内初となる。RICOH Ri 2000はカラー用とホワイト用の2つのキャリッジ*1を搭載し、ホワイト用のキャリッジで下地となるベースレイヤーを印刷した上に、すぐにカラー用のキャリッジでカラーレイヤーを印刷することで高速印刷を実現している。また、自動ヘッド清掃機能による簡単メンテナンス、テーブルの自動高さ調整による高い操作性、定期自動クリーニングによるダウンタイムの低減など、お客様の使いやすさを重視した機能を搭載している。

 近年、ガーメントプリント市場では、在庫を持たない販売手法としてのアパレルEC市場の拡大や、オリジナルマスク、エコバッグなどのプリント需要を受け、オンデマンド印刷の需要が高まっている。それにともない、多品種小ロット生産や短納期での対応、オリジナルデザインの使用など、さまざまな顧客ニーズへの対応が迫られている。このほど、ガーメントプリント市場で求められる高い生産性と使いやすさを両立したRICOH Ri2000の投入により、市場の拡大を後押しし、衣料印刷業、総合印刷業のお客様のビジネス効率化や業務拡大を支援する。

 リコーは今後も、さまざまな製品、サービスを通して衣・食・住に関わるさまざまなシーンでプリントの可能性を広げ、新しい価値、新しい体験を提供することで、新たなプリント文化の創造に寄与していく方針。


 *1キャリッジ:印刷用のプリントヘッドを搭載し、印刷するために搭載したプリントヘッドを左右の主走査方向に動かす機構






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2021-7-15


KマウントAPS-Cサイズデジタル一眼レフカメラ用大口径標準ズームレンズ

「HD PENTAX-DA16-50mmF2.8ED PLM AW」を新発売


 
リコーイメージング
 
~新世代の(スター)レンズとして完全新規設計~


 リコーイメージングは、ズーム全域で開放F2.8と明るく、高い描写性能を追求した「(スター)」シリーズのAPS-Cサイズデジタル一眼レフカメラ専用大口径標準ズームレンズ「HD PENTAX-DA16-50mmF2.8ED PLM AW」を発売する。

 同製品は、将来的なカメラのさらなる進化を見据えて、より高画質と高速高精度なオートフォーカスを追求した新世代の「(スター)」レンズとして開発。最新の設計技術により光学系を一新し、完全新規設計することで絞り開放から高い解像力と高いコントラストが得られ、従来の「smc PENTAX-DA16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM」(2007年7月発売)と比較して圧倒的にシャープな描写力を実現している。さらに、大口径レンズでは初となるPLM(Pulse Motor)を採用し、高速で静粛性にも優れたAF駆動を可能にしている。また、マニュアルフォーカス使用時の操作性にもこだわりのチューニングを施すなど、ユーザーが各々の使い方で撮影プロセスまで愉しんでもらえる製品に仕上がっている。


製品名
メーカー希望小売価格
発売日
HD PENTAX-DA16-50mmF2.8ED PLM AW
発売日
215,000円(税別)
2021年8月下旬


 
HD PENTAX-DA16-50mmF2.8ED PLM AW の主な特長


 
1.理想の画質を追求した新世代の(スター)レンズ


 今後カメラ本体がさらなる進化を遂げることを想定し、特に解像力の大幅な向上を実現した新世代の「(スター)」レンズとして極限まで諸収差を補正し、中心から周辺までシャープでクリアな高い描写力を実現している。光学系にはEDガラス1枚、EDガラス非球面レンズ2枚、異常低分散ガラス1枚を採用することでズーム全域の色収差を効果的に抑制し、また、可視光域における平均反射率を従来比で約50%以下に抑えた高性能マルチコーティング"HDコーティング注1"と併用することで、逆光など光線状態の厳しい撮影条件下でのゴーストやフレアーの発生を効果的に抑えている。
 絞り開放から極めて高いコントラストと解像性能が得られ、加えてなだらかにぼけていくボケ味の美しさや、立体感のある描写を楽しめる。焦点距離16~50mm(35ミリ判換算で24.5~76.5mm相当)の全域で開放F値2.8の明るさを実現した大口径ズームレンズで、PENTAX K-3 Mark IIIの常用レンズにも最適。


 2.高速AF・最短撮影距離0.3m

 新設計のズーム光学系の採用によりフォーカスレンズ群の小型軽量化を実現し、最新のPLM(Pulse Motor)で駆動することで高速かつ静粛性にも優れた滑らかなオートフォーカスを実現している。また、フォーカス方式の工夫により最短撮影距離0.3m、最大撮影倍率0.24倍を実現、日常のスナップから接写、風景など常用レンズとしてさまざまな撮影に適している。

 3.高精度な制御が可能な電磁絞り機構

 絞り機構には電磁絞り注2を採用している。対応するデジタル一眼レフカメラと組み合わせて使用することで、高精度な露出制御を可能にしている。また、動画撮影時に大きな明るさの変化があっても自然な自動露出で撮影することができる。さらに、「PENTAX K-3 Mark III」「PENTAX KP」「PENTAX K-70」との組み合わせでは、PLM(Pules Motor)の採用と相まって、滑らかなピント追従と露出制御をしつつ、動画にフォーカス駆動音や絞り動作音が入りづらくなっている。変化の激しいステージ照明や木漏れ日の差す森の中など明るさの変化が大きな場所や、スポーツ・動物など動きのある被写体の撮影において、スムーズな動画撮影が可能。


 4.防塵・防滴構造

 レンズ内部に水滴や埃などが入りにくい防塵・防滴構造の"AW(All Weather)"を採用している。防塵・防滴構造のデジタル一眼レフボディと組み合わせることで、雨天や霧の中、水しぶきのかかる場所などでの耐久性、信頼性の向上を実現している。

 5.その他

 ①最短から無限まで快適に操作できる操出量とトルク感を実現したマニュアルフォーカス制御
 ②点光源撮影時の光芒を抑え、広角側で開放からF5.6、望遠側で開放からF8.0まで柔らかなボケが得られる9枚の円形絞りを採用
 ③オートフォーカスモードでシャッターボタンを半押ししたまま切り替え操作なくマニュアルでピント合わせが常時可能な"クイックシフト・フォーカス・システム(Quick-Shift Focus System)"搭載
 ④レンズ前面に、汚れに強いSP(Super Protect)コーティングを採用

注1:「HD」はHigh Definitionの略。

注2
:電磁絞りに対応したKAF4マウント。対応機種は、PENTAX K-3 Mark III、K-3 II、K-3、KP、K-70、K-50、K-S2、K-S1、K-1 Mark II、K-1。最新のファームウェアにアップデートして使用すること。




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2021-7-12


デジタルモノクロ複合機「RICOH IM 6000/5000/4000/3500/2500」を発売

~充実の基本性能と最新のクラウドサービス対応で業務効率化に貢献~



RICOH IM 3500F(オプションを装着したもの)


 リコーは、デジタルモノクロ複合機の新製品として「RICOH IM 6000/5000/4000/3500/2500」の5機種10モデルを2021年7月13日に発売する。

 新製品は、2017年1月発売の「RICOH MP 6055/5055/4055/3555/2555」の後継機種で、複合機やインタラクティブホワイトボード(電子黒板)、カメラなどのエッジデバイスを、クラウドプラットフォーム「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES プラットフォーム」を介してお客様の業種業務に応じた各種クラウドサービスと組み合わせ、オフィスワークの自動化・省力化を推進する「RICOH Intelligent WorkCore」に対応するデジタルモノクロ複合機。

 オフィスの中心となる中・高速クラスのデジタルモノクロ複合機として、高速出力と、多様な後処理オプションにより、高い生産性を実現する。ニューノーマルにおけるテレワークの普及を前提として、紙文書のスキャナ機能を強化し、OCR(光学文字認識)処理速度がさらに向上したほか、PDF など電子データ生成時の生産性が向上した。また、ペーパーレスファクス機能も大幅に強化し、多様な働き方にも柔軟に対応している。

 操作部は、使いやすさを向上させた10.1インチの大型フルカラータッチパネル新「MultiLink-Panel」を採用するほか、各種設定画面やアプリケーションのユーザーインターフェースを改善。より直観的で使いやすい操作性を実現している。また、新たに複合機本体の導入後も基本性能を最新の状態にアップデートできる「RICOH Always Current Technology」に対応している。

 紙・デジタルのドキュメントを扱うさまざまな業種・業務において、オフィスの中心となる複合機として入出力に関わるさまざまな業務の効率化を支援する。


製品名 モデル数 連続複写速度
(A4ヨコ・毎分)
標準価格
(税込)
RICOH IM 6000 2モデル 60枚 213万円~
RICOH IM 5000 2モデル 50枚 155万円~
RICOH IM 4000 2モデル 40枚 126万円~
RICOH IM 3500 2モデル 35枚 103万円~
RICOH IM 2500 2モデル 25枚 90万円~




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2021-6-24


生産工程向け高速印刷ソリューション「RICOH FC-LDA Printer 500」を発売

~大量生産ライン内での印刷業務効率向上と省資源化による環境負荷の低減に貢献~


リコー

 
リコーは、高速生産ラインの速度に追従しながら可変情報印字を可能とするインライン(生産工程)プリンティングソリューション「RICOH FC-LDA Printer 500」を24日発売する。


 

 本ソリューションでは、リコーが開発した高速レーザーマーカーとほぼ無色透明なサーマルメディアを組み合わせ、大量生産ラインで高速搬送されているフィルムやラベル等の包装材に対して、最大毎分300mの速度で個別に異なる情報の印字が可能。必要な情報を必要な時に必要なだけ印刷するオンデマンドプリンティングにより、業務効率の向上に貢献する。

 本ソリューションの実用化第一弾として、フジシールが提供するペットボトル飲料用シュリンクラベルの裏側に、キャンペーン応募用の個別シリアルコードやQRコードを印字するソリューションに採用された。タックシールを用いた従来の方法と比較し、プラスチック使用量を削減することやシュリンクラベルとペットボトルの分別、リサイクルを促進し、環境負荷の低減にも貢献する。
 今後は、フィルムやラベルに加え、箱や袋などのさまざまな包装材料に対しても用途に応じた可変情報印字を実現し、大量生産ライン内での印刷業務効率向上や省資源化による環境負荷の低減に貢献していく考え。 

 「RICOH FC-LDA Printer 500」の主な特徴

 1.世界最高出力の2000Wレーザーマーカー
 
 10万分の1秒ほどの短時間照射で熱反応を起こして、高速にサーマル印字が可能。

 2.192chレーザーアレイを80kHzで独立変調

 チャンネルごとに最高毎秒8万回変調制御するレーザードライバーを独自に開発し、高速・高精細な印字を実現。

 3.ほぼ無色透明なサーマルメディア層

 分散技術や高耐性発色技術を生かしてサーマルインクを開発。これをコーティングすることでラベル、袋、箱などさまざまなものをメディア化し、レーザー印字が可能に。



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2021-6-17


水深20mで連続2時間の水中撮影が可能な防水コンパクトデジタルカメラ
「RICOH WG-7」を新発売

~大光量リングライトも利用可能なWebカメラ機能を新たに備えたハイグレードモデル~



 リコーイメージングは、定評ある高い防水性能に加えて新たにWebカメラとしての利用も可能にし、アウトドアだけでなく日常のビジネスシーンでも様々な活用ができる同社防水コンパクトデジタルカメラのハイグレードモデル「RICOH WG-7」を発売する。

 新製品は、水深20mの防水性能と高さ2.1mからの耐落下衝撃性能、マイナス10℃の耐寒性能など防水コンパクトデジタルカメラ「WG」シリーズ最高のタフネス性能を備えたハイグレードモデル。過酷な環境下でも有効画素数2000万画素の超高精細な静止画と4K解像度の高画質な動画撮影が楽しめ、内蔵GPSユニットにより撮影した画像への位置情報記録や移動時のログ記録も可能。さらに、PCに接続して高画質なWebカメラとして使用できる新機能を備えており、Web会議中の参加ユーザー表示はもちろん、内蔵する大光量可変リングライトと最短1cmの近接撮影機能により、手元のごく小さな部品等も明るく照らしながら拡大撮影し、オンライン上で説明、表示することも簡単におこなえる。

製品名
RICOH WG-7
本体色
ブラック、レッド
価格
オープン価格
発売日
 
2021年7月9日
 
・付属品  充電式バッテリー、USB電源アダプター、ハンドストラップ、
USBケーブル、マクロスタンド
 

 新製品 RICOH WG-7 の主な特長


 
1.水深20mで連続2時間の撮影が可能なタフネス設計


 気密性の高いボディ構造を採用し、同社WGシリーズで最高となる水深20mで連続2時間の水中使用に耐える高い防水性能(JIS保護等級8級、IPX8相当)を実現している。また、過酷なアウトドア環境下での本格使用に耐える2.1mからの耐落下衝撃性能注1やホコリに強い防塵性能(JIS保護等級6級、IP6X準拠)、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造注2なども備えたタフネスモデルに仕上がっている。

 2.高画質画像

 高感度、低ノイズ特性に優れ、画像信号の高速な読み出しが可能な裏面照射型のCMOSイメージセンサーと高性能画像処理エンジンの採用により、最高ISO感度6400の高感度性能と有効約2000万画素の高精細画像を実現している。さらに、より解像感に優れたクリアな高画質画像を実現する、"超解像"技術を応用した画像処理機能や、一度に複数枚の画像を撮影、合成してぶれの少ない画像を作る"手持ち夜景"モードも備えている。

 3.高画質・長時間撮影が可能な4K動画撮影機能

 3840×2160ピクセルで30fps(フレーム/秒)、記録形式にはH.264を採用した、より高画質で長時間の撮影を可能にする4K動画撮影機能を備えている。動画撮影時専用の手ぶれ補正モード"Movie SR"および、ジンバルを使用しているようなぶれ抑制効果を実現した"Movie SR+" 注3を備えており、動きの激しいアウトドアアクティビティにおいても見やすく高画質な撮影が可能。

 4.高画質・高精細な映像配信が可能なWebカメラ注4機能

 UVCモードに切り替えて付属のUSBケーブルをパソコンにつなぐだけの簡単な操作で、Full HD、30fpsの高画質Webカメラとしての利用が可能。最短約1cmまで近づいて撮影できる近接撮影や、内蔵するリングライトを組み合わせることもでき、通常パソコンに内蔵されているカメラでは難しい、多彩な映像表現で、使用頻度が増えているビジネスやプライベートでのオンライン上のコミュニケーション強化に役立つ。

 
5.広角28mmからの光学5倍ズームレンズ


 焦点距離5~25mm(35ミリ判換算で約28~140mm相当)の光学5倍ズームレンズを搭載し、被写体に最短1cmまで近づいての迫力ある近接撮影から、広大な風景まで、様々な撮影シーンを幅広くカバーしている。また、光学ズームと同等の画質を維持したままで画像をさらに拡大し、最大で約40.5倍相当の超高倍率撮影が楽しめる、"インテリジェントズーム"機能、定点観測に便利な"インターバル撮影"機能なども備えている。

 6.近接撮影に便利な6灯の大光量可変リングライト

 レンズの周りに近距離用のLED補助光を6灯配置している。接写撮影、近距離撮影時に、より高速なシャッタースピードで手ぶれや被写体ぶれを抑えて撮影できる。さらに、LEDの光量を防水スタンダードモデルの「RICOH WG-70」と比較して最大10倍にアップするとともに、上下左右の各方向の照明のみをオンにすることで、被写体のわずかな凹凸などを強調した、立体的なライティングを可能にしている。

 7.広視野角の3.0型液晶モニター

 3.0型(3:2)、約104万ドットの大型で高精細な液晶モニターを搭載している。外光の反射を抑えて映り込みを軽減するAR(Anti-Reflection)コートをカバー部に施すことで、日差しの強い屋外でも明るく見やすくなっている。また、使用環境に応じて最も見やすい明るさに簡単に調整できる"アウトドアモニター"機能を採用し、快適な視認性を実現している。

 8.撮影記録に便利なGPS機能

 撮影した画像への位置情報記録や移動中の測位ログデータの記録、自動時刻合わせなどが可能なGPSモジュールを内蔵している。ワンタッチでGPS機能を起動でき、米国のGPSに加えて日本の準天頂衛星「みちびき」、ロシアの衛星測位システム「GLONASS」の受信を可能にしている。さらに衛星航法補強システム「SBAS」信号を利用することで、さまざまな場所、時間で撮影位置をより高精度に記録することができる。また、任意のGPSデータを保持できるGPSロック機能により、建物内での撮影等でも、事前に取得した位置情報を添付して撮影することも可能。

 9.その他


 ①リモコン受光部をボディ前面だけでなく背面にも搭載し、利用用途を拡大
 ②カメラの前後左右の傾きを確認できる電子水準器機能
 ③新機能の"被写界深度合成"など、被写体にあった設定で撮影できる18種類のシーンモード
 ④全12種類の"デジタルフィルター"機能
 ⑤任意の撮影設定を記録してモードダイヤルで簡単にセットできる"ユーザー設定"
 ⑥広角端で約22mm相当(35ミリ判換算)の撮影が可能になるワイドコンバージョンレンズ「DW-5」(発売中)が装着可能
 ⑦縦吊りや2点吊りなど使い方に応じてストラップを装着できる3カ所のストラップ穴
 ⑧「建設CALS/EC(公共事業支援統合情報システム)」における「国土交通省デジタル写真情報管理基準」の指標に準拠した"CALSモード"を搭載し、電子納品に対応可能

 価格:オープン価格
 発売日:2021年7月9日
 対応機種:RICOH WG-7、RICOH WG-6、RICOH THETAシリーズ全機種


注1:MIL-Standard 810F Method 516.5-Shockの測定方法に準じた、同社独自の基準(電源ON時、高さ:2.1m、落下面:厚さ5cm合板)への落下テストをクリアしている。
注2:同社試験条件による。
 
注3: Movie SR、Movie SR+使用時は画角が狭くなる。Movie SR+は、フルHD(1920×1080)以下の記録サイズで使用できる。

注4:動作確認済みの対応アプリケーションは Zoom、Skype®、Microsoft Teams®、Google MeetTM、Cisco WebEX®、Facebook、Messenger、対応OSはWindows®8.1、Windows®10、MacOS 10.15、MacOS 11。
Webカメラ機能に音声機能は対応していない。Webミーティングで使用されるPCの内蔵マイクなどを使用ください。三脚の使用には別売りのエクステンションアダプター TE-2が必要。




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2021-6-3


環境負荷を低減したフルカラー再生複合機
「RICOH MP C4504RC SPF/C3004RC SPF」を発売

充実の基本機能と省資源・省エネ設計で業務効率化とサステナビリティに貢献



RICOH MP C4504RC SPF


 リコーは、デジタルフルカラー再生複合機の新製品として、「RICOH MP C4504RC SPF/C3004RC SPF」を2021年6月8日に発売する。

 新製品は、お客様から使用済みの「RICOH MP C4504」および「RICOH MP C3004」(2016年5月発売)を回収し、環境を基軸とした事業の創出・拡大を目的に設立した「リコー環境事業開発センター」(静岡県御殿場市)で再生処理を行った製品。

 先進の技術により、再使用部品の選別、再生、検査を行なうことで、質量比で平均81%*1のリユース部品の使用を実現した。素材製造、部品製造の工程を省略できることに加え、本製品の組み立て工程で使用するすべての電力を再生可能エネルギー由来の電力で賄うことにより、製造工程におけるCO2の排出量を元機と比較して約62%*2削減。さらに、輸送や使用、廃棄・リサイクルなどを含めたライフサイクル全体の環境負荷も、約19%*2削減と大幅な環境負荷の低減を実現している。

 また、同製品は緩衝材の一部にリコー独自の技術で植物由来のPLA(ポリ乳酸)をしなやか、かつ強い素材にした発泡PLAシート「PLAiR(プレアー)」を初めて採用している。調達から設計生産、販売、回収に至るすべてのステージで環境に配慮することにより、省資源・省エネルギー化を推進し、事業を通じて脱炭素社会、循環型社会の実現に貢献する。

 同製品は、元機であるRICOH MP C4504/C3004同様に、複合機として高い基本性能を備えている。大型フルカラータッチパネルを搭載するなど、はたらく人の使いやすさを追求したユーザーインターフェースに加え、専用のアプリケーションサイトに接続して多彩なアプリケーションをダウンロードできる拡張機能に対応し、生産性と使いやすさを同時に実現する。

*1 本体標準構成(定期交換部品を除く)。
*2 RICOH MP C4504RC SPFの場合。2021年6月現在。リコー調べ。

製品名 RICOH MP C4504RC SPF RICOH MP C3004RC SPF
連続複写速度(A4ヨコ・毎分) カラー/モノクロ:45枚 カラー/モノクロ:30枚
スキャナー/プリンター/ファクス機能 標準
標準価格 オープン価格
発売日 2021年6月8日

 <新製品 RICOH MP C4504RC SPF/C3004RC SPF の主な特徴>

 1.先進のリサイクル技術の導入により、環境負荷を低減
 ・ 先進の技術により、再使用部品の選別、再生、検査を行なう。これにより、質量比で平均81% *1のリユース部品の使用を実現。
 ・ 素材製造、部品製造の工程を省略できるため、製造工程におけるCO₂の排出量は元機と比較して 約62%*2と大幅に削減。
 ・ 製造に加え、使用や回収などを含めたライフサイクル全体の環境負荷も、年換算で約19%*3の低 減を実現している。
 *1 本体標準構成(定期交換部品を除く)。
 *2 RICOH MP C4504RC SPFの場合。2021年6月現在。リコー調べ。
 *3 RICOH MP C4504RC SPFの場合。2021年6月現在。リコー調べ。

 2.植物由来のプラスチック素材「PLAiR(プレアー)」や循環型エコ包装を使用
 ・ 緩衝材の一部にリコー独自の技術で植物由来のPLA(ポリ乳酸)をしなやか、かつ強い素材にした 発泡PLAシート「PLAiR」を初めて採用している。製品の開封後はPLAiRの回収も行い、バイオマ ス資源の循環リサイクル実証実験を開始する。
 ・ 包装材の環境負荷削減のために、リユースが可能な「循環型エコ包装」*4を使用している。
 *4 ラックの販売はしていない。

 3.環境に配慮した設計により、各種基準をクリア
 ・ 高い環境性能を実現し、「エコマーク」や「グリーン購入法」、「国際エネルギースタープログラム」の 基準に適合している。
 ・ RoHS指令(EU有害物質削減指令)にも適合しており、対象物質の使用規制に対応している。

 4.優れた基本性能で高い生産性を発揮
 ・ 元機であるRICOH MP C4504 /C3004同様に、高い基本性能を有する。連続複写速度はカラー/ モノクロともに45枚/分*5、スキャン時の読み取り速度は、フルカラー・モノクロ:80ページ/分とコンパ クトボディながら高生産性を実現。
 ・ プリンター解像度は4,800dpi相当×1,200dpiの高精細な書き込みを実現。画像品質にこだわるお 客様のニーズに応える。
 ・ A3トンボ出力可能な用紙サイズSRA3(320mm×450mm)に対応。仕上がり見本(カンプ)の出力業 務などデザインワークのニーズにも対応している。
 ・ カラー原稿を、2色の連続階調で再現する2色コピー/ 2色プリント機能を搭載。低ランニングコストと 見やすさを両立させている。
 *5 RICOH MP C4504RC SPFの場合。RICOH MP C3004RC SPFは30枚/分。

 5.使いやすさと省エネ・低コストを両立
 ・ リコー独自の「カラーQSU技術(DH定着方式)」と、低融点トナー「カラーPxP-EQトナー」を採用。用 紙サイズに応じて定着部の加熱領域を調整することで、短時間で効率よく定着可能な状態に温め ることが可能。
 ・ スリープモード時の消費電力は0.8W*6。環境負荷を下げると同時に電力コストの削除にも貢献する。
 ・ モーターや、歯車の駆動音を低減するさまざまな静音化技術を搭載し、人が不快に感じる音を排 除した静音設計により、待機時 3.4B(A)*7、稼働時 6.3B(A)*7の静音性を実現。
 *6 RICOH MP C4504RC SPFの場合。RICOH MP C3004RC SPFは0.9W。
 *7 RICOH MP C4504RC SPFの場合。RICOH MP C3004RC SPFは待機時3.4B(A)、稼働時6.4B(A)。 稼働時はカラー出力時。リコー調べ。
 
 6.ユーザーインターフェースの改善で使いやすさを向上
 ・ 10.1インチWSVGA大型フルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」を搭載し、タブレット端末やスマ ートフォンの使いやすさを複合機へ。フリックやピンチイン・ピンチアウト、ドラッグなど、指先ひとつ で直感的に操作可能。
 ・ 従来のコピー/スキャナー/ファクス画面に加え、直感的な操作で機能活用が可能な「やさしくコピ ー/やさしくスキャナー/やさしくファクス」を搭載。大きなアイコン表示で設定も簡単。

 7.選べる豊富なアプリケーションで手軽に機能拡張
 ・ 特定の業務やシーンで使用する機能を、使いやすくシンプルにまとめたアプリケーションを用意 している。複合機の操作パネルからアプリケーションサイトにアクセスし、3ステップの簡単インスト ールで、必要な拡張機能をすぐに使いうことができる。




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2021-5-24


国内商用印刷市場向け四六半裁サイズ対応の枚葉インクジェットプリンター
「RICOH Pro Z75」を発売

~新開発技術で印刷事業者のデジタル化を加速~



RICOH Pro Z75


 リコーは、国内商用印刷市場向けに枚葉タイプ(カットシート)の高速インクジェット・プリンティング・システム「RICOH Pro Z75」を2022年秋に発売する。
 「RICOH Pro Z75」は、リコー初となる印刷事業者向けの枚葉インクジェットプリンター。「RICOH Pro Z75」によって、印刷事業者のデジタル化への移行を加速させ、新たな事業領域の拡大、環境負荷の低減を実現する。

 近年、国内商用印刷市場では印刷物の多品種小ロット化やダイレクトメールに代表されるパーソナライズされたアプリケーションの増加により、デジタル化のニーズが高まっている。しかしながら、多くの印刷事業者でオフセット印刷からのデジタル化が進んでいないことが課題となっている。現在、デジタル機を検討・導入している
事業者
から多く聞かれる要望は、更なる高生産性、薄紙対応、両面印刷対応、低ランニングコスト、四六半裁サイズ対応、そしてスキルレスによる容易な人材確保に関するものだった。「RICOH Pro Z75」は、これらの要望に応え、印刷事業者の課題解決を後押しするもの。

 「RICOH Pro Z75」は新開発の水性顔料インクとリコー独自のプリントヘッドの組み合わせにより、オフセットに迫る画像品質が可能となった。水性顔料インクは同時に環境負荷リスクの低減にも貢献する。また、片面最大4,500枚/時の高速出力と1,200dpi×1,200dpiの高解像度に加え、自動両面印刷機能も搭載しており、シンプルオペレーションによる高い生産性を実現する。対応用紙サイズは最大545×788mmの四六半裁サイズまでサポートし、オフセット印刷機と同等の多面付けが可能となる。マニュアルやパンフレット、書籍など様々な小ロット印刷物のデジタル印刷への移行を加速させ、業務の効率化に貢献する。

 さらに、印刷事業者が対応できるアプリケーションの拡大を実現するために、薄紙で発生するコックリング(ひじわ)を強力に低減させる新開発の乾燥システムを搭載している。これらの新開発技術により、更なる価値を提供することで、印刷事業者とともに成長し、事業拡大のパートナーとしてビジネスをサポートしていく。

 リコーは2008年にプロダクションプリンティング市場に本格参入して以来、商用印刷分野におけるPOD(プリントオンデマンド)印刷などで市場のさまざまなニーズに対応する製品およびサービスを提供してきた。今回の新製品投入により、さらに価値提供できる領域を広げ、新たなお客様の要望に応えていく考え。


製品名
RICOH Pro Z75
解像度
1,200dpi×1,200dpi
最高印刷速度
4,500枚/時(片面時)
最大用紙サイズ
 
585×788mm(四六半裁サイズ)
 
発売日
 
2022年秋 国内発売予定
 




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2021-5-13


発電量、従来比20%向上「RICOH EH DSSCシリーズ」の新製品を提供開始
~冷凍用倉庫などマイナス環境にも対応したIoTデバイス向け自立型電源~



 リコーは、室内照明のような微弱な光においても高い発電性能を発揮する固体型色素増感太陽電池モジュール「RICOH EH DSSCシリーズ」の新製品を2021年5月下旬から提供開始する。新製品は、最大出力を従来製品の約20%向上させたほか、マイナス30°Cまでの低温環境下でも対応可能としている。照明機能の付いた冷凍用の倉庫やショーケース内のセンシングをはじめとする多種多様な環境で使用することができる。IoTデバイスの自立型電源として、製造・物流、スマートオフィス/ホーム、介護・医療(医薬品の保管)など向けに、IoTデバイスを供給する事業者向けに提供していく。

 なお、新製品は、3種類のラインアップやサイズは従来のままで、製品評価用として3種類のモジュールがそれぞれ3個入ったEvaluation Setを有償(オープン価格)にて新たに提供する。

 すべてのモノがインターネットにつながる IoT(Internet of Things)社会で、モノに取り付けられた 各種センサーの情報をインターネット経由で収集しモノの状態や位置などを把握することにより、快適 な生活を可能にしていく。今後、さまざまなモノへのセンサー搭載拡大が予想されるなかで、そ れらのセンサーを常時稼働させる自立型電源として、身のまわりにある光や熱、振動などから発電す るエネルギーハーベスト(環境発電)が注目されている。

 リコーの固体型色素増感太陽電池、リコ ーが複合機の開発で培った有機感光体の技術を応用して開発したもので、従来の液体型色素増感 太陽電池における電解液を有機半導体材料等で構成しており、電解液を用いる電池が抱える液漏 れや腐食といった安全性や耐久性に対する課題を解決している。また、室内光源波長に適した有機 材料の設計および、デバイス構造の最適化を実現することにより、倉庫などの明るさの十分でない場 所でも高効率の発電を可能にしている。

 リコーは今後も、固体型色素増感太陽電池の性能向上に向けた技術開発に取り組むとともに、各種 センシングデバイスや発光デバイス、スイッチなどの自立型電源として活用用途を拡大することで、広 く IoT 社会における電力供給に貢献することを目指す。

 <新製品「RICOH EH DC シリーズ」の主な特徴>

 1. 低照度の室内光でも高い発電力 オフィスの壁際や倉庫、工場など、暗い室内光の下でも高い発電力があります。IoT 端末などで使用 しているコイン型電池などの交換が不要になる。

 2. 低温から高温まで高い発電力 -30℃から 60℃までの広い温度範囲で高い発電力を実現している。一般的な室内環境だけでな く、冷蔵、冷凍環境でも使用できる。

 3. 電解液不使用による安全性 本製品、固体材料のみで構成しており、経年劣化による液漏れの心配もなく、安全で高耐久を実 現している。





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2021-5-10

エリクサジェン・サイエンティフィックがリコーと共同開発した
ヒト神経薬効・毒性評価プレート「Quick-Neuron™ Plate - MEA 48」を発売
~新薬開発のコスト低減と開発期間短縮に貢献~


 リコーが出資するエリクサジェン・サイエンティフィック(米国メリーランド州ボルチモア)は、リコーと共同開発した神経疾患の薬剤評価に使えるヒト神経薬効・毒性評価プレート「Quick-Neuron™ Plate - MEA 48」を、製薬企業や研究機関向けに
10
から日本国内で発売する。

 このヒト神経薬効・毒性評価プレートは、多点電極の内蔵されたプレート上に、エリクサジェン・サイエンティフィックの分化誘導技術「Quick-Tissue™ 技術」により作製したiPS細胞由来のヒト神経細胞を播種*1・成熟し、リコーがバイオ3Dプリンターで培った細胞接着コーティング技術で電極への接着性を向上させたもの。これにより、ユーザーは細胞の培養などを行うことなく、同製品を受取後すぐに薬剤応答評価に使用することができる。新薬開発における候補薬の効果や毒性の確認を素早く行うことができるため、開発期間の短縮とコスト低減に貢献する。


商品イメージ:(左)ヒト神経薬効・毒性評価プレート「Quick-Neuron™ Plate - MEA 48」(右上)電極拡大図と播種された神経細胞(右下)神経細胞の活動を検出した電気信号

製品名
Quick-Neuron™ Plate - MEA 48
説明
ヒトiPS細胞由来神経細胞とヒトアストロサイト*2をMEAプレート上で共培養済みの「ヒト神経薬効・毒性評価プレート」
型番
EXPA-MEA-M48
主な仕様
 
・細胞:ヒトiPS細胞由来 興奮性神経細胞*3、ヒトアストロサイト
・MEAプレート:Axion BioSystems社 CytoView MEA48
・所定期間培養による神経成熟化済み
・80%以上のウェルで5Hz以上の神経発火*4
希望販売価格(税込)
 
660,000円/プレート
 

 新薬開発における大きな問題は開発コストの増大。特にヒトを対象とする臨床試験フェーズになった段階で開発中の薬剤の毒性が明らかになると、それまでの開発コストが無駄になってしまう。臨床試験前のフェーズで毒性評価の確度を向上することは、開発期間の短縮やコスト低減につながるため、非常に重要な課題。一般的な毒性評価には動物実験が行われているが、ヒトと動物の種による違いのため、正しい結果を得られるとは限らない。このため、ヒトの細胞をプレートのウェル(くぼみ)に播種し、そこに候補薬を加えて薬剤の効果や毒性を確認する薬剤評価用の細胞プレートが活用されている。中でも神経疾患の候補薬は、臨床試験で明らかになった毒性を理由に開発が中止されることが多いため、ヒトiPS細胞由来の神経細胞を用いた神経毒性評価系の開発が精力的に行われている。その代表的な手法が神経細胞を電極上に播種したヒト神経薬効・毒性評価プレートを用い、その電気活動変化から薬剤に対する応答性を評価する方法。

 ヒト神経薬効・毒性評価プレートとは、MEA(Multi-Electrode Array:多点電極アレイ)プレートと呼ばれる各ウェルの底に微小電極を埋め込んだプレート上に、検査対象となる神経細胞を播種したもので、神経細胞の活動を電気信号として測定・記録可能。このプレートをユーザー自身が作製する場合、細胞の培養ノウハウが必要、培養に失敗する場合もある、培養期間が長期に渡る、細胞の凝集や剥がれなどの問題が発生するなど、大きな手間、コスト、リスクが生じてしまう。培養が不要ですぐに使えるヒト神経薬効・毒性評価プレートが求められているが、品質の不安定さ、輸送する際に細胞が電極から剥がれてしまうなどの課題があった。

 新製品「Quick-Neuron™ Plate - MEA 48」は、細胞接着性を大幅に向上した輸送可能なヒト神経薬効・毒性評価プレート。各条件の最適化により品質も安定し、国内輸送を想定した輸送試験後においても正常な細胞特性を示す結果を得ているため、受取後すぐに使える状態で輸送できるようになる。新製品は新薬開発のコスト/リスク低減に貢献することが期待される。

 現在は同一の興奮性神経細胞を用いているが、今後はリコーのバイオプリンティング技術を用いて神経ネットワークを再現するなど、ニーズに応じたヒト神経薬効・毒性評価プレートの開発を進めていく考え。


*1播種
細胞を播くこと
*2ヒトアストロサイト
神経細胞に栄養を与えたり、過剰なイオンや神経伝達物質を速やかに除去したりすることにより、神経細胞の生存と働きを助ける細胞
*3ヒトiPS細胞由来興奮性神経細胞
エリクサジェン・サイエンティフィックが提供する他の神経細胞を刺激し興奮させる働きを持つ細胞Quick-Neuron™ Excitatory
*4神経発火
情報伝達の際に神経細胞に活動電位が生じること





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