2021-12-24 |
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同 同
月額 : 18,500円(税別)~ |
2021-12-22 |
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背景 近年、ウェブカメラや携帯端末などを用いて、現場を遠隔から管理する取組みが活発になってきている。同工事でも、2021年5月からVWPを用いた現場の遠隔管理を実施しているが、従来のウェブカメラは画角が限定的で、遠隔からの参加者は現場全体の状況を十分に把握することが困難だった。 システムの特長 360°カメラを用いることで、これまでの限定的な画角では確認しきれない可能性のあった箇所も見落とすことなく、遠隔からの参加者それぞれが、あたかも現場にいるかのように周囲の状況を確認できるようになる。また、参加者同士は360°のライブ映像内で自由にコミュニケーションを取ることができるため、これまでより迅速な合意形成が可能となった。 さらに、より多くの関係者が手軽に遠隔参加できるよう、PCやiPad等の端末からも、VRゴーグルを装着した参加者と同じ360°ライブ映像を見ることができるようにした。 活用事例 360°ライブ映像配信ブースの常設 鹿島本社(東京都港区)の一角に同システムの設備一式を常設し、大河津分水路工事の360°ライブ映像配信ブースを設けた。これにより、いつでも東京から新潟県の現場に入り込み、現場の状況がリアルタイムで確認できるようになった。今後、360°カメラの設置現場を増やすことで、本社から様々な現場の遠隔パトロールなどが実施可能になる。 遠隔検査への活用 同システムを用いた、工場の遠隔検査も実施している。同工事で使用する鋼殻ケーソンは北九州の工場で製造されており、これまでは鋼殻ケーソンの外観検査のため、工事関係者全員が現地に赴く必要があった。今回は、360°カメラとウェブカメラを持った社員1名が現地を訪れ、工場検査の様子を同システムでライブ配信し、その他の関係者は遠隔から検査に参加した。遠隔検査は特段の支障なく完了し、これにより、移動時間の短縮、関係者のスケジュール調整手間の削減など、大幅な生産性の向上を実現した。 今後の展開 遠隔パトロールや遠隔立会等、建設現場へのさらなる展開を推進するため、必要な実施手順を整備するとともに、屋外での長期使用に耐えうる設備の耐久性やシステムの操作性を改善していく。 鹿島とリコーは、仮想空間において様々なサービスが展開されるメタバースの時代を見据え、現実空間と仮想空間が融合したバーチャルコミュニケーションによる遠隔臨場の高度化をさらに追求することで、移動時間の最小化と意思決定の高速化による生産性の高い建設現場モデルを構築していく考え。 |
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2021-12-22 |
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また、ロボットアームが届かない場所も確認できるようになるため、例えば部品残数の確認や生産ライン全体の稼働状況の把握など、マシンテンディングの活用の幅を広げることもできる。 ②協調ロボットの作業と並行した画像処理 |