新製品 OA&macines デジタル印刷機 2014年

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2014−6−4

コニカミノルタ
両面出力の高い生産性による印刷業務のTCO削減に貢献
デジタル印刷システム「bizhub PRESS 2250P」新発売
〜 オフセット印刷とのハイブリッドワークフローを構築 〜


 コニカミノルタは、「bizhub(ビズハブ)PRESS」シリーズのモノクロ新製品として、デジタル印刷システム「bizhub PRESS 2250P」を2014年7月2日より販売を開始する。


商品名 プリント速度
(A4ヨコ)
本体標準価格
(税別)
搬入設置料金
(税別)
発売日
bizhub PRESS 2250P モノクロ
毎分:250面
20,860,000円 150,000円 2014年7月2日


 「bizhub PRESS 2250P」は、毎分250面*、毎時約15,000面*1の両面出力を実現する、高生産性、高画質、高い用紙対応力を兼ね備えたヘビープロダクションプリント(HPP)領域向けのデジタル印刷システム。

 コニカミノルタは、国内外において1999年からプロダクションプリント(PP)分野に参入し、お客様のニーズに一つひとつ対応しながら、デジタル印刷市場を創出してきた。今後もデジタル印刷市場は、日米欧の主要地域での堅調な伸びに加えて、新興国でも拡大が続くと予測されている。

 コニカミノルタは今後、PP分野において特に出力枚数が多く、高い出力品質水準が要求されるHPP領域に向けて、積極的に事業展開していく。HPP領域では、より多くの出力枚数を獲得するために、印刷業のお客様だけではなく実際に印刷物を発注するお客様へ、TCO削減や、目的に合った印刷物の制作を始めとする広範囲なコンサルティングサービス*2の提供が重要な要素となる。

 一方コンサルティングを通じた様々な印刷物制作の短納期化のために、HPP領域での印刷業のお客様に提案する出力機器、特にモノクロデジタル出力システムには、両面出力の生産性、印字・表裏見当といった出力精度、連続稼働のための高い堅牢性・耐久性が求められる。

 今回発売する「bizhub PRESS 2250P」は、特にこのHPP領域での使用を前提に、単位時間あたりの両面出力の生産性を重視して開発された製品。表裏画像調整と表裏見当を高精度に実現する先進的な技術を盛り込み、40g/m2の薄紙から350g/m2の厚紙まで幅広い種類の用紙へ、「bizhub PRESS 2250P」の持つ出力最高速度を落とさずに高品質に両面出力する。本体には高剛性フレームと箱形2重構造のシャーシを採用し、連続稼働を支えている。またオフセット印刷とのシームレスなワークフローを実現するために、商業印刷市場でグローバルに展開している業界標準のワークフローとの相互連携が可能。

 さらに重合法トナー「デジタルトナーHD」の採用に加え、新開発の再生PC/PETやバイオプラスチックなどの環境対応樹脂の本体部材への使用など、消費電力の低減を含め高い環境親和性を備えている。


*1:
250面、15,000面 ・・・ 用紙1枚に表裏両面で2ページ分=2面を印字(通紙は毎分125枚、毎時約7,500枚)
*2:
コニカミノルタではこれを「Marketing Print Management(マーケティング・プリント・マネジメント)サービス」と名付け、今後全世界で展開していく


主な特長

@ 高い生産性と稼働率を実現

「bizhub PRESS 2250P」は毎分250面(A4ヨコ)の両面印刷速度により、単位時間当たりの生産性を高め、短納期大量オーダーへの対応力を向上させている。また本体が出力稼働中でもトナー交換や用紙補給が行えるため、ダウンタイムを軽減することができ、出力工程全体の作業効率を高められる。
オプションの給紙ユニット(PF-703)と大容量スタッカー(LS-505)をそれぞれ3連で組合せれば、稼働途中の給排紙作業をせずに最大15,000枚*の連続出力が可能。
本体には高剛性フレームと箱形2重構造のシャーシを採用。出力品質に影響を与える稼働時の振動やねじれを防止し、長時間連続稼働にも応える耐久性を実現している。また消耗品をロングライフ化することで、交換頻度を低減し、TCO削減に寄与する。

*
最大15,000枚:用紙坪量80 g/m2使用時

A 画像や表裏検討など安定した高品質出力

重合法トナー『デジタルトナーHD』と先進の書き込み方式による解像度1200dpi、さらに転写性能の向上により、原稿データで多用されている細線や小文字、グラフィカルな白抜き文字や黒ベタ、グラデーションやハーフトーンなどを安定して出力再現する。また大量出力時における濃度変動要素の影響や原稿状態の違いなどによる濃度変化を抑制する転写紙濃度センサーを採用し、高いレベルの画像安定性を実現している。

B 幅広い用紙対応力

平滑度の高い塗工紙や追い刷り紙、さらにエンボス紙にも対応。本体の用紙給送経路を改善し、40g/m2の薄紙から350g/m2の厚紙まで安定して両面印刷を行えることから、データや用途に合わせて様々な紙種を選択することができる。
さらに、プリント出力物の中に白紙が混入するのを未然に防ぐ重送検知機構を採用。重送を検知した時は出力動作を自動的に停止して、出力済の印刷物への白紙の混入を防止し、検品などを伴う出力ロスを最小限にとどめる。

C 多彩な拡張性とオフセット印刷とのワークフロー連携

多彩な後処理を実現するオプションにより、受注内容や出力規模に応じた出力システムを自由に構成でき、お客様の要望に応じた様々な成果物をインラインで出力することができる。また最新のグローバルスタンダード機として、安心して印刷業務を遂行できるよう印刷業界の標準規格であるJDF規格に対応しており、既存のお客様のワークフローに「bizhub PRESS 2250P」を加えて、オフセット印刷とデジタル印刷のシームレスなハイブリッドワークフローを構築できる。

D 高い環境親和性

「bizhub PRESS 2250P」は、『デジタルトナーHD』の採用をはじめ随所に環境配慮技術を取り入れ、製品ライフサイクル全体で環境負荷を低減している。コニカミノルタ独自の最先端のケミカルプロセッシング技術を用いて開発された、「再生PC」と「再生PET」の複合リサイクル素材である「再生PC/PET」を本体内のダクト部品として採用。また植物由来のバイオプラスチックやリサイクルPETを本体内のカバー部品として採用するなど、環境対応樹脂を本体の様々な箇所の部材としてバランス良く使用している。





2014−6−4

コニカミノルタ
ヘビープロダクションプリント領域へ本格展開
デジタル印刷システム「bizhub PRESS C1100 / C1085」新発売


 コニカミノルタは、商業印刷市場にむけたデジタル印刷システムのカラー最上位機種「bizhub PRESS(ビズハブ プレス) C1100」と「bizhub PRESS C1085」 (以下2機種合わせて「bizhub PRESS C1100シリーズ」)を2014年7月より発売する。


商品名 プリント速度
(A4ヨコ)
本体標準価格
(税別)
搬入設置料金
(税別)
発売日
bizhub PRESS C1100 カラー/モノクロ
毎分100枚
18,500,000円 85,000円 2014年7月
bizhub PRESS C1085 カラー/モノクロ
毎分85枚
15,800,000円 85,000円 2014年7月


 コニカミノルタは「bizhub PRESS C1100シリーズ」の投入により、情報機器事業のプロダクションプリント(PP)分野の中でも出力枚数が多く、特に多彩な用紙への対応力と高い生産性が求められるヘビープロダクションプリント(HPP)領域へ、コニカミノルタ独自のサービス展開と合わせて業容を広げていく。

 コニカミノルタはPP分野に参入した1999年以降、ライトPP領域におけるトップランナーとして全世界で事業展開してきた。2010年にはミドルPP領域へも展開を広げ、お客様のビジネス拡大に貢献しながら、実績を着実に積み上げてきた。その間、特にカラー機に注力し、多くの印刷生産現場から出力画質や用紙対応に関する要望事項を頂き、商業印刷市場でデジタル印刷に真に求められる仕様と、必要となるサービスや新たなビジネスモデルを徹底的に追求してきた。

 今後HPP領域に向けた取り組みとして、より多くの出力枚数を獲得するために、商業印刷業者だけではなく印刷発注者である一般企業のお客様に向けて、TCO削減や、販促活動など活用目的に合った付加価値の高い印刷物の制作提案など、広範囲なコンサルティングサービス*1の提供がポイントになる。

 一方コンサルティングサービスを通じて様々な印刷物を制作する際、高い出力品位と短納期化を両立させるために、HPP領域の印刷業のお客様に提案するカラーの出力システムには、オフセット印刷機と同水準の高画質出力と安定した生産性、用紙対応力が求められている。特に原稿のデザイン性と出力用紙の組合せで効果的な印刷物となる、店頭POPなどの販促用資料印刷やパッケージ印刷などでは必須要件。

 「bizhub PRESS C1100シリーズ」は、HPP領域向けのカラーデジタル印刷システムとしてオフセット印刷と併用できる高品質出力を実現している。出力再現できる色域を大幅に拡大した『デジタルトナーHDE』を採用し、また新開発の定着機構で55g/m2の薄紙から350g/m2の厚紙、さらに光沢紙やマットコート紙など様々な用紙への対応力を向上させながら、毎時5000面以上*2の高い生産性を達成している。

 コニカミノルタではカラーの主力機種「bizhub PRESS C1070」から、PP分野向けの製品の開発コンセプトとして『Harmonics(ハーモニクス)』を設定している。"お客様が抱える課題を解決するとともに、市場から汲み取った出力ニーズに、幅広く、かつ高水準に対応する"製品づくりを目的としており、今回発売する「bizhub PRESS C1100シリーズ」も、このコンセプトに基づいて開発している。
 カラーデジタル印刷システムのフラッグシップ機として高い基本性能を持つ「bizhub PRESS C1100シリーズ」は、印刷生産現場でのデジタル印刷とオフセット印刷のハイブリッド出力を前提としたワークフローを確立することができ、印刷業務における効率化と利便性、機動性を向上させ、印刷に携わるお客様の業容拡大に貢献する。

*1:
コニカミノルタではこれを「Marketing Print Management(マーケティング・プリント・マネジメント)」と名付け、今後全世界で展開していく
*2:
毎時5000面以上:bizhub PRESS C1100仕様 


主な特長

@ 生産性を高め出力作業を効率化

従来の最上位機種「bizhub PRESS C8000」の定着機構に比べて熱伝達の良好な、ベルト定着方式を採用した新定着ユニットを搭載し、クラス最高水準*の印刷速度となる毎分100枚(A4ヨコ)を実現している。また55g/m2から350g/m2の厚紙まで幅広い種類の用紙に対して、「bizhub PRESS C1100」シリーズの持つ最高出力速度を維持した高い生産性での両面印刷を実現している。
オプションの大容量給紙ユニットを3連で接続することで、最大9トレイ、13,890枚(坪量80g/m2)の大容量給紙を実現し、用紙の補充作業の低減による作業の効率化と、連続印刷時の高い生産性を達成している。

*
クラス最高水準:A3ワイドカット紙使用 AC200V仕様の製品として

A 多彩な紙種・紙厚に最高速で印刷可能

採用した『デジタルトナーHDE』が、マットコート紙や紙表面の平滑性の高い光沢紙などに対しても優れた定着性を発揮し、出力できる紙種の拡大に大きく寄与している。
紙送り用ローラーと出力用紙との圧着面積を拡大することで給紙能力を高めた新開発サクションフィーダーが、厚紙やコート紙でも安定した用紙供給を実現。紙種を限定することなく、「bizhub PRESS C1100シリーズ」の持つ最高速で出力できる。またエアブロー定着分離機構により、薄紙給送の信頼性を向上させるとともに、薄紙の搬送シワの発生を抑制している。
さらに本体内の用紙搬送経路の摩擦を抑えてスムーズな通紙を実現しており、厚手グロスコート紙などの傷がつきやすい印刷用紙も、安心して使用することができる。

B 高い画像品質で安定して出力

『デジタルトナーHDE』によりハーフトーンやスキントーンの品質が向上し、よりオフセットライクで自然な色合いを再現している。また店頭装飾用などの出力で重要な要素となる、耐退色性も向上している。
進化した画像処理テクノロジー『S.E.A.D. IV』 を搭載しており、高品位な画像・細かな文字・繊細なラインなどのディテールを細やかに再現し、高い出力画像品質を実現している。
さらに濃度センサーと新アルゴリズムを組み合わせたカラーフィードバックシステムにより、出力用紙の特性に合わせた濃度補正を実施し、連続印刷でも正確な色再現と高い色安定性を達成している。
コニカミノルタ製品で濃度計の世界標準ともなっている高精度な分光濃度計「FD‐5BT2」を用いて、ICCプロファイルの作成やキャリブレーションを手軽に実行することが可能。

C 生産機として必須要件である環境負荷低減に寄与

省エネ性能を追求した『デジタルトナーHDE』は、消費電力削減にも大きく貢献している。その低温定着性能により、熱による出力用紙へのダメージを低減するとともに、出力品質と環境親和性を両立している。さらにリサイクルPC 材を使用した再生PC/ABS樹脂材料やバイオプラスチックなどの環境対応樹脂を、本体に使用している樹脂部品の全重量比で約30%使用している。





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