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2018-10-24


 
キヤノンマーケティングジャパングループが商業印刷事業を強化
業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインを市場投入


ColorStream 6700 Chroma


 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズは、業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインの市場投入を開始し、商業印刷事業を強化する。製品マニュアルや書籍などの印刷生産システムとして製造業や印刷業のお客さま向けに2018年11月上旬より発売する。


品名
ColorStream 6700 Chroma
価格
個別見積もり※
発売日
2018年11月上旬
 
システム構成などにより価格は変動します。2~4億円(税別)程度を想定。


 キヤノンMJグループはプロダクションプリンティング事業分野において、2017年4月にキヤノンが開設した商業印刷機の体験施設「Customer Experience Center Tokyo」を活用して事業の強化を進めるとともに、2018年には屋外広告や壁紙、床装飾など産業印刷向けの商品を市場投入するなど事業基盤を整備してきた。このほど、業務用高速デジタル印刷機を上流システムや後加工機と連携することで、多品種メガロットの受注に対応可能な印刷生産システムを展開していく。

 具体的には、オセのフルカラー連帳インクジェットプリンターの新製品「ColorStream 6700 Chroma」とキヤノンのフルカラープロダクションプリンター「imagePRESS C10000VP」の印刷システムに、グーフの生産管理ソフトウエア「PC OneFlow」とホリゾンの製本システム「Smart Binding System」を連携させた印刷生産システム。印刷前後の各工程を自動化し、製品マニュアルや書籍、カタログ、パンフレットなどの印刷物を効率的に生産することが可能。

 “ColorStream 6700 Chroma”は、世界で約800台の導入実績がある「ColorStream 3000 Z」シリーズの基本性能を継承しながら、ノズルの目詰まりを抑止するプリントヘッド機構と水性顔料インク“クロメラインク”を新たに搭載したフルカラー連帳インクジェットプリンター。安定した稼働と、色域の拡大、製品マニュアルに使用されることの多い薄紙用紙への印刷品質の向上を実現している。最大毎分100メートルの印字速度(オプションでモノクロ印刷時150メートルに対応)、1色〜6色に対応する拡張性、機器設置時のレイアウトの柔軟性の高さが特長。

 同生産システムは、キヤノンメディカルシステムズに先行導入され、2019年初頭より医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして稼働を開始する。数万点におよぶマニュアルデータを自動で工務設計し、制作、印刷から製本まで一貫して生産効率を向上できるほか、必要時に必要な部数のみを作成することで在庫の適正化を図ることが可能になる。
 医療機器製品マニュアルは、法改正など、製品マニュアルの内容を即時に修正する必要があるほか、印刷のカスレや落丁など品質に伴うトラブルはリコール対象になる場合があり、品質とトレーサビリティーを担保した生産システムの構築が求められている。このような医療機器製品マニュアルの課題に対し、同生産システムは、プリフライトや面付けなどの印刷前処理から下版データの管理、印刷、印刷検査ログの取得、製本、断裁を含む全工程の自動化を図り、リードタイムの削減と不良品の排除を実現している。また、製品マニュアルを個別に管理できるため、リコールなどの問題が生じた際に製品マニュアルの印刷時期や出荷状況を追跡し、どこで不良が生じたかを確認できるなどトレーサビリティーにも優れている。

 キヤノンMJグループは、カラー連帳インクジェットプリンターを活用した同様のデジタル印刷生産システムを製造業や印刷業向けに販売し、年間で10件の導入を目指す。



 商品紹介ページ




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2018-10-23

コニカミノルタ
より鮮やかで印象的な印刷物を提供できる広色域トナー採用の
デジタル印刷システム「AccurioPress C83hc」を発売
~人肌の滑らかさ・明るいブルー・パステルグリーン・鮮やかなピンクで高い色再現~
 

 コニカミノルタは、モニター画面に近い鮮やかな色合いを表現できるハイクロマトナー(高彩度トナー)採用のデジタル印刷システム「AccurioPress (アキュリオ プレス) C83hc」を2018年11月1日に発売する。

 「AccurioPress C83hc」は、明るいブルー・パステルグリーン・鮮やかなピンクの高い色再現に定評のあった「bizhub PRESS (ビズハブ プレス) C71hc」に、人肌再現の滑らかさをあらためて価値提案する後継機種で、特に高い生産性と出力調整の自動化、さらには用紙対応力の強化を図っている。


 ●「AccurioPress C83hc」の主な特長

 1.ビビッドな色再現、滑らかな人肌再現により顧客のビジネス拡大に貢献

 明るい空、ネオン、シルクのドレスの光など、通常のデジタル印刷ではビビッドな色再現が困難なモチーフも、ハイクロマトナーによってモニター画面に近い鮮やかな色合いの表現が可能。また、企業のロゴマークなどの特色表現も、広い色域をカバーするハイクロマトナーなら、クライアントの期待に応える美しい仕上りの印刷物提供に寄与する。
さらに、滑らかな人肌再現により、フォトブックや写真入りカタログなどでも、より高品質な印刷物の提供が可能となる。
 「AccurioPress C83hc」が提供するビビッドな印刷は、色にこだわりたいフォトブックや、インパクトのあるPOPやポスター、鮮やかなイラスト、明るい印象が好まれる子供向け教材など、様々な印刷物のより広い場面での提案を可能にし、小ロット、短納期、オンデマンドというデジタル印刷の良さを活かしたお客様のビジネス拡大に貢献する。

 2.出力速度アップと出力調整の自動化により生産性を向上

 「AccurioPress C83hc」は、従来機種の定評ある高画質はそのままで、出力速度がA4サイズで毎分81ページ(14%増)、A3サイズで毎分45ページ(18%増)へとアップ。さらに、厚紙対応力も向上させ、紙厚216g/m2まで速度を落とすことなく印刷が可能なため、名刺等の厚紙用途における生産性の向上に寄与する。
 また、「インテリジェントクオリティーオプティマイザー」をオプション接続することで、濃度管理、色調管理、表裏見当調整を自動化し、印刷中もリアルタイムでそれらを監視し、生産性を落とすことなく補正も行う。これにより、煩雑な出力調整作業が不要になり、印刷中も色変動や見当ずれをオペレーターが度々チェックしなくても、高品質な印刷物を安定して供給することができ、色再現の精度も向上させる。また、印刷ロスが抑えられるため、コスト改善や環境負荷低減、クライアントからの信頼度向上にも寄与する。

 3.長尺印刷の強化により顧客の印刷サービス拡大をサポート

 「AccurioPress C83hc」は、長尺印刷において、従来機よりも100mm長い1,300mmにも対応し、A4・レターサイズの6面付け印刷を実現。また、長さ762mmまでの紙ならば自動両面印刷が可能で、最大1,000枚の大容量給紙ユニットも利用もできるため、同機の特長である色再現を最大限に生かしたA4三つ折りカタログや、メニュー、ブックカバー(表紙)などの印刷をより効率的に行える。

 本体標準価格  805万円(税別)
 *各種ユニット、オプション、設置料金は、別料金。


■ハイクロマトナー(高彩度トナー)について
 

私たちが見慣れたスマートフォン、パソコンなどのモニター画面は、通常のトナーより広い色域をカバーしているため、通常のトナーを使ったデジタル印刷では、特に、ピンクや紫、明るい緑の色域が狭く、印刷すると色がくすんだり濁ったりしてしまう。この問題を解決するために、コニカミノルタは、彩度と明度をさらに高めたハイクロマトナーを開発し、モニター画面に近い色再現領域を実現させた。 トナーには様々な素材が含まれているが、その中で色に関係するのが色材。ハイクロマトナーには、独自のカラー色材技術を応用した、銅キレート型のマゼンタ色材とフタロシアニン型のシアン色材が使われている。特にマゼンタ色材は、カラー写真に実用していたピラゾロトリアゾールという分子骨格をベースに、色素のキレート化技術を用いた大変ユニークな色材で、他の追随を許さない高い色再現性を実現している。




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