キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」の新製品として、12色インクモデル“PRO-4000 / PRO-2000”、8色インクモデル“PRO-6000S / PRO-4000S”の計4機種を、2016年6月下旬より発売する。
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おもな特長
新製品はいずれもインクジェット印刷のコア技術を刷新し、新開発顔料インク「LUCIA(ルシア) PRO」、新開発プリントヘッド、新画像処理エンジン「L-COA(エルコア) PRO」、新開発の高剛性フレームを採用することにより、写真やプルーフ(色校正)、ポスターなどの高画質プリントを実現。さらに、本体サイズの幅を従来機種から約30cm※1削減したことで、限られたスペースでの設置を可能としている。また、併せて発売するロール紙“耐水ポスター合成紙(マット)”を使用することで、色鮮やかで耐候性に優れた屋外掲示用ポスターを作成することが可能。
新製品の4機種とA2対応の「PRO-1000」(2016年2月発売)を合わせて、60インチ(紙幅1,524mm)からA2まで、多様な用紙サイズに対応するラインアップをそろえた「imagePROGRAF PRO」シリーズを構築することで、グラフィックアート市場の幅広いニーズに応える。
刷新したコア技術による高画質(PRO-4000 / PRO-2000)
12色モデルの“PRO-4000(B0ノビ対応) / PRO-2000(A1ノビ対応)”は、新開発顔料インク「LUCIA PRO」を搭載し、優れた発色性を実現するとともに、光沢紙・半光沢紙への印刷時は透明インク「クロマオプティマイザー」を使用することで、黒や暗部の表現力が向上し、高画質プリントを実現。また、プロフェッショナルのニーズを満たす高画質を追求し、キヤノンのイメージング技術の粋を集めた製品群を象徴する「レッドライン」を本体に施したデザインを採用している。
高画質と高生産性の両立を実現(PRO-6000S / PRO-4000S)
8色モデルの“PRO-6000S(60インチ対応) / PRO-4000S(B0ノビ対応)”は、プリントヘッドに基本4色を左右対称に配置することで、双方向印刷時に色の重なる順番から生じる色ムラを低減するとともに、印刷スピードを従来機種から約11%※2高速化している。
※1
“PRO-4000 /
PRO-4000S”と従来機種「iPF8400」(2012年10月発売)/「iPF8400S」(2014年2月発売)、および“PRO-6000S”と従来機種「iPF9400S」(2012年8月発売)の横幅を比較した場合。“PRO-2000”と従来機種「iPF6400
/ iPF6450」(2012年9月発売)の横幅を比較した場合は、約11.7cm削減。 ※2 新製品“PRO-6000S / PRO-4000S”の「きれい」モードと従来機種「iPF9400S」(2012年8月発売)/「iPF8400S」(2014年2月発売)の「きれい」モードをA0厚口コート紙で比較した場合。 |
大判インクジェットプリンターの市場動向
高画質写真、プルーフ(色校正)や商業ポスターなど、高画質かつ即時性に優れた大判インクジェットプリンター出力への需要は拡大しつつある。大判インクジェットプリンター市場はこれまで堅調な拡大を続けている。2015年の販売台数※は世界で約22万2千台、国内で2万9千台。2016年の販売台数は世界で約22万3千台、国内で約2万9千台が見込まれている。
※ A2以上の用紙サイズに対応する大判インクジェットプリンターにおいて。A2廉価モデルを除く。
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